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えん麦の品種

えん麦の品種:日本で栽培されている えん麦の品種は現在11品種あるようです(2010年11月現在)。
食物繊維が豊富な健康食品、えん麦の品種・効能・栄養などについてまとめてあります。

えん麦の品種 目次:

えん麦とは
えん麦の品種
えん麦の栄養
えん麦のカロリー
えん麦の効能
・えん麦の循環器系への効能
・えん麦の消化器系への効能
・えん麦の神経系への効能
・えん麦の内分泌系への効能
・えん麦の泌尿器系への効能
・えん麦の胆のうへの効能
・えん麦の皮膚への効能
・えん麦の呼吸器系への効能
・えん麦の感染症への効能
・えん麦の癌(がん)への効能
・えん麦のその他の効能
えん麦の臨床試験での効能
えん麦の効能の科学的有効性
えん麦の摂取量
えん麦の摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
えん麦の相互作用
えん麦の用途
えん麦とは・えん麦の栄養・効能 参考文献
雪印乳業クェーカー(クエーカー)ほか、えん麦シリアル・グラノーラ(オートミール)・えん麦 健康食品&えん麦とは・えん麦の品種・栄養・効能・栽培方法(育て方)・えん麦料理レシピ解説本☆通販

えん麦とは:

えん麦とはイネ科カラスムギ属の植物でオーツ麦・オート麦・マカラス麦・カラス麦とも呼ばれます。
えん麦は食物繊維などの栄養を豊富に含むためシリアルの材料に欠かせないほか、コレステロール値を下げるなどの様々な効能が期待されている健康食品です。

えん麦の品種:

日本で栽培されている えん麦には次のような品種があります(2010年11月現在)。
シロミ(えん麦農林1号)
ホナミ(春播き えん麦農林2号)
オホーツク(春播き えん麦農林3号)
モイワ(えん麦農林4号)
アキユタカ(えん麦農林5号)
アキワセ(えん麦農林6号)
ヒダカ(えん麦農林7号)
冠(えん麦農林8号)
はえいぶき(えん麦農林9号)
たちいぶき(えん麦農林10号)
たちあかね(えん麦農林11号)

えん麦の栄養:

えん麦にはビタミンB類・ミネラル・食物繊維、特にビタミンB1・パントテン酸・カリウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛・銅や食物繊維ファイトケミカルのサポニン・アルカロイド・ステロール・フラボノイドなどの栄養が多く含まれています。

えん麦のカロリー:

えん麦のカロリーは100gあたり380キロカロリーです。

えん麦の効能:

えん麦には次のような効能が期待されています。
(ただし必ずしも効能が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)

えん麦の循環器系への効能

・心臓血管系の不調への効能
・心臓の強壮薬としての効能
・高コレステロール血症への効能

えん麦の消化器系への効能

便秘への効能
下痢への効能

えん麦の神経系への効能

うつ病・神経衰弱への効能
・鎮静薬としての効能
・ノイローゼ(神経症・不安障害)や抑うつへの効能

えん麦の内分泌系への効能

・2型糖尿病への効能
・尿酸値を下げる効能

えん麦の泌尿器系への効能

・腎臓の不調への効能
・利尿薬としての効能

えん麦の胆のうへの効能

・胆のうの不調への効能

えん麦の皮膚への効能

・リウマチへの効能
・えん麦の茎の外用での皮膚炎、特に脂漏性皮膚炎の「かゆみ」への効能
・湿疹への効能
・漆かぶれへの効能
・口唇ヘルペスへの効能
・日焼けへの効能
・水痘への効能

えん麦の呼吸器系への効能

・喉や肺の不調への効能

えん麦の感染症への効能

・水疱瘡への効能

えん麦の癌(がん)への効能

への効能

えん麦のその他の効能

・肉体疲労への効能
・病後の衰弱への効能
・ニコチン中毒への効能

えん麦の臨床試験での効能:

・高脂血症患者にオートミール(えん麦のシリアル)や えん麦ふすまを6週間摂取させたところ、総コレステロール値・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が有意に低下した
・軽症の高脂血症患者に えん麦ふすま入りクッキーを8週間摂取させたところ、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が有意に低下し、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値に変化は見られなかった
・2型糖尿病患者に えん麦ふすまを24週間摂取させたところ、食後血糖値・インスリン濃度が有意に低下した
・2型糖尿病患者に えん麦ふすまを12週間摂取させたところ、血糖値・インスリン濃度・血中コレステロール値・トリグリセリド(中性脂肪)値が有意に低下した

えん麦の効能の科学的有効性:

効能の有効性レベルA(複数の信頼できる調査において有効性を確認)

・高コレステロールへの効能

効能の有効性レベルB(一つの信頼できる調査において有効性を確認)

・高血糖への効能
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価

効能の有効性レベル3(効能の可能性が科学的に示唆)

糖尿病の人の血糖値を下げる効能
・胃癌の予防への効能
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価

えん麦の摂取量:

参考文献に えん麦の具体的な摂取量の基準は見当たりませんでした。

えん麦の摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:

参考文献に えん麦の具体的な摂取量上限(過剰摂取基準)の記述は見当たりませんでしたが えん麦を過剰摂取すると次のような副作用を生じる恐れがあります。
・腹部膨張感
・排便回数の過度の増加
また次に該当する人は えん麦の摂取してはならないとされています。
・腸などの消化管に障害のある人
また次に該当する人は えん麦の摂取に当たって注意が必要とされています。
・嚥下障害のある人
また、まれに えん麦に含まれるグルテンに対してアレルギーを起こす人がいるそうです。
(ただし えん麦に含まれるグルテンは少量のため、一般的に小麦ほど酷いアレルギー症状にはならないようです)

えん麦の相互作用:

えん麦には次のような相互作用があることが知られています。
・薬
えん麦および・えん麦ふすまに豊富に含まれる食物繊維が薬の吸収率を低下させ、薬の治療効果を弱めることがあります。

えん麦の用途:

えん麦にはビタミン・ミネラル・食物繊維・ファイトケミカルなどの栄養が豊富に含まれているためシリアルやグラノーラの材料(オートミール*)や、パン(えん麦パン)の材料として使われるほか、皮膚炎への効能を期待して石けん・入浴剤の原料として使われるなど、えん麦の用途は多岐にわたっています。
また えん麦の外皮(オーツブラン)がサプリメント*・健康食品の原料として使われています。
*関連サプリメント・健康食品ブログ:
オートミールの栄養
オーツ麦サプリメントの効能(作成中)

えん麦とは・えん麦の栄養・効能 参考文献:

機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
ハーブの安全性ガイド/フレグランス・ジャーナル社

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