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ぶどう+乳酸菌食品の食べ合わせ

乳酸菌の生育を阻害する ぶどう のアントラキノン系色素:

果物のぶどうヨーグルトなどの乳酸菌食品。いずれも健康に有益な栄養素を含む健康食品ですが、ぶどう に含まれているアントラキノン系色素*には乳酸菌の生育を阻害する作用があるため、両者はあまり食べ合わせ が良いとはいえないかもしれません。
乳酸菌の機能を十分に働かせるには、ぶどう と乳酸菌食品との同時摂取は避けた方が賢明でしょう。
*アントラキノン系色素は ぶどう の他、食品添加物のアカネ色素などにも含まれています。またアントラキノン系色素自体はポリフェノールの一種で、(適量を摂取する限り)人体に有害などころか、むしろ抗酸化作用などの健康に有益な作用を持つ栄養素です☆
ぶどう・乳酸菌食品には次のようなものがあります。

ぶどう食品

ぶどう類
ぶどうジュース、ぶどう入り果物ジュース・野菜ジュース
ぶどうジャム
レーズン(干しぶどう)
レーズン(干しぶどう)入りのシリアル類(ミューズリー・オートミール・コーンフレーク・グラノーラなど)

乳酸菌食品

ヨーグルト
チーズ
キムチ
ぬか漬け
ザーサイ
味噌
乳酸菌飲料(ヤクルトなど)
植物性乳酸菌入り飲料(ラブレなど)

健康の害になるわけではありません:

味噌にも乳酸菌が含まれているとなりますと、和食党の方は食後のデザートにほとんど ぶどう を食べられなくなってしまいます。
今回の食べ合わせ例はあくまで乳酸菌の働きに関するもので、ぶどう と乳酸菌食品を同時摂取すると「体に害を及ぼす」というものではありませんので、その点はご心配いりません。
気になる方は、ぶどう はおやつとして召し上がっていただければよろしいかと思います。

ぶどう のアントラキノン系色素の作用 参考文献:

機能性食品素材便覧/薬事日報社

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