アロエの薬効

アロエの薬効：アロエはアロエ科アロエ属の植物の総称で、特にアロエベラ・キダチアロエに やけど・傷の治りを早める・便秘などへの薬効が期待され、また漢方の原料としても使われている健康食品です。
アロエの薬効についてまとめてあります。

アロエの薬効 目次：

アロエとは
アロエの種類
・キダチアロエ
・アロエベラ
・ケープアロエ（アロエフェロックス）
・キュラソーアロエ・アロエ アフリカーナ・アロエスピカータ
・アロエサポナリア・アロエ不夜城
・日本で栽培されているアロエの種類
アロエの薬効
・アロエの循環器系への薬効
・アロエの消化器系への薬効
・アロエの神経系への薬効
・アロエの免疫系への薬効
・アロエの生殖器系への薬効
・アロエの内分泌・代謝系への薬効
・アロエの肝臓への薬効
・アロエの皮膚への薬効
・アロエの呼吸器系への薬効
・アロエの感覚器系への薬効
・アロエの感染症への薬効
・アロエの癌（がん）への薬効
・アロエのその他の薬効
アロエの臨床試験での薬効
アロエの薬効の科学的有効性
アロエの摂取量
アロエの過剰摂取による副作用
アロエの相互作用
アロエの栄養
アロエの利用法
・アロエ軟膏・アロエ塗り薬
・アロエ クリーム
・アロエヨーグルト
・アロエ アイス
・アロエ飴
・アロエ育毛剤・養毛剤
・アロエ医薬品
・アロエ エキス
・アロエ サプリメント
・アロエ オイル
・アロエ クレンジング
・アロエ口紅
・アロエ化粧品
・アロエ化粧水・アロエ乳液・アロエ ローション
・アロエ酒
・アロエ茶
・アロエジュース・アロエ原液
・アロエエキス
・アロエ刺身
・アロエ生薬
・アロエ シャンプー
・アロエ石鹸
・アロエ天ぷら
・アロエ トニック（アロエ ヘアトニック）
・アロエ ジャム
・アロエ デザート
・アロエはちみつ漬け
・アロエ肥料
・アロエ ボディーソープ
・アロエ食品・アロエ健康食品
アロエのワシントン条約による保護規制
アロエのカロリー
アロエの原産地
アロエの花言葉
アロエの薬効 参考文献
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アロエとは：

アロエとはアロエ科アロエ属の多肉植物の総称で、一般によく知られているアロエにはアロエベラ・キダチアロエなどがあります。

アロエの種類：

アロエ科アロエ属に属しアロエと呼ばれる植物は全部で300種類以上あります。
一般によく知られているアロエには次のような種類があります。

キダチアロエ

主に観賞用に栽培されているアロエですが、葉の内部のジェル（アロエジェル）には薬効があります。
（キダチアロエ以外の観賞用アロエのアロエジェルには薬効はあまりありません）
関連健康食品ブログ：キダチアロエの効能

アロエベラ

主にヨーグルトや刺身などの食用として栽培されているアロエで、アロエベラのアロエジェル（アロエベラジェル）にも薬効があります。
※アロエ関連健康食品ブログ：
アロエベラの効能
アロエベラジェルの効能

ケープアロエ（アロエフェロックス）

生薬（漢方）の原料や治療目的で使われるアロエです。

キュラソーアロエ・アロエ アフリカーナ・アロエスピカータ

同じく生薬（漢方）の原料や治療目的で使われるアロエです。

アロエサポナリア・アロエ不夜城

そのほか日本ではアロエサポナリア・アロエ不夜城などの種類のアロエが栽培されています。

日本で栽培されているアロエの種類

日本で栽培されているアロエの種類にはキダチアロエとアロエベラが多く、その他アロエサポナリア・アロエ不夜城などのアロエもよく栽培されています。

アロエの薬効：

アロエの葉やアロエジェル・アロエジュース（アロエジェルが50%以上配合されたジュース）には次のような薬効が期待されています。

アロエの循環器系への薬効

・静脈瘤への薬効
・出血への薬効
・抗トロンボキサン作用

アロエの消化器系への薬効

・アロエに含まれるアロイン*の作用による便秘への薬効（特に鉄剤使用に伴う慢性便秘への薬効）
・脂肪の吸収抑制薬効
・生の摩り下ろしたアロエの健胃の薬効
・食欲不振への薬効
・胃潰瘍・大腸炎への薬効
・キダチアロエなど一部のアロエに含まれるアロエウルシンによる抗潰瘍の薬効
・濃縮乾燥アロエ葉汁の肛門裂傷・痔直腸手術後への薬効
*アロエ関連栄養成分ブログ：
アロインとは

アロエの神経系への薬効

・痙攣（けいれん）への薬効
・抑うつへの薬効
・多発性硬化症への薬効

アロエの免疫系への薬効

・アレルギーへの薬効
・アロエに含まれるアロエマンナン・アロミチン・アロエレクチンの免疫力低下への薬効（免疫力を高める薬効）

アロエの生殖器系への薬効

・無月経への薬効

アロエの内分泌・代謝系への薬効

・糖尿病への薬効
・低血糖症への薬効

キダチアロエの肝臓への薬効

・肝臓の解毒作用を高める薬効

アロエの皮膚・関節への薬効

・損傷した皮膚の治癒促進の薬効
・抗炎症薬効
・鎮痛薬効
・アロエジェルの外用による日焼け・やけど・外傷・虫刺され・湿疹・打ち身への薬効
・アロエジェルの外用による爪噛み予防の薬効
・日焼け止めとしての薬効
・アロエジェルと薬用アロエの保湿剤・皮膚軟化薬・傷治療薬としての薬効
・滑液包炎への薬効
・炎症・かゆみ・関節炎・知覚消失への薬効
・アロエベラの乾癬への薬効
・アロエジェルの脂漏症への薬効

アロエの呼吸器への薬効

アロエの葉・アロエジェルの喘息への薬効

アロエの感覚器への薬効

・緑内障への薬効

アロエの感染症への薬効

・真菌感染（水虫・いんきん・田虫）の予防薬効
・風邪への薬効
・アロエに含まれるアロエエモジンの抗ウイルスの薬効
・アロエに含まれるアロインの殺菌の薬効
・エイズへの薬効（エイズ治療薬ジドブジン（AZT）の治療効果を高める薬効）

アロエの癌（がん）への薬効

・アロエのアルコール抽出物の抗癌薬効

アロエのその他の薬効

・アロエ抽出エキスが肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する薬効
・腸内の寄生虫を駆除する薬効
・腎臓結石の症状緩和および結石の排出促進の薬効
・二日酔い予防への薬効

アロエの臨床試験での薬効：

・1週間前から禁酒させた健常成人男女に二重盲検法でアロエ粉末錠とプラセボ錠を服用させ30分後に日本酒（アルコール濃度0.5g/kg）を飲ませた後に血中のアルコールとアセトアルデヒド（アルコールを摂取すると体内で生成される毒素）の濃度を調べたところ、アロエ粉末錠を服用した人の飲酒後30分、60分後の血中アセトアルデヒド濃度が有意に低かった。
またこの薬効はお酒（アルコール）に弱い人ほど顕著だった。
・やけど・凍傷・感電による皮膚損傷への薬効
・動脈内の薬物弊害などからおこる進行性の皮膚の虚血を防ぐ薬効

アロエの薬効の科学的有効性：

薬効レベルB

・アロエジェルの外用による皮膚損傷への薬効
・アロエの摂取による整腸薬効
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価

薬効レベル3（薬効が科学的に示唆）

・アロエジェルの外用による乾癬への薬効
・アロエの摂取による便秘への薬効
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版／同文書院による評価

アロエの摂取量：

アロエの摂取量の基準は1日50-300mgを10日間以内とされています。
（アロエジュースの場合は液体で1日30mlを1-3回、カプセルで1日50-200mgを10日間以内）
※ただし次に該当する人はアロエを摂取してはならないとされています。
・妊娠中・授乳中の女性
・12歳以下の子供
・腎臓に障害のある人
・月経時以外に出血のある女性
・腹痛・嘔吐の症状のある人
・虫垂炎（盲腸）の人
・過敏性腸症候群の人
・内痔核の人
・クローン病の人
・冷え症の人

アロエの摂取量上限（過剰摂取基準）・副作用：

アロエの摂取量上限（過剰摂取基準）は1日1gで、それ以上のアロエを過剰摂取しますと次のような副作用を生じることがあります（死亡例もあります！）。
・激しい下痢
・腎臓障害
・結腸の穿孔や出血
・腹痛

アロエの相互作用：

アロエは次の薬・食品との相互作用があるので摂取に当たっては注意が必要です。
強心配糖体を含むハーブや強心配糖体薬
強心配糖体を含むハーブや強心配糖体薬とアロエを併用すると、強心配糖体を含むハーブや強心配糖体薬の毒性を強める恐れがあります。
トクサ・リコリス・コルチコステロイド・利尿薬
トクサ・リコリス・コルチコステロイド・利尿薬とアロエを併用すると、低カリウム血症が起こりやすくなります。
不整脈治療薬
不整脈治療薬とアロエを併用すると、不整脈治療薬の毒性を強める恐れがあります。

アロエの栄養：

アロエにはアロエマンナン・アロミチン・アロエレクチン・アグリコン・ムチンなどの栄養が多く含まれています。
またキダチアロエなど一部のアロエの葉肉には胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃を丈夫にする・やけど・傷などへの薬効が期待されているアロエウルシンという栄養が含まれています。
（アロエの葉肉のヌルヌルはこのアロエウルシンとムチンによるものです）
また薬用アロエ（アロエの葉の汁を濃縮したもの）にはアロイン・アロエエモジン・サリチル酸化合物・乳酸マグネシウムが、アロエジェル（アロエの葉の内部のジェル状の液体）にはミネラル・グルコマンナン・多糖類・ステロイド・有機酸・酵素・アミノ酸・サポニンなどの栄養が多く含まれています。
※アロエ関連健康食品ブログ：
アロエエモジン
アロエマンナン（作成中）
アロミチン（作成中）
アロエレクチン（作成中）
アロエウルシン（作成中）
ムチン（作成中）

アロエの利用法：

アロエは次のように様々な用途に利用されています。これもアロエの薬効の高さゆえのことでしょう。

アロエ軟膏・アロエ塗り薬

アロエジェル配合の軟膏（アロエ軟膏*）や塗り薬（アロエ塗り薬）が、あせも・アトピー・やけど・かぶれ・かゆみ・切り傷などの傷・乾燥・しみ・日焼け・皮膚病・皮膚炎・肌のトラブル・水虫・虫刺され・蕁麻疹・ニキビの治療に利用されています。
*アロエ関連健康食品ブログ：
アロエ軟膏の効能

アロエ クリーム

アロエジェル配合のクリーム（アロエ クリーム）が保湿クリームとして利用されています。

アロエヨーグルト

アロエの葉肉がヨーグルトに利用されています（アロエヨーグルト）。

アロエ アイス

アロエの葉肉がアイスに利用されています（アロエ アイス）。

アロエ飴

アロエの葉肉が健康飴に利用されています（アロエ飴）。

アロエ育毛剤・養毛剤

アロエジェルが育毛剤・養毛剤に利用されています。

アロエ医薬品

アロエジェルは様々な病気の治療の医薬品にも利用されています。

アロエ エキス

アロエ抽出物（アロエ エキス）が健康食品として利用されています。

アロエ サプリメント

アロエから有効成分を抽出したアロエ エキスがサプリメントに利用されています（アロエ サプリメント）。

アロエ オイル

アロエを植物オイルに浸したもの（アロエ オイル）が肌のトラブルや乾燥の治療に利用されています。

アロエ クレンジング

アロエはクレンジングオイルにも利用されています（アロエ クレンジング）。

アロエ口紅

アロエは薬用口紅にも利用されています（アロエ口紅）。

アロエ化粧品

アロエは薬用化粧品にも利用されています（アロエ化粧品）。

アロエ化粧水・アロエ乳液・アロエ ローション

アロエ配合の化粧水・乳液・ローションがスキンケアに利用されています（アロエ化粧水・アロエ乳液・アロエ ローション）。

アロエ酒

アロエを焼酎やホワイトリカーなどのお酒に浸けたもの（アロエ酒*）が健康酒として利用されています。
*アロエ関連健康食品ブログ：
アロエ酒の効能（作成中）

アロエ茶

刻んで乾燥させたアロエの葉のお茶（アロエ茶*）が健康茶として飲まれています。
*アロエ関連健康食品ブログ：
アロエ茶の効能（作成中）

アロエジュース・アロエ原液

アロエの葉を丸ごと摩り下ろすかミキサーにかけたもの（アロエジュース*）が健康飲料として飲まれて、またアロエジェル50％以上配合のジュースが様々な病気の治療に利用されています（いずれもアロエジュースと呼ばれています）。
またアロエの葉を丸ごと摩り下ろすかミキサーにかけたアロエジュースはアロエ原液*とも呼ばれます。
*アロエ関連健康食品ブログ：
アロエジュースの効能（作成中）
アロエ原液（作成中）

アロエエキス

アロエジュースを布などで濾過してアク抜きしたもの（アロエエキス*）がやはり健康飲料として飲まれています。
*アロエ関連健康食品ブログ：
アロエエキスの効能（作成中）

アロエ刺身

アロエの葉肉は生のまま刺身として食べられています（アロエ刺身）。

アロエ生薬

アロエは生薬（漢方薬）の原料としても利用されています。

アロエ シャンプー

アロエ配合のシャンプー（アロエ シャンプー）が薬用シャンプーとして利用されています。

アロエ石鹸

アロエ配合の石鹸（アロエ石鹸）が薬用石鹸として利用されています。

アロエ天ぷら

アロエは天ぷらの食材としても利用されています（アロエ天ぷら）。

アロエ トニック（アロエ ヘアトニック）

アロエ配合のトニック（ヘアトニック）が頭皮のトラブルの治療に利用されています（アロエ トニック・アロエ ヘアトニック）。

アロエ ジャム

アロエの葉肉はジャムとしても利用されています（アロエ ジャム）。

アロエ デザート

アロエの葉肉は様々なデザートにも利用されています（アロエ デザート）。

アロエ入浴剤

アロエやアロエ エキス配合の入浴剤が薬用入浴剤として利用されています（アロエ入浴剤）。

アロエはちみつ漬け

アロエをはちみつに漬けたものが健康食品として利用されています（アロエはちみつ漬け）。

アロエ肥料

アロエは肥料の原料としても利用されています（アロエ肥料）。

アロエ ボディーソープ

アロエやアロエ エキス配合のボディーソープが薬用ボディーソープとして利用されています（アロエ ボディーソープ）。

アロエ食品・アロエ健康食品

その他アロエは様々な食品・健康食品に利用されています。

アロエのワシントン条約による保護規制

キダチアロエをはじめとしたアロエはほぼ全品種がワシントン条約の保護の対象とされ輸出入が厳しく制限されていますが、アロエベラだけは唯一栽培種としてワシントン条約の保護規制の対象から外されています。
そのためアロエヨーグルトなどのアロエ健康食品に使われている食用アロエのほとんどはアロエベラとなっています。

アロエのカロリー：

アロエヨーグルトなどのアロエ健康食品に使われている代表的な食用アロエであるアロエベラのカロリーは葉肉（葉肉）100gあたり18キロ カロリーです。
（アロエのカロリーに関心のある方はおそらく食用アロエのカロリーの情報を求めていらっしゃると思われますので、食用アロエとしてもっともよく利用されているアロエベラの、食品に利用されている部位である葉肉のカロリーを掲載致しました）
※もう一つのよく知られたアロエ、キダチアロエのカロリーは残念ながら分かりませんが、おそらくアロエベラと同程度のカロリーと推測されます。

アロエの原産地：

アロエの原産地はアロエによって異なりますが、ほんとんどのアロエの原産地はアフリカ大陸南部およびマダガスカルに集中しています。

アロエの日本の自生地：

アロエの日本の自生地は主に九州・瀬戸内海地方・伊豆地方・千葉県などです。

アロエの花言葉：

アロエの花言葉は「健康」「万能」「迷信」「信頼」「深い悲しみ」などです。

アロエの花言葉：

アロエの薬効 参考文献：

機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで／薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版／同文書院
ハーブの安全性ガイド／フレグランスジャーナル社

有機キダチアロエ100％ほか、アロエ サプリメント・アロエ健康食品☆通販
森永 アロエのむヨーグルトほか、アロエジュース・アロエエキス（アク抜きアロエ100％ジュース）・アロエ茶・アロエ酒・アロエ飴・アロエ ジャム・アロエ デザート・アロエはちみつ漬け☆通販
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