アロエエモジンとはアロエの葉(皮)や葉の内部のジェル状物質(アロエジェル)およびセンナ・大黄などに多く含まれているアントラキノン系色素のファイトケミカルです。
アロエエモジンには便秘・胃潰瘍への効能や抗ウイルス作用・殺菌作用などが期待されています。
アロエエモジンの効能・副作用などについてまとめてあります。
アロエエモジン 目次:
アロエエモジンとは
アロエエモジンの効能
・アロエエモジンの胃潰瘍・十二指腸潰瘍・便秘・消化器系への効能
・アロエエモジンの肝臓への効能
・アロエエモジンの肌(皮膚)への効能
・アロエエモジンの感染症への効能
・アロエエモジンのその他の効能
アロエエモジンの臨床試験での効能
アロエエモジンの効能の科学的有効性
アロエエモジンの含まれたアロエ摂取量
アロエエモジンの含まれたアロエ過剰摂取による副作用
・アロエエモジンおよびアロエエモジンの含まれたアロエの摂取による副作用
アロエエモジンの相互作用
アロエエモジンの利用法
・アロエエモジン配合の生薬・漢方薬の便秘薬・瀉下薬(下剤)
アロエエモジンとは・アロエエモジンの効能 参考文献
有機キダチアロエ100%ほか、アロエ サプリメント・アロエ健康食品&森永 アロエのむヨーグルトほか、アロエジュース・アロエエキス(アク抜きアロエ100%ジュース)・アロエ茶・アロエ酒・アロエ飴・アロエ ジャム・アロエ デザート・アロエはちみつ漬け&アロエ化粧水・アロエ育毛剤・アロエ クリーム・アロエ化粧品・アロエ石鹸・アロエ トニック(アロエ ヘアトニック)・アロエ入浴剤・アロエ乳液・アロエ水・アロエ保湿クリーム・アロエ ボディーソープ・アロエ ローションほかアロエ スキンケア・アロエ ヘアケア商品&アロエエモジンとは・アロエエモジンの効能・副作用・利用法 解説本☆通販
アロエエモジンとは:
アロエエモジンとはアロエベラ(キュラソーアロエ・ジャンボアロエ)・キダチアロエ・ケープアロエ(アロエフェロックス)・アロエ不夜城・アロエ アフリカーナ・アロエサポナリアなどのアロエ科アロエ属の多肉植物の葉(皮)や葉の内部のジェル状物質(アロエジェル)およびセンナ・大黄などに多く含まれているアントラキノン系色素のファイトケミカルです。
※アロエエモジン関連健康食品ブログ:
キダチアロエの効能
アロエジェルの効能
アロエジュースの効能
キダチアロエジュースの効能(作成中)
アロエベラの効能
アロエベラジェルの効能
アロエベラジュースの効能
キュラソーアロエとは
ケープアロエ(作成中)
アロエフェロックス(作成中)
アロエ不夜城の薬効(作成中)
アロエ アフリカーナ(作成中)
アロエサポナリア(作成中)
アロエエモジンには便秘への効能が期待されているため、同じくアロエに含まれているアロインとともに生薬・漢方薬の便秘薬・瀉下薬(下剤)などに配合されています。
またアロエエモジンはアロエの苦味成分でもあります。
(アロエの苦味成分にはアロエエモジンの他にアロインがあります)
*アロエエモジン関連栄養成分ブログ:
アロインとは
アロエエモジンの効能:
アロエエモジンには次のような効能が期待されています。
(ただし必ずしも効能の有効性が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)
アロエエモジンの胃潰瘍・十二指腸潰瘍・便秘・消化器系への効能
・健胃の効能(胃の働きを高めたり胃を丈夫にする効能)
・胃酸(胃液)の分泌を促し消化を助ける効能
・アロエエモジンの胃や十二指腸の粘膜を保護する働きによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍への効能
・アロエエモジンの大腸の水分を増やし腸の働きを活発にする作用による便秘解消・便秘予防への効能
・アロエエモジンの胃液の分泌を促進する作用による胃の病気(胃腸病)への効能
アロエエモジンの肝臓への効能
・肝臓の解毒作用を高める効能
アロエエモジンの肌(皮膚)への効能
・ひび割れ・あかぎれ など損傷した肌(皮膚)の治癒促進の効能
(アロエエモジンの肌(皮膚)の表面に薄い膜を作り損傷した患部を保護する作用による効能)
アロエエモジンの抗ウイルス・殺菌・感染症への効能
・アロエエモジンの抗ウイルス・殺菌作用による感染症の予防・治癒促進への効能
アロエエモジンのその他の効能
・アロエエモジンの肝臓の解毒作用を高める作用による二日酔い予防および二日酔いからの回復促進への効能
アロエエモジンの臨床試験での効能:
・1週間前から禁酒させた健常成人男女に二重盲検法でアロエ粉末錠とプラセボ錠を服用させ30分後に日本酒(アルコール濃度0.5g/kg)を飲ませた後に血中のアルコールとアセトアルデヒド(アルコールを摂取すると体内で生成される毒素)の濃度を調べたところ、アロエ粉末錠を服用した人の飲酒後30分、60分後の血中アセトアルデヒド濃度が有意に低かった。
またこの効能はお酒(アルコール)に弱い人ほど顕著だった。
(このアロエ粉末の血中アセトアルデヒド濃度を低下させる効能は、主にアロエエモジンの肝臓の解毒作用を高める作用によるものと推測されています)
・アロエの やけど・凍傷・感電による皮膚損傷への効能
(このアロエの皮膚への効能はアロエエモジンや同じくアロエに含まれているアロエウルシンなどの作用によるものと推測されています)
アロエの効能の科学的有効性:
効能レベルB
・アロエジェルの外用による皮膚損傷への効能
(このアロエジェルの皮膚への効能はアロエエモジンやアロエウルシンなどの作用によるものと推測されています)
・アロエの摂取による整腸効能
(このアロエの整腸への効能はアロエエモジンやアロイン・アロエウルシンなどの作用によるものと推測されています)
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価
効能レベル3(効能が科学的に示唆)
・アロエジェルの外用による乾癬への効能
・アロエの摂取による便秘への効能
(このアロエの整腸への効能はアロエエモジンやアロインなどの作用によるものと推測されています)
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
アロエエモジンの含まれたアロエの摂取量:
参考文献にアロエエモジンの摂取量についての記載はありませんでしたが、アロエエモジンの含まれたアロエの摂取量については次のような記載がありました。
アロエの摂取量の基準はアロエ抽出物・アロエエキスの場合で1日50-300mgを10日間以内とされています。
(アロエジュース*の場合は液体で1日30mlを1-3回、アロエジュースの濃縮物またはアロエジュースの抽出物のカプセルで1日50-200mgを10日間以内)
*ここでのアロエジュースとはアロエジェルが50%以上配合されたアロエジュースを指しますので、アロエジェルの配合割合の低いアロエジュースはこの限りではありません。
もっともアロエジェルの配合割合の低いアロエジュースでもやはり過剰摂取は思わぬ副作用を引き起こす可能性がありますので、そのようなアロエジュースの過剰摂取にもご注意ください。
アロエエモジンの含まれたアロエの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用:
参考文献にアロエエモジンの摂取量上限(過剰摂取基準)についての記載はありませんでしたが、アロエエモジンの含まれたアロエの摂取量上限(過剰摂取基準)については次のような記載がありました。
・アロエ抽出物・アロエエキスの摂取量上限(過剰摂取基準):1日1000mgまで、または1日200mgのアロエ抽出物・アロエエキスを10日間まで
・アロエジュース*の摂取量上限(過剰摂取基準):1日450ccまで、または1日90ccのアロエジュースを10日間まで
*ここでのアロエジュースとはアロエジェルが50%以上配合されたアロエジュースを指しますので、アロエジェルの配合割合の低いアロエジュースはこの限りではありません。
もっともアロエジェルの配合割合の低いアロエジュースでもやはり過剰摂取は思わぬ副作用を引き起こす可能性がありますので、そのようなアロエジュースの過剰摂取にもご注意ください。
アロエエモジンおよびアロエエモジンの含まれたアロエの摂取による副作用
アロエエモジンには子宮を収縮させる作用があると考えられているため、次に該当する人は安全のためにアロエエモジンおよびアロエエモジンの含まれたアロエの摂取を控えた方が賢明と思われます。
・妊娠中の女性(妊婦)
(アロエエモジンの子宮を収縮させる作用により、理論的には早産や流産などの副作用が生じるリスクを高める可能性が考えられます)
アロエエモジンの含まれたアロエの摂取については次のページもご覧ください。
アロエの摂取量・アロエを摂取してはいけない人/アロエの副作用
アロエの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用/アロエの副作用
アロエの相互作用:
アロエは次の薬・食品との相互作用が生じる可能性がありますので摂取に当たっては注意が必要です。
・子宮収縮抑制剤(切迫早産治療薬)
アロエエモジンには子宮を収縮させる作用があると考えられるため、理論的には子宮収縮抑制剤(切迫早産治療薬)を服用している人がアロエエモジンの含まれたアロエやアロエの健康食品を摂取すると、子宮収縮抑制剤(切迫早産治療薬)の治療効果を弱めてしまう可能性があります。
そのため子宮収縮抑制剤(切迫早産治療薬)を服用している人がアロエやアロエの健康食品を摂取する際には、念のため事前に医師や薬剤師の方の相談されてから摂取された方が安全と思われます。
アロエエモジンの利用法:
アロエエモジンには次のように様々な食べ方・使い方(活用法)があります。これもアロエの効能の高さゆえのことでしょう。
アロエエモジン配合の生薬・漢方薬の便秘薬・瀉下薬(下剤)
アロエエモジンには便秘への効能が期待されているため、同じくアロエに含まれているアロインとともに生薬・漢方薬の便秘薬・瀉下薬(下剤)などに配合されています。
アロエエモジンの効能 参考文献:
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
ハーブの安全性ガイド/フレグランスジャーナル社