エキナセアはキク科の多年草で紫色の花をつけるハーブで、風邪などの感染症に効果があることから免疫力をアップさせるハーブとして知られています。アメリカのネイティブアメリカンが好んで用いることから「インディアンのハーブ」とも言われます。
エキナセアの効能についてまとめてあります。
エキナセアの効能 目次:
エキナセアとは
エキナセアの利用法
エキナセアの栄養
エキナセアに期待される効能
・エキナセアの免疫系への効能
・エキナセアの神経系への効能
・エキナセアの外用による皮膚への効能
・エキナセアの呼吸器系への効能
・エキナセアの感染症への効能
エキナセアの効能の科学的有効性
エキナセアの安全性
エキナセアの効能 参考文献
エキナセア ハーブティー・サプリメント・チンキ、エキナセアの効能 解説本@通販
エキナセアとは:
エキナセアはキク科の多年草で紫色の花をつけるハーブで、風邪などの感染症に効果があることから免疫力をアップさせるハーブとして知られています。
エキナセアはアメリカのネイティブアメリカンが好んで用いることから「インディアンのハーブ」とも言われます。
エキナセアの利用法:
傷の手当
エキナセアは古くからアメリカのネイティブアメリカンの間で、主に外傷の手当に利用されてきました。
エキナセア茶
エキナセアは同じくネイティブアメリカンの間で、根の部分を乾燥させハーブティー(エキナセア茶)として飲まれてきました。
※新宿ベルクではオーガニックのエキナセア茶が楽しめます。
アーユルヴェーダ
インドのアーユルヴェーダ医学でもエキナセアは使われています。
解毒薬
ヨーロッパでエキナセアは、循環器系・リンパ系・呼吸器系への効果的な解毒薬として知られています。
エキナセアの栄養:
エキナセアは五大栄養素については特に見るべきものはありませんが、免疫力を刺激する成分が含まれています。
エキナセアに期待される効能:
エキナセアには、効果が未知数なものも含めて次のような効能が期待されています。
エキナセアの免疫系への効能
マクロファージ、インターフェロン、T細胞への作用による免疫力低下(免疫力を高める)効果
エキナセアの神経系への効能
偏頭痛などへの鎮痛効果
エキナセアの外用による皮膚への効能
・外傷
・湿疹
・蜂の刺し傷
・やけど
エキナセアの呼吸器系への効能
・扁桃炎
・風邪や呼吸器の感染症
エキナセアの感染症への効能
抗菌・抗ウイルス作用による風邪・インフルエンザなど、上気道感染症への治療効果
エキナセアの効能の科学的有効性:
有効性B
風邪などの感染症
※いずれも機能性食品素材便覧による評価
有効性レベル3
風邪の初期症状の緩和、および穏やかな治療促進効果(ただし風邪の予防効果までは期待できないようです)
科学的なデータが不十分
・尿路感染症(性病)
・偏頭痛
・湿疹
・花粉症、アレルギー
・ADHD
・インフルエンザ
・蜂の刺し傷
およびその他の症状
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
エキナセアの安全性:
過剰摂取など
エキナセアをエキナセア茶あるいはサプリメントなどにより適量を短期間摂取する限りにおいては安全です。
ただし次に該当する場合は、エキナセアを摂取することによる危険性が指摘されています。
・8週間を超える長期の連続摂取
・妊娠中、授乳中の女性
・エイズ(HIV感染症)その他の自己免疫疾患の人
・結核、白血病、膠原病、多発性硬化症の人。
・キク科の植物(ブタクサ、カモミール、マリーゴールド、デイジーなど)にアレルギーのある人
相互作用など
免疫抑制剤
エキナセアには免疫力を高める作用があるため、免疫抑制剤と併用すると、その薬の免疫抑制力を弱めるおそれがあります。
肝臓で代謝を受けやすい薬
エキナセアには肝臓の酵素チトクロームP450の作用を抑制する働きがあります。そのため、エキナセアをこの酵素で代謝されやすい薬と併用すると薬の作用や副作用を強めるおそれがありますので、次の薬との併用には注意が必要です。
・精神神経用剤(オーラップなど)
・不整脈治療剤(硫酸キニジン錠など)
・睡眠導入剤(ハルシオンなど)
・高脂血症治療剤(リポバスなど)
・高血圧治療剤(カルブロックなど)
・片頭痛治療剤(カフェルゴット、ジヒデルゴットなど)
・ED治療剤(レビトラ錠など)
・消化管運動賦活剤