オリーブ油のアレルギー(アレルギー対策)への効能:オリーブ油自体には現在までのところアレルギーへの効能の科学的有効性は確認されていませんが、オリーブ油には大豆アレルギーの原因となる大豆蛋白が含まれていませんので、大豆アレルギーの方は調理油やドレッシングの油をサラダ油からオリーブ油に変えることでアレルギーを防ぐことができます。
その意味でオリーブ油はアレルギー対策になります。
オリーブ油の効能についてまとめてあります。
オリーブ油のアレルギー(アレルギー対策)への効能 目次:
オリーブ油とは
オリーブ油の栄養
オリーブ油のカロリー
・オリーブ油の摂取により排泄が促されるコレステロールのカロリーはごく僅かのため、オリーブ油を飲むダイエットは摂取カロリーが増えるだけで恐らくダイエットに逆効果
・オリーブ油を飲む代わりに調理油やドレッシングの油をオリーブ油に変えた方が、摂取カロリーを増やすことなくオリーブの便秘解消・便秘予防やコレステロールを下げる効能のみを享受できる
オリーブ油の効能
・オリーブ油の循環器系への効能
・オリーブ油の消化器系への効能
・オリーブ油の神経系への効能
・オリーブ油の免疫系への効能
・オリーブ油の皮膚・関節への効能
・オリーブ油の癌(がん)への効能
・オリーブ油の歯・口腔内への効能
・オリーブ油のその他の効能
オリーブ油の臨床試験での効能
オリーブ油の効能の科学的有効性
オリーブ油の摂取量
オリーブ油の摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
オリーブ油の相互作用
オリーブ油の用途
オリーブ油の効能 参考文献
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オリーブ油とは:
オリーブ油とはオリーブの実*から作られる油で、オリーブ油にはコレステロールを下げる作用による動脈硬化・心筋梗塞の予防や便秘解消などの様々な効能が期待されています。
オリーブ油は主に地中海沿岸で多く生産されています(日本でも小豆島などでオリーブ油の原料のオリーブが生産されています)。
*オリーブ油 関連健康食品ブログ:
オリーブの効能・効果
オリーブ油の栄養:
オリーブ油には不飽和脂肪酸のオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)の他に、ベータカロチン・ビタミンE・ビタミンKなどのビタミンや、ポリフェノールなどのファイトケミカルが多く含まれています。
オリーブ油のカロリー:
オリーブ油のカロリーはエキストラバージンオリーブ油(エクストラバージンオリーブ油*)100gあたり921キロ カロリー、大さじ1杯あたり126キロ カロリーです。
オリーブ油は便秘解消・便秘予防やコレステロールを下げるなどの効能が期待されているためカロリーも低カロリーなイメージがありますが、オリーブ油のカロリーは他の油のカロリーと全く変わらず、1ccあたり約9キロ カロリーのカロリーがあります。
そのためオリーブ油の摂り過ぎはカロリーオーバーによる肥満の原因となります。
*バージンオリーブ油・精製されたオリーブ油のカロリーも、エキストラバージンオリーブ油(エクストラバージンオリーブ油)のカロリーと同じです。
オリーブ油の摂取により排泄が促されるコレステロールのカロリーはごく僅かのため、オリーブ油を飲むダイエットは摂取カロリーが増えるだけで恐らくダイエットに逆効果
ちまたでは「オリーブ油を飲めば痩せる」「オリーブ油は幾らとっても体の余分な脂肪を洗い流してくれるので太らない」といったことが信じられ「オリーブ油を飲むダイエット」が流行っているようですが科学的根拠があるわけではないようです。
むしろオリーブ油を飲めば摂取したカロリーの分だけ太る可能性の方が高いと思われます。
いずれ試しに計算してみようと思っていますが、おそらくオリーブ油の摂取により排泄が促されるコレステロールのカロリーは、オリーブ油の摂取により増える摂取カロリーよりも遥かに少ないカロリーのはずです。
(もしオリーブ油の摂取により排泄が促されるコレステロールのカロリーの正確な値についてご存知の方がいらっしゃいましたら、お手数ですがページ下部のコメント欄で教えていただけますと助かります)
オリーブ油を飲む代わりに調理油やドレッシングの油をオリーブ油に変えた方が、摂取カロリーを増やすことなくオリーブの便秘解消・便秘予防やコレステロールを下げる効能のみを享受できる
ですからオリーブ油でダイエットをお考えの方にはオリーブ油を飲むのではなく調理油やドレッシングの油をオリーブ油に変え*、できればさらに使うオリーブ油の量を控えめにすることをお勧めさせていただきます。
(残念ながらオリーブ油のダイエット効果に科学的根拠が乏しいためです)
*調理油やドレッシングの油をオリーブ油に変えることは大豆アレルギーの方のアレルギー対策にもなります。
ごま油・紅花油・なたね油などでも大豆アレルギーの方のアレルギー対策になりますが、これらの油には「過剰摂取により」近年急増している花粉症などのアレルギーや肺がん・大腸がん・乳がんなどの欧米型の癌(がん)などを引き起こしていると考えられているリノール酸が多く含まれています。
またリノール酸には1日最低10gの摂取が必要な必須脂肪酸とはいえ、取りすぎれば酸化しやすいため癌の原因となる過酸化脂質を生じやすい・善玉コレステロールを減らしてしまう、などの弊害もあります。
その点オリーブ油の主成分の脂肪酸はオレイン酸でリノール酸の含有量はごく僅かですので、他の油よりもオリーブ油を調理に使った方が大豆アレルギー対策だけでなく、その他のアレルギー・癌・動脈硬化の予防にもなります。
(もっともアレルギー・癌・動脈硬化の予防になるからといって過剰摂取すれば摂取カロリーの増加により肥満を招きますので、オリーブ油の取りすぎにはくれぐれもご注意ください)
調理油やドレッシングの油ををオリーブ油に変えるダイエット方法でしたらオリーブ油を飲むダイエットのように摂取カロリーが増えることはありませんので、便秘解消・便秘予防やコレステロールを下げる、それも悪玉コレステロールのみを下げるというオリーブ油の効能のみを享受することができます。
※オリーブ油ダイエット関連ブログ:
オリーブ油ダイエット
オリーブオイルを飲むダイエット
オリーブ油の効能:
オリーブ油には次のような効能が期待されています。
(ただし必ずしも効能が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)
オリーブ油の循環器系への効能
・オリーブ油に多く含まれるオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)の動脈硬化・心筋梗塞の予防への効能
・血中コレステロールを下げる効能
オリーブ油の消化器系への効能
・便秘解消への効能
・便秘の予防への効能
・消化性潰瘍への効能
・胃液の分泌を抑える作用による胃酸過多への効能
オリーブ油の神経系への効能
・青年期の偏頭痛(片頭痛)への効能
オリーブの免疫系への効能
・慢性関節リウマチの予防への効能
オリーブ油の皮膚・関節への効能
・慢性関節リウマチの予防への効能
・皮膚・毛髪の乾燥・フケ症への効能
オリーブ油の癌(がん)への効能
・大腸癌の予防への効能
・乳癌の予防への効能
オリーブの歯・口腔内への効能
・歯茎の健康への効能
オリーブ油のその他の効能
・X線や放射線から体を守る効能(ただし動物実験のレベルの効能)
オリーブ油の臨床試験での効能:
・慢性関節リウマチ患者と健常者を対象とした食事摂取調査の結果、慢性関節リウマチの発症とオリーブ油摂取量との間に有意な負の相関が認められた
・乳癌患者と健常者を対象とした食事摂取調査の結果、オリーブ油摂取量と乳癌発症との間に有意な負の相関が認められた
・様々な国の食事摂取調査の結果、オリーブ油摂取量と大腸癌発症との間に有意な負の相関が認められた
・イタリアの調査において、オリーブ油や他の植物油を多く摂取していると有意に血中コレステロールが低く収縮期血圧が低いことが認められた
・78名の男女に飽和脂肪酸を12週間摂取させた後、オリーブ油を男性は16週間、女性は28週間摂取させたところ、オリーブ油摂取により女性で総コレステロール値が低下し、HDLコレステロール(善玉コレステロール)は男女ともに上昇した
オリーブ油の効能の科学的有効性:
効能の有効性レベルB(一つの信頼できる調査において有効性を確認)
・便秘解消への効能
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価
効能の有効性レベル2(おそらく効く)
・便秘時に穏やかに作用する下剤としての効能(便秘解消への効能)
効能の有効性レベル3(効能の可能性が科学的に示唆)
・高コレステロールへの効能(コレステロールを下げる効能)
・心臓病・心臓発作の予防への効能
・乳癌・結腸直腸癌の予防への効能
・関節リウマチの予防への効能
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
オリーブ油の摂取量:
参考文献にオリーブ油の具体的な摂取量の基準は見当たりませんでした。
オリーブ油の摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:
参考文献にオリーブ油の具体的な摂取量上限(過剰摂取基準)や過剰摂取による副作用の記述は見当たりませんでした。
ただし次に該当する人はオリーブ油を摂取してはならないとされています。
・胆石のある人
また次に該当する人はオリーブ油の摂取に当たって注意が必要とされています・
・高血圧や高血糖の治療で薬を飲んでいる人
またオリーブ油の過剰摂取は次のような症状を引き起こす可能性があります。
・胃のむかつき
・体重増加(肥満)
オリーブ油の相互作用:
オリーブ油と次の薬には相互作用があることが知られています。
・糖尿病治療薬
オリーブ油には血糖値を下げる作用があります。そのため糖尿病治療薬を使用している人がオリーブ油を摂取すると、血糖値が下がりすぎて低血糖を引き起こす恐れがあります。
・血液凝固抑制薬(抗血小板薬・抗血栓薬)
オリーブ油には血液の凝固を抑える作用があります。そのため血液凝固抑制薬(抗血小板薬・抗血栓薬)を使用している人がオリーブ油を摂取すると、あざや出血を生じる可能性が高くなります。
オリーブ油の用途:
オリーブ油は調理油・サラダのドレッシング(オリーブ油 ドレッシング*)としての用途だけでなく化粧品の原料としても使われています。
*オリーブ油 関連健康食品ブログ:
フレンチ(オリーブ油)ドレッシングvsサウザンアイランド(サイゼリア)ドレッシング@健康対決
オリーブ油の効能 参考文献:
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
最新栄養成分事典/主婦の友社
健康食事典/朝日新聞社
エキストラバージンオリーブ油(エクストラバージンオリーブ油)ほか、おいしいオリーブ油☆通販
オリーブ油クレンジングほか、オリーブ油スキンケア・オリーブ油 洗顔商品☆通販
オリーブ油によるアレルギー対策・オリーブ油の効能・オリーブ油 料理レシピ解説本