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カテキンの副作用

カテキンの副作用:参考文献にカテキンの副作用の記述は見当たりませんでしたが、ヨーロッパでは緑茶カテキン摂取が原因と疑われる肝臓障害の副作用が報告されているようです。
カテキンの副作用・効能についてまとめてあります。

カテキンの副作用 目次:

カテキンとは
カテキンの種類
カテキンの効果
・カテキンのダイエットへの効果
・カテキンの循環器系への効果
・カテキンの消化器系への効果
・カテキンの感染症・ウイルス・細菌への効果
・カテキンのアレルギーへの効果
・カテキンの歯・口腔への効果
・カテキンの癌(がん)への効果
・カテキンのその他の効果
カテキンの臨床試験での効果
カテキンの効果の科学的有効性
カテキンの摂取量
・ダイエット目的の茶カテキン摂取には緑茶よりも特定保健用食品が有効
カテキンの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
カテキンの相互作用
カテキンの特定保健用食品表示
カテキンの副作用・効果 参考文献
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カテキンとは:

カテキンとはフラボノイド・ポリフェノールに分類されるファイトケミカルで、ダイエット*・高血圧・高コレステロール・アレルギーなどへの効果や抗酸化物質としての効果が期待されている健康成分です。
(ただしカテキンの脂肪燃焼効果が発揮されるのは主に運動時のため、カテキンを摂取しただけではカテキンの脂肪燃焼効果は十分に発揮されません)
*関連ダイエットブログ:
ダイエット食品・カロリー・ダイエット運動日記
特にカテキンには脂肪燃焼を促すことによるダイエット効果*が期待され、脂肪燃焼によるダイエット*を目的とした特定保健用食品が各社から販売されています。
カテキンは茶、特に緑茶に多く含まれています。
*関連ダイエットブログ:
脂肪燃焼ダイエット

カテキンの種類:

カテキンにはエピカテキン ・エピガロカテキン・エピカテキンガレート・エピガロカテキンガレートの種類があり、このうちエピカテキンガレートが最も強い抗酸化物質としての効果を有しています。

カテキンの効果:

カテキンには次のような効果が期待されています。
(ただし必ずしも効果が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)

カテキンのダイエットへの効果

・脂肪燃焼を促す作用によるダイエットへの効果
(ただしカテキンの脂肪燃焼効果が発揮されるのは主に運動時のため、カテキンを摂取しただけではカテキンの脂肪燃焼効果は十分に発揮されません)

カテキンの循環器系への効果

・血中脂肪の上昇抑制への効果
・動脈硬化予防への効果
・心臓病予防への効果
・高コレステロールへの効果(血中コレステロールを下げる効果)
・高血圧への効果(血圧を下げる効果)
糖尿病への効果(血糖値を下げる効果)

カテキンの消化器系への効果

・整腸への効果

カテキンの感染症・ウイルス・細菌への効果

風邪インフルエンザ予防への効果
・食中毒の予防効果(腸炎ビブリオ菌・黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌などの細菌の細胞膜を破壊して殺してしまう効果)
・O-157・MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)・ピロリ菌への効果

カテキンのアレルギーへの効果

・アレルギー予防・アレルギー症状を抑える効果

カテキンの歯・口腔への効果

・虫歯予防への効果
・口臭予防への効果

カテキンの癌(がん)への効果

・皮膚がん・食道がん・胃癌・十二指腸癌・小腸癌・大腸がん・肺がん・肝臓がん・乳癌・膀胱がんなどの発癌抑制への効果(予防への効果)

カテキンのその他の効果

・抗酸化物質としての効果
(緑茶カテキンはビタミンEの50倍の活性酸素除去能力があると言われています)
生活習慣病予防への効果

カテキンの臨床試験での効果:

・軽度肥満の男性が茶カテキン480mg/日を12週間摂取したところ、体重・ウエスト周囲・体脂肪率が有意に減少した
・BMIが24-30の人が茶カテキン590mg/日を12週間摂取したところ、内臓脂肪・体重・体脂肪率が有意に低下した
・平均BMI25.1の男性が555.4mgまたは901.9mgの茶カテキンを12週間摂取したところ、体脂肪が有意に減少した
・平均BMI24.6の男性が茶カテキン483mg/日を12週間摂取したところ、体脂肪が有意に減少した
・平均BMI22.4の女性が茶カテキン562mg/日を8週間摂取したところ、体脂肪が有意に減少した
・平均BMI26・5の男性および平均BMI25.9の閉経後の女性が茶カテキン588mg/日を12週間摂取したところ、平均で体重が1.12kg、体脂肪が1.37kg減少した
(なお茶カテキンの摂取を止めてもリバウンド減少は見られなかった)

カテキンの効果の科学的有効性:

効果の有効性レベルA(複数の信頼できる調査において有効性を確認)
・体脂肪減少
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価

カテキンの摂取量:

カテキンの臨床試験での結果から、ダイエットに効果の見込める茶カテキンの摂取量は500mg/日以上と考えられています。

ダイエット目的の茶カテキン摂取には緑茶よりも特定保健用食品が有効

なお、これだけの量の茶カテキンの摂取は通常の緑茶の飲用では難しいため、ダイエット目的の茶カテキンの摂取には、緑茶よりも特定保健用食品の方が適しています。
※緑茶から500mg以上の茶カテキンを摂取しようとすると同時に多量のカフェインも摂取されてしまい、カフェインの過剰摂取による神経の興奮・頻尿などの副作用を生じる危険性があります。

カテキンの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:

参考文献にカテキンの具体的な摂取量上限(過剰摂取基準)や過剰摂取による副作用の記述は見当たりませんでしたが、カナダ、フランス、スペインなどでは緑茶カテキン摂取が原因と疑われる肝臓障害の副作用が報告されています。
またマウスを用いた動物実験によれば、5000mg/kgの茶カテキンの摂取で
下痢の副作用の症状が生じたそうです。

カテキンの相互作用:

参考文献にカテキンと薬・サプリメント・健康食品との相互作用の記述は見当たりませんでした。

カテキンの特定保健用食品表示:

茶カテキンには次のような特定保健用食品表示が認められています。
茶カテキンを関与成分とする特定保健用食品に「体脂肪が気になる方に適する」旨の表示。

カテキンの副作用・効果 参考文献:

機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
栄養の基本がわかる図解事典/成美堂出版
最新栄養成分事典/主婦の友社
健康食事典/朝日新聞社
最新サプリメント・ガイド/日本評論社

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