ニッキの効用:ニッキは糖尿病などによる血糖値の上昇を抑える効用や毛細血管の老化防止の効用が期待されているスパイスです。
血糖値の上昇を抑える・毛細血管の老化防止の効用のほか、ニッキの効用についてまとめてあります。
ニッキの効用 目次:
ニッキとは
ニッキの効用
・ニッキの循環器系への効用
・ニッキの消化器系への効用
・ニッキの神経系への効用
・ニッキの内分泌・代謝系への効用
・ニッキの泌尿器系への効用
・ニッキの肌への効用
・ニッキの骨への効用
・ニッキの関節への効用
・ニッキのアレルギーへの効用
・ニッキの免疫力への効用
・ニッキの感染症への効用
・ニッキの殺菌・抗菌への効用
・ニッキの生殖器系への効用
・ニッキの癌(がん)への効用
・ニッキのその他の効用
ニッキの効用の科学的有効性
ニッキの安全性・過剰摂取による副作用
・ニッキエキス・ニッキ錠剤・ニッキ サプリメントを摂取してはいけない人
(スパイスとしてニッキを摂取する限りは妊娠中の方でも安全です)
・ニッキの過剰摂取による副作用
ニッキの摂取量目安
ニッキの薬物との相互作用
ニッキの用途
・スパイス
・漢方薬
・医薬品
・アロマオイル(ニッキオイル)
ニッキの栄養素
ニッキの学名・和名・その他の名称
ニッキの花言葉
ニッキの効用 参考文献
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ニッキとは:
ニッキとはシナモン・桂皮・肉桂*とも呼ばれる熱帯に生育するクスノキ科ニッケイ属の常緑樹で、生薬(漢方薬)に配合されたり、樹皮がスパイスとして料理やお菓子などに利用されています。
ニッキは糖尿病・高血糖の人の血糖値を下げる効用のほか、最近は毛細血管の老化防止への効用が期待されている健康食品です。
*ニッキ関連健康食品ブログ:
シナモンの効能
桂皮の効能
肉桂の効能
※ニッキとシナモンとは厳密には種が異なり、成分も若干異なるようです。ただし効用に大差はないようです。
ニッキの効用:
ニッキには、効用が未知数なものも含めて次のような効用が期待されています。
ニッキの循環器・血管系への効用
・毛細血管を刺激することにより毛細血管の血行を促進する効用(毛細血管の血行不良改善への効用)
・高血圧の改善効用
・ニッキエキス(ニッキ抽出物)の血栓予防への効用
・毛細血管の血行促進による冷え・冷え性改善への効用
・血管がもろくなるのを防ぐTie2(タイツー)*という成分を活性化させることによる血管・毛細血管の老化防止への効用
・血管がもろくなるのを防ぐTie2(タイツー)という成分を活性化させることによる血管・毛細血管を丈夫にする効用
・止血への効用(出血への効用)
*ニッキ関連成分ブログ:
Tie2とは(作成中)
ニッキの消化器系への効用
・胃を丈夫にする効用
・食欲増進への効用(食欲不振への効用)
・下痢の治療・予防への効用
・吐き気の予防への効用
・嘔吐の予防への効用
・腸内ガスの排出促進効用(お腹の張りへの効用)
・腸の蠕動運動促進作用による便秘解消への効用
・胃痙攣・痙攣性便秘など消化器官の痙攣を抑える効用
ニッキの神経系への効用
・鎮静効用(神経の興奮を鎮めリラックスさせる効用)
・鎮痛への効用(痛みの病気・症状への効用)
・ニッキエキス(ニッキ抽出物)の解熱への効用(発熱への効用)
・ニッキおよびニッキオイル(ニッキ精油)に含まれるシンナムアルデヒド(ニッキアルデヒド)の睡眠時間延長への効用
・ニッキおよびニッキオイル(ニッキ精油)に含まれるシンナムアルデヒド(ニッキアルデヒド)の解熱への効用(発熱への効用)
・ニッキおよびニッキオイル(ニッキ精油)に含まれるシンナムアルデヒド(ニッキアルデヒド)の鎮静への効用(神経の興奮を鎮めリラックスさせる効用)
・ニッキおよびニッキエキスの配合された漢方の頭痛への効用
・ニッキおよびニッキエキスの配合された漢方の体の痛みへの効用
・痙攣を抑える効用
*ニッキ関連成分ブログ:
シンナムアルデヒド(作成中)
ニッキの内分泌・代謝系への効用
・血糖値降下作用による糖尿病などの高血糖改善への効用(血糖値を下げる効用)
ニッキの泌尿器系への効用
・腎機能障害への効用
・尿失禁・夜尿症への効用
ニッキの肌への効用
・毛細血管の老化防止効用によるシミ・シワの予防への効用
・毛細血管の老化防止効用による薄毛の予防への効用
ニッキの骨への効用
・毛細血管の老化防止効用による骨粗しょう症の予防への効用
ニッキの関節への効用
・関節痛への効用
・リウマチの症状緩和への効用
ニッキのアレルギーへの効用
・ニッキエキスのアレルギー症状を抑える効用
ニッキの免疫力への効用
・ニッキエキスの免疫力を高める効用
ニッキの感染症への効用
・風邪の症状への効用
・扁桃炎(扁桃腺の腫れ)への効用
・のぼせへの効用
・感染症の予防への効用
ニッキの殺菌・抗菌への効用
・ニッキおよびニッキオイル(ニッキ精油)に含まれるシンナムアルデヒド(ニッキアルデヒド)の大腸菌・カンジダ菌への殺菌への効用
ニッキの生殖器系への効用
・精力減退への効用
・ED(勃起不全)への効用
・睾丸ヘルニアへの効用
・月経痛を和らげる効用
・更年期障害への効用
・無月経への効用
・ピル(人工妊娠中絶薬)としての効用
ニッキの癌(がん)への効用
・癌(がん)への効用
ニッキのその他の効用
・毛細血管の老化防止効用による むくみ予防への効用
・水分代謝を調節する作用による「むくみ」への効用
・発汗を促す効用
ニッキの効用の科学的有効性:
有効性レベル3(効くかもしれない)
2型糖尿病の高血糖改善への効用(血糖値を下げる効用)
上記以外のニッキの効用については疫学調査などのデータが不足しているため未知数です。
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
ニッキの安全性・過剰摂取による副作用:
ニッキをスパイスなど食品として摂取する限りではほとんどの方に安全ですが、ニッキオイル(ニッキ精油)については内服・皮膚への直接塗布ともに安全ではありません。
ニッキエキス・ニッキ錠剤・ニッキ サプリメントを摂取してはいけない人
・妊娠中の女性はニッキエキス・ニッキ錠剤・ニッキ サプリメントを摂取してはいけないとされています。
(ただしニッキパウダー(シナモンパウダー)*・ニッキ スティックなど、ニッキをスパイスとして摂取する限りでは妊娠中の女性にも安全です)
*ニッキ関連健康食品ブログ:
シナモンパウダーの効用
・心臓病の人がニッキを摂取すると心臓に悪影響を与えることがあります。
現時点ではニッキの心臓への悪影響についての作用機序は明らかとはなっていませんが、作用機序が明らかになるまでは心臓病の人はニッキの摂取を控えるか、注意して摂取することとされています。
・ニッキやペルーバルサムにアレルギーのある人はニッキを摂取してはいけません。
ニッキの過剰摂取による副作用
具体的な過剰摂取の基準は明らかではありませんがニッキを過剰摂取すると肝機能障害などの肝臓の病気を引き起こす危険性があります。
ですからニッキは料理やお菓子にスパイスとして利用するか、カフェラテ等にニッキパウダーをトッピングするときはニッキの摂取量目安の補足にありますように0.6g(ニッキパウダーの瓶を6振りが目安)の摂取に留めた方が安全と考えられます。
ニッキの摂取量目安:
今のところニッキの摂取量の目安については確かな基準はありません。
※その後TBS「はなまるマーケット」のニッキ特集で、ニッキの摂取量の目安について紹介されていました。
大阪大学 微生物病研究所の高倉伸幸氏によれば、毛細血管の老化防止の効用が期待できるニッキの1日の摂取量は0.6g、摂取量の目安としてはニッキパウダーの瓶を一振りで0.1gのニッキに相当するとのことでした。
ニッキの薬物との相互作用:
ニッキには次の薬との相互作用があることが知られています。
・糖尿病治療薬
糖尿病の治療で血糖降下薬を服用している場合は、ニッキを摂取すると血糖値が下がり過ぎるおそれがありますので、糖尿病の治療中の方がニッキを摂取する場合はあらかじめ病院・薬局にご相談ください。
・高血圧治療薬
高血圧の治療で血圧降下薬を服用している場合は、ニッキを摂取すると血圧が下がり過ぎるおそれがありますので、高血圧の治療中の方がニッキを摂取する場合はあらかじめ病院・薬局にご相談ください。
ニッキの用途:
スパイス
ニッキは主にお菓子や紅茶・カレーなどの香りづけとして利用されており、アップルパイやドーナツには欠かせないスパイスです。
スパイスとしての利用例
アップルパイ、ニッキドーナツ、ニッキベーグル、ニッキトースト、バナナ ニッキトースト、ニッキパン、ニッキカレー、ソース、ニッキクッキー、ニッキプリン、チャイ、ニッキティー、カプチーノ*、ニッキココア、ニッキケーキ、ニッキシュガー、アップル ニッキジャム、ニッキスティック、ニッキ肉まん、ニッキはちみつ、ニッキホットケーキミックス、ニッキミルク、ニッキミルクティー、ニッキ モカ、ニッキヨーグルト、ニッキ八橋、ニッキ離乳食、ニッキリキュールなどなど、ニッキのスパイスとしての食べ方は多岐にわたります。
※最近はニッキロール(シナモンロール)というロールケーキが人気のようです♪
*私もカプチーノに入れるためにニッキパウダーを持ち歩いています。成城石井でS&B オーガニック スパイスハーブのニッキパウダー(シナモンパウダー)をよく買います。
漢方
ニッキは中国では桂皮と呼ばれ、体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬として多くの漢方薬に配合され冷え性・食欲不振などの改善に用いられています。
医薬品
ニッキは胃腸薬・咳止め・滋養強壮剤などの医薬品の成分としても使われています。
アロマオイル(ニッキオイル)
樹皮に含まれるオイルをニッキオイルとしてアロマセラピーに用いることがありますが、刺激が強いため使用に当たっては注意が必要です。
ニッキの栄養素:
ニッキはミネラル、特にカルシウム・鉄分・マンガンなどの栄養素を大変多く含む食品ですが、摂取量が非常に少ないため五大栄養素摂取の観点からはあまり助けになりません。
むしろ、その香り成分に含まれているファイトケミカルの健康維持・増進効用が注目されている食品です。
特にプロアントシアニジンと呼ばれるポリフェノール系のファイトケミカルにインスリン様の血糖値降下作用があることから、糖尿病など高血糖疾患の治療効果に期待が寄せられています。
ニッキの学名・和名:
ニッキの学名・和名・その他の名称は次のとおりです。
ニッキの学名:Cinnamomum cassia
ニッキの和名:肉桂・支那肉桂・シナニッケイ・ニッキ
ニッキのその他の名称:東京肉桂、トンキンニッケイ、カシア
※ニッキ関連健康食品ブログ:
シナニッケイ(作成中)
トンキンニッケイ(作成中)
カシア(作成中)
ニッキの花言葉:
ニッキの花言葉は「純潔」「清純」「清浄する(清める)」などです。
ニッキの効用 参考文献:
機能性食品素材便覧/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
Gabanニッキ(シナモン)パウダー(ギャバン ニッキパウダー)・マコーミック ニッキパウダー・マスコット ニッキパウダー・オーガニック ニッキパウダー(有機ニッキパウダー)・業務用ニッキパウダーほか、ニッキパウダー・ニッキシュガーパウダー@通販
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