これまでの放射能に関する非合理的な思考:
以前にFacebookの個人ページに「今まで放射能が怖くて被災地の福島とその隣県などの農作物や水産物をなるべく買わないようにしてきたが、それは健康のためとはいえ、やっていることは不買運動ではないか」旨の投稿をしました。
今でも放射能が怖いことに変わりはありませんが、しかしそれも放射能検査済みの食品でも、被災地に近いという理由で危険と判断するのはとても合理的な思考とは言えません。
また定期的に福島に足を運んでいる写真家の知人からも指摘されましたが、被災地から離れているという理由で、放射能の検査さなどしなくても放射能が含まれているはずがないので安全と考えるのも、同様に合理的な思考とは思えません。
なぜなら度々SNSなどを通じて入ってくる情報によれば、東京や神奈川など被災地からかなり離れている場所でも、ときおり高い放射線量が記録されているためです。
さらに本当に放射能のことを心配するのなら、食材の産地の表示義務のない外食や中食も怖くて利用できなくなるはずですが、それらについてはまったくの無頓着でした。
これも矛盾した行動です。
パスシステムで被災地の放射能検査済み食品の購入を開始:
ですからこれまでの放射能に関する非合理的な思考を改め、これからは安全性が確認されている食品に関しては産地に限らず購入することにしました。
その一つの手段がパルシステムの宅配です。
パルシステムでは希望すれば、下の写真にあるような取り扱い商品の放射能の検査データを毎回同封してもらえます。
著作権に触れる可能性がありますので写真はぼかしてありますが、網掛けの部分が放射能が検出された食品であることを示しています。
と言ってもこれは測定可能な放射能が検出されたことを意味しているに過ぎず、その値もパルシステムが独自に設定した政府基準の1/4という厳しい基準値をさらに下回るものです。
また網掛けのない他の食品は測定限界値以下であったことを示しています。
このようにパスシステムでは放射能の検査データを希望すれば入手できるため、今では測定限界値以下の食品に関しては産地に限らず購入するようになりました。
パルシステムHP