フェンネルオイルとはセリ科ウイキョウ属のハーブ フェンネルの種の部分（フェンネルシード）から抽出されたアロマオイルで、胃の病気や気管支炎・不安・不眠症（睡眠障害）などへの効能が期待されています。
フェンネルオイルの効能についてまとめてあります。
フェンネルオイル 目次：
フェンネルオイルとは
フェンネルオイルの成分
フェンネルオイルの効能
・フェンネルオイルの消化器系への効能
・フェンネルオイルの神経系への効能
・フェンネルオイルの筋肉・皮膚・関節への効能
・フェンネルオイルの呼吸器系への効能
・フェンネルオイルの感染症・抗菌・抗ウイルスへの効能
・フェンネルオイルのその他の効能
フェンネルオイルの臨床試験での効能
フェンネルオイルの効能の科学的有効性
フェンネルオイルの摂取量
フェンネルオイルの摂取量上限（過剰摂取基準）・副作用・安全性
・フェンネルオイルの使用を避けた方がよい人
・フェンネルオイルの副作用
フェンネルオイルの相互作用
フェンネルオイルの用途
・アロマオイル
・薬用入浴剤・シャンプー・化粧水・化粧品
フェンネルオイルの効能 参考文献
フェンネルオイル＆フェンネルオイルの効能・成分・使い方 解説本☆通販
フェンネルオイルとは：
フェンネルオイルとはウイキョウ*とも呼ばれるセリ科ウイキョウ属のハーブ フェンネル*の種（果実）の部分（フェンネルシード*）から抽出された精油で、胃の病気や気管支炎・不安・不眠症（睡眠障害）などへの効能が期待されているアロマオイルです。
*関連ハーブ ブログ：
ウイキョウの効能
フェンネルの効能
フェンネルシードの効能
フェンネルオイルはアロマオイルとしての利用のほか、薬用入浴剤・シャンプー・化粧水・化粧品などにも使われています。
（ただしフェンネルオイルは皮膚への刺激が強いため、アロマオイルとして用いる際には注意が必要です。）
フェンネルシードの成分：
フェンネルシードにはビタミン・ミネラル・必須脂肪酸のオレイン酸・リノレン酸のほかに、フラボノイド（ルチン*）・フェンコン・アネトール・エストラゴール・テルペンなどのファイトケミカルが含まれています。
*関連健康食品ブログ：
ルチンは そば湯にあり
フェンネルシードの効能：
フェンネルシードには次のような効能が期待されています。
（ただし必ずしも効能が科学的に確かめられているものばかりとは限りません）
フェンネルオイルの消化器系への効能
・食欲不振への効能
・軽度の消化管痙攣への効能
・鎮痙への効能
・駆風（ガス抜き）への効能
・満腹感の緩和（ダイエット）への効能
・消化不良への効能
・結腸の緊張緩和への効能
・胸やけへの効能
・吐き気への効能
（消化器系の病気にフェンネルオイルを使用する場合は、1カップのお湯か小さじ1/2杯の蜂蜜に1~3滴のフェンネルオイルを加えたものを食間に1日3回まで摂取とされています）
フェンネルオイルの神経系への効能
・痙攣への効能
・フェンネルオイルによるアロマ マッサージの不安への効能
・フェンネルオイルによるアロマ マッサージの不眠症（睡眠障害）への効能
フェンネルオイルの筋肉・皮膚・関節への効能
・フェンネルオイルによるアロマ マッサージのセルライトへの効能
フェンネルオイルの呼吸器系への効能
・上気管支粘膜の炎症への効能
・フェンネルオイルに含まれるアネトール・フェンコンの痰のからみへの効能
フェンネルオイルの感染症・抗菌への効能
・抗菌への効能
フェンネルオイルのその他の効能
・フェンネルオイルに含まれるテルペンの抗毒への効能
・アルコール中毒への効能
・痛風への効能
フェンネルオイルの臨床試験での効能：
参考文献にフェンネルオイルの臨床試験での効能を示す記述は見当たりませんでした。
フェンネルオイルの効能の科学的有効性：
参考文献にフェンネルオイルの効能の科学的有効性を示す記述は見当たりませんでした。
フェンネルオイルの摂取量：
消化器系の病気にフェンネルオイルを使用する場合は、1カップのお湯か小さじ1/2杯の蜂蜜に1~3滴のフェンネルオイルを加えたものを食間に1日3回まで摂取とされています。
フェンネルシードの摂取量上限（過剰摂取基準）・副作用・安全性：
消化器系の病気にフェンネルオイルを使用する場合は、1カップのお湯か小さじ1/2杯の蜂蜜に1~3滴のフェンネルオイルを加えたものを食間に1日3回まで摂取とされています。
なおフェンネルシードの副作用・安全性については以下のとおりです。
フェンネルオイルの使用を避けた方がよい人
・妊娠中の女性（妊婦）はフェンネルオイルを摂取したり使用してはならないとされています。
・授乳中の女性もフェンネルオイルの摂取や使用を避けた方が賢明とされています。
・乳児・幼児もフェンネルオイルの摂取や使用を避けた方が賢明とされています。
・フェンネルオイルは医師への相談なしに数週間以上続けて使用してはならないとされています。
・にんじん*・セロリ・ヨモギ・セリ科の植物にアレルギーのある人はフェンネルオイルにもアレルギーを生じる危険性があります。
*関連健康食品ブログ：
にんじん の成分・効果
フェンネルオイルの副作用
・フェンネルオイルの使用により光過敏症の副作用を生じる危険性がありますので、フェンネルオイルを使用したときは直射日光や紫外線をなるべく避けることとされています。
・フェンネルオイルにはエストロゲン様作用があると考えられていますので、乳がん・子宮がん・卵巣がん・子宮内膜症・子宮筋腫の人はフェンネルオイルを使用してはならないとされています。
フェンネルオイルの相互作用：
フェンネルオイルには次の薬との相互作用があることが知られています。
・エストロゲン
フェンネルオイルはエストロゲンに似た効果を及ぼすと考えられるため、エストロゲンを服用している人がフェンネルオイルを使用するとエストロゲンの効果を弱める恐れがあります。
フェンネルオイルの用途：
アロマオイル
フェンネルオイルはアロマテラピーのオイル（アロマオイル）に用いられています。
薬用入浴剤・シャンプー・化粧水・化粧品
フェンネルオイルは薬用入浴剤やシャンプー・化粧水・化粧品などにも使われています。
フェンネルオイルの効能 参考文献：
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで／薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版／同文書院
ハーブの安全性ガイド／フレグランス・ジャーナル社
アロマテラピー事典／フレグランス・ジャーナル社