アンチエイジング効果が期待できると注目の、レスベラトロールが摂取できるブドウを皮ごと食べる方法ですが、巨峰のような皮の固い黒ブドウを皮ごと大量に食べますと、猛烈な腹痛や下痢に襲われる危険がありますので、ご注意ください!
ブドウの皮に含まれるアンチエイジング成分レスベラトロール:
先週のTBS「はなまるマーケット」でブドウが特集されていました。
注目はブドウの皮に含まれるレスベラトロールというポリフェノールの一種で、アンチエイジングの効果が期待できる成分として注目されているそうです。
このレスベラトロールという成分、皮に含まれているため、当然ですが中の果実を食べても含まれておらず、摂取するためには皮ごと食べる必要があります。
ブドウ、特に黒ブドウを生のまま皮ごと大量に食べると大変危険!
ブドウを皮ごと食べる工夫は、はなまるのブドウの特集ページをご覧いただくと致しまして、ここではブドウを皮ごと食べる事について、番組で触れられていなかった点について触れさせていただきます。
実は以前から私はNHK「知るを楽しむ 長寿の謎を解く」という番組のグルジア~百歳が住む村」の回で、グルジアの人々は毎日ブドウを皮ごと食べる習慣があり、これが長寿の一因の可能性があるという話を聞いて以来、ブドウは皮ごと食べるようにしていました。
最初は恐る恐る小粒の茶ブドウを皮ごと食べていたのですが、あるとき大きな黒ブドウもたぶん大丈夫だろうと思い、巨峰を生のまま皮ごと15粒ほど食べててみました。
するとしばらくしてから猛烈な腹痛に襲われはじめました(@_@;)
一時はあまりの激痛に腸閉塞でも起こしたのかと思い、救急車を呼ぼうかと思ったほどです(@_@;)
幸い30分ほどして腹痛は治まりましたが、巨峰のような黒ブドウを皮ごと食べる事の危険性を思い知らされた出来事でした…
実は上述のNHKの番組に登場した家森教授もグルジアで現地の人と同じように毎日、大粒のブドウを食べ続けたところ、お腹を壊して下痢になったそうです。
おそらく昔からブドウを皮ごと、かなりの量を食べる習慣のあるグルジアの人々と、そのような習慣のない日本人とでは消化器官の構造が違うのかもしれません。
ブドウを皮ごと食べる時の注意:
私のような目に遭わない為にも、ブドウを皮ごと食べる時には次のような事に注意された方が無難だと思います。
・はなまるで推奨されていた一日の摂取量100g、目安としては大粒のブドウなら7~8粒、やや小ぶりのブドウなら10粒程度を必ず守る
・茶ブドウや「皮ごと食べられる」と表示のあるブドウの方が、皮が軟らかくて比較的安全
・巨峰のような皮の固い黒ブドウは、絶対に生で食べずに番組で紹介されていたような方法を使って必ず加工してから食べる
※レスベラトロールのサプリメントを飲用するという方法もありますが、その場合はブドウの皮に含まれるアントシアニンなど他のポリフェノールは摂取できなくなる可能性があります。
以上のようなことに注意してブドウを皮ごと食べていただければ、ブドウの皮に含まれるレスベラトロールのアンチエイジング効果の恩恵を安心して得られると思います(^^)
ですが、もし万が一、ブドウを皮ごと食べてお腹の調子が悪くなった時は、すぐに食べるのを止めた方が安全です。腸の丈夫さには個人差がありますので。
ちなみに、このような危険性がある事が分かっていれば、はなまるでも指摘されていたはずですが、そうではなかったという事は私のような馬鹿な真似をする人はいないという事なのかもしれません^^;