プロポリスは古代から傷や腫瘍の治療薬として使われてきましたが、近年その免疫力をアップさせる効能が注目されています。現在、プロポリスキャンディ・のど飴・石鹸など、様々なプロポリス・プロポリス エキス配合商品が出回っています。
プロポリスの利用法:
プロポリス クリーム(プロポリス軟膏)
プロポリスは古代からヨーロッパ各地で、主に傷や腫瘍の治療に利用されてきました。現在でもプロポリス入りクリーム(プロポリス軟膏)などが販売されています。
プロポリスキャンディ・のど飴
風邪などの感染症による のど の痛みを緩和する目的で、プロポリス・プロポリス エキス配合のキャンディ・のど飴が発売されています。
プロポリス石鹸
プロポリスには殺菌作用のある成分が含まれているため、プロポリス入り石鹸が販売されています。
プロポリス歯磨き粉
同じくプロポリスの殺菌作用を利用した、プロポリス入り歯磨き粉もあります。
プロポリス サプリメント
プロポリスエキス配合サプリメントがDHCなどから発売されています*。
*スプレータイプのサプリメントもあります。
プロポリスの液体(プロポリス チンキ)
プロポリスの液体(プロポリス チンキ)が、うがい薬などとして売られています。
プロポリスの栄養:
プロポリスは五大栄養素については特に見るべきものはありませんが、フラボノイドをはじめとしたファイトケミカルを含んでいます。
プロポリスの効能の多くは、このファイトケミカルによるものが大きいと思われます。
プロポリスに期待される効能・効果:
プロポリスには、効果が未知数なものも含めて次のような効能・効果が期待されています。
免疫系への効能・効果
マクロファージの活性化による免疫アップ効果
外用による皮膚への効能・効果
プロポリス軟膏による
・傷の洗浄および抗炎症作用
・2型単純ヘルペスの治療
感染症への効能・効果
プロポリスキャンディなどの経口摂取による結核、細菌・真菌(水虫菌)・原虫感染、風邪の治療
歯・口腔内への効能・効果
プロポリス チンキなどでの「うがい」による、口腔内手術後の治癒促進、痛みや炎症の軽減
ガンへの効能・効果
プロポリスに含まれるフラボノイドやキナ酸の抗酸化作用によるガン予防効果
プロポリスの効能・効果の科学的有効性:
有効性レベル3
・口腔内手術後の治癒促進、痛みや炎症の軽減
・性器ヘルペスの治療
上記以外に期待されるプロポリスの効能については、今のところ科学的な根拠が十分ではありません。
プロポリスには花粉症・アトピーへの治療効果も期待されているようですが、これについても同様です。
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
プロポリスの安全性:
過剰摂取
プロポリスの安全性に関するデータは十分ではないため、妊娠中・授乳中の女性は使用を避けた方が良いとの指摘があります。また摂取量に関する具体的な基準も定かではありません。
副作用
副作用としては、プロポリス キャンディなどでプロポリスを経口摂取した場合に、アレルギー反応・口内炎などの副作用が起きることがあります。
プロポリスの副作用は、蜂や蜂の生産物(はちみつ など)、ポプラ、針葉樹、ペムビアンバルサム、アスピリン、サリチル酸にアレルギーのある方に多く見られるため、これらに該当する方は使用を控えた方が賢明です。
また、喘息の方もプロポリス中のアレルゲンが症状を悪化させる恐れがあるので、プロポリスを使用してはいけないとの指摘があります。
相互作用
参考文献中に、医薬品・食品・サプリメントとの相互作用に関する記述は見当たりませんでした。
プロポリスの効能 参考文献:
機能性食品素材便覧/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
プロポリス クリーム@通販
プロポリス歯磨き粉ほか、プロポリス入りバス用品@通販
プロポリス石鹸ほか、プロポリス入りスキンケア用品@通販
プロポリス サプリメント・スプレー@通販
プロポリスの効能 解説本リスト