マリアアザミの摂取量はシリマリンを70-80%含有するマリアアザミエキス250mgを1日2回まで、または挽いたマリアアザミ種子を15gまでとされています。
これ以上の摂取量のマリアアザミを摂取すると下痢などの副作用*が生じる危険性がありますのでご注意ください。
マリアアザミの摂取量・効果などについてまとめてあります。
*マリアアザミの副作用関連ブログ:
マリアアザミの副作用
マリアアザミの摂取量 目次:
マリアアザミとは
マリアアザミの名の由来
マリアアザミの栄養
マリアアザミの効果
・マリアアザミの肝臓・胆のう・脾臓への効果
・マリアアザミの消化器系への効果
・マリアアザミの神経系への効果
・マリアアザミの生殖器系への効果
・マリアアザミの泌尿器系への効果
・マリアアザミの筋肉・皮膚・関節への効果
・マリアアザミの呼吸器系への効果
・マリアアザミの癌(がん)への効果
マリアアザミの臨床試験での効果
マリアアザミの効果の科学的有効性
マリアアザミの摂取量
マリアアザミの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
・マリアアザミを摂取してはいけない人
・マリアアザミの副作用
マリアアザミの相互作用
・マリアアザミの有害な相互作用
・マリアアザミの有益な相互作用
マリアアザミの用途
・治療用ハーブ
・ハーブティー(マリアアザミティー)
・マリアアザミエキス(マリアアザミ種子エキス)サプリメント・健康食品
・マリアアザミ チンキ剤
マリアアザミの学名
マリアアザミの摂取量・効果 参考文献
大塚製薬マリアアザミ・ネイチャーズリソース マリアアザミ・エクレクティック マリアアザミほか、マリアアザミエキス(マリアアザミ種子エキス)・マリアアザミ サプリメント・マリアアザミ チンキ剤&マリアアザミの摂取量・マリアアザミの効果・マリアアザミの栄養・マリアアザミの栽培方法・マリアアザミの副作用 解説本☆通販
マリアアザミとは:
マリアアザミとはミルクシスル・オオアザミ・オオヒレアザミとも呼ばれるキク科オオアザミ属のハーブで、マリアアザミに含まれるシリマリン*に脂肪肝・肝硬変などの肝臓の病気への効果が期待されるほか、二日酔い・消化不良などへの効果が期待されている健康食品です。
*マリアアザミ関連ファイトケミカル・ハーブ ブログ:
シリマリンの効能
ミルクシスルの効能
オオアザミの効能
オオヒレアザミ
マリアアザミはドイツでは慢性肝炎・脂肪肝・肝硬変の治療への使用が認められている薬用ハーブです。
マリアアザミの名の由来:
マリアアザミの葉には白いまだら模様があり、このまだら模様がミルクのように見え、ミルクが聖母マリアに由来することからマリアアザミと呼ばれるようになったそうです。
マリアアザミの栄養:
マリアアザミの種子*に脂肪肝・肝硬変などの肝臓の病気への効果が期待されるファイトケミカルのシリマリンやリノール酸・オレイン酸・ミリスチン酸などの脂肪酸が含まれています。
*マリアアザミ関連健康食品ブログ:
マリアアザミ種子(作成中)
マリアアザミの効果:
マリアアザミには次のような効果が期待されています。
(ただし必ずしも効果が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)
マリアアザミの肝臓・胆のう・脾臓への効果
・ドイツのコミッションEにおいてマリアアザミの標準化製品(シリマリンを70-80%含有するマリアアザミ製品)が慢性肝炎・脂肪肝を含む肝硬変の治療への使用が認められている
・胆石症への効果
・黄疸への効果
・マリアアザミ煎剤・マリアアザミ チンキの肝臓・脾臓の病気への効果
・肝臓障害の動物実験でマリアアザミが抗肝臓毒作用を示すことが明らかとなっている
・脂肪肝を含む肝硬変への効果
・肝炎への効果
・肝臓の中毒症状への効果
・肝細胞再生への効果
・胆汁分泌促進への効果
・胆のうの不調への効果
・脾臓の病気への効果
・二日酔いへの効果
・慢性炎症性肝臓障害の治療に伴う中毒性肝臓障害への効果
・アルコール(酒)ほかの化学薬品による慢性肝炎への効果
・胆石への効果
・肝細胞保護への効果
※上述の肝臓・胆のう・脾臓の症状にマリアアザミを用いる場合はマリアアザミエキス サプリメント1-2カプセルを1日2-3回または医師の指示に従うこととされています。
マリアアザミの消化器系への効果
・消化不良への効果
・食欲不振への効果
・消化管痙攣への効果
・ドイツのコミッションEにおいてマリアアザミ抽出物(マリアアザミエキス*)が消化不良の治療への使用が認められている
・便秘への効果
*マリアアザミ関連健康食品ブログ:
マリアアザミエキス(作成中)
マリアアザミの神経系への効果
マリアアザミの生殖器系への効果
・子宮に関する不調への効果
・月経不順への効果
・母乳の出をよくする効果
マリアアザミの泌尿器系への効果
・利尿への効果
マリアアザミの筋肉・皮膚・関節への効果
・乾癬への効果
マリアアザミの呼吸器系への効果
・胸膜炎への効果
マリアアザミの癌(がん)への効果
・前立腺がん への効果
マリアアザミの臨床試験での効果:
・アルコール性肝臓障害の治療の補助になるという点で、いくつかの研究でのマリアアザミの効果が示唆されている
・脂肪肝を含むアルコール性肝硬変の症状改善へのマリアアザミのシリマリンの効果が、いくつかの臨床的報告で示されている
・ドイツのコミッションEにおいてマリアアザミの標準化製品が慢性肝炎・脂肪肝を含む肝硬変の治療への使用が認められている
・ドイツのコミッションEにおいてマリアアザミ抽出物(マリアアザミエキス)が消化不良の治療への使用が認められている
マリアアザミの効果の科学的有効性:
効果の有効性レベルB(一つの信頼できる調査において有効性を確認)
・肝臓の病気への効果
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価
効果の有効性レベル3(効果の可能性が科学的に示唆)
・他のハーブとの併用による胃のむかつき(消化不良)への効果
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
マリアアザミの摂取量:
マリアアザミを上述の症状に用いる場合の推奨摂取量は以下のとおりです。
・シリマリンを70-80%含有するマリアアザミエキス250mgを1日2回摂取
・挽いたマリアアザミ種子10-15gを医師の指示に従い摂取
マリアアザミの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:
マリアアザミの摂取量上限(過剰摂取基準)は以下のとおりです。
・シリマリンを70-80%含有するマリアアザミエキス250mgを1日2回まで
・挽いたマリアアザミ種子を15gまで
またマリアアザミには次のような安全性や過剰摂取による副作用についての指摘があります。
マリアアザミを摂取してはいけない人
次に該当する人はマリアアザミを摂取してはいけないとされています。
・妊娠中・授乳中の女性
・ブタクサ・マリーゴールド・デイジーなどのキク科植物にアレルギーのある人
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・乳がん
・卵巣がん
・ホルモン過敏性疾患の女性
・胆石
・胆のう疾患
・胆道疾患
マリアアザミの副作用
マリアアザミはごくまれに次のような副作用を引き起こす可能性があります。
・悪心
・下痢
・消化不良
・腹部膨張感
・満腹感
・痛み
・食欲不振
・子宮出血
マリアアザミの相互作用:
マリアアザミの有害な相互作用
マリアアザミには次の薬・サプリメント・ハーブ・食品との間に有害な相互作用があることが知られています。
・肝臓で代謝(分解)されやすいシトクロムP450 2C9に分類される薬
マリアアザミは肝臓で代謝(分解)されやすいシトクロムP450 2C9に分類される薬の代謝を抑制し、薬の副作用を強める恐れがあります。
シトクロムP450 2C9に分類される薬にはアミトリプチリン・ジアゼパム・ジロートン・セレコシシブ・ジクロフェナク・フルバスタチン・グリピジド・イブプロフェン・イルベサルタン・ロサルタン・フェニトイン・ピロキシカム・タモキシフェン・トルブタミド・トルセミド・ワルファリンなどがあります。
・肝臓で代謝(分解)されやすいグルクロン酸抱合を受ける薬
マリアアザミは肝臓で代謝(分解)されやすいグルクロン酸抱合を受ける薬の代謝を促進して、薬の治療効果を弱めてしまう恐れがあります。
グルクロン酸抱合を受ける薬にはアセトアミノフェン・アトルバスタチン・ジアゼパム・ジゴキシン・エンタカポン・エストロゲン・イリノテカン・ラモトリジン・ロラゼパム・ロバスタチン・メプロバメート・モルヒネ・オキサゼパムなどがあります。
エストロゲン
マリアアザミに含まれるシリマリンはエストロゲンの代謝を促進して、エストロゲンの治療効果を弱めてしまう恐れがあります。
アルコール
アルコールはマリアアザミに含まれるシリマリンの肝臓保護効果を無効にしてしまう恐れがあります。
マリアアザミの有益な相互作用
マリアアザミには次の薬・サプリメント・ハーブ・食品との間に有益な相互作用があることが知られています。
コリン
マリアアザミをコリンと併用するとマリアアザミに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効果が高まる可能性があります。
この場合マリアアザミエキス250mgを1日2回摂取します。
グルタチオン
マリアアザミをグルタチオンと併用するとマリアアザミに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効果が高まる可能性があります。
この場合マリアアザミエキス250mgを1日2回摂取します。
イノシトール
マリアアザミをイノシトールと併用するとマリアアザミに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効果が高まる可能性があります。
この場合マリアアザミエキス250mgを1日2回摂取します。
メチオニン
マリアアザミをメチオニンと併用するとマリアアザミに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効果が高まる可能性があります。
この場合マリアアザミエキス250mgを1日2回摂取します。
N-アセチルシステイン
マリアアザミをN-アセチルシステインと併用するとマリアアザミに含まれるシリマリンの薬物・化学薬品・毒物などで損傷した肝臓の治療への効果が高まる可能性があります。
この場合マリアアザミエキス250mgを1日2回摂取します。
高コレステロール治療薬ロバスタチン
マリアアザミに含まれるシリマリンには高コレステロール治療薬ロバスタチンの副作用で生じる肝障害から肝臓を保護する効果が期待されています。
スタチン系高コレステロール治療薬アトルバスタチン
マリアアザミに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬アトルバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
関節炎治療薬セレコキシン(COX-2阻害薬)
マリアアザミに含まれるシリマリンには関節炎治療薬セレコキシン(COX-2阻害薬)の副作用の肝臓への刺激から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗がん剤シスプラチン
マリアアザミに含まれるシリマリンには抗がん剤シスプラチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
高脂血症(脂質異常症)治療薬クロフィブラート
マリアアザミに含まれるシリマリンには高脂血症(脂質異常症)治療薬クロフィブラートの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗ウイルス薬ジダノシン
マリアアザミに含まれるシリマリンには抗ウイルス薬ジダノシンの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
高血圧・狭心症・心臓発作再発予防薬ジルチアゼム
マリアアザミに含まれるシリマリンには高血圧・狭心症・心臓発作再発予防薬ジルチアゼムの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬フルバスタチン
マリアアザミに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬フルバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗ウイルス薬インジナビル
マリアアザミに含まれるシリマリンには抗ウイルス薬インジナビルの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬ロバスタチン
マリアアザミに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬ロバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬プラバスタチン
マリアアザミに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬プラバスタチンの副作用で生じる肝臓障害・肝毒性から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
関節炎治療薬ロフェコキシン(COX-2阻害薬・非ステロイド性抗炎症薬)
マリアアザミに含まれるシリマリンには関節炎治療薬ロフェコキシン(COX-2阻害薬・非ステロイド性抗炎症薬)の副作用の肝臓への刺激から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬シンバスタチン
マリアアザミに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬シンバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗卵胞ホルモン剤タモキシフェン
マリアアザミに含まれるシリマリンには抗卵胞ホルモン剤タモキシフェンの副作用の肝臓への刺激から肝臓を保護する効果が期待されています。
この場合マリアアザミエキスを1日200mg摂取することが推奨されています。
マリアアザミの用途:
マリアアザミには次のような用途があります。
治療用ハーブ
マリアアザミの標準化製品・マリアアザミ抽出物(マリアアザミエキス)が治療用ハーブとして利用されています。
ハーブティー(マリアアザミティー)
マリアアザミ種子を乾燥させたものがハーブティー(マリアアザミティー)として飲まれています。
マリアアザミエキス(マリアアザミ種子エキス)サプリメント・健康食品
マリアアザミエキス(マリアアザミ種子エキス)やマリアアザミ種子から抽出された有効成分シリマリンがサプリメント*・健康食品として販売されています*。
*マリアアザミ関連サプリメントブログ:
マリアアザミ サプリメント(作成中)
マリアアザミ チンキ剤
マリアアザミ種子の抽出物がチンキ剤として販売されています。
マリアアザミの学名:
マリアアザミの学名はSilybum marianumです。
マリアアザミの摂取量・効果 参考文献:
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
ハーブの安全性ガイド/フレグランス・ジャーナル社
大塚製薬マリアアザミ・ネイチャーズリソース マリアアザミ・エクレクティック マリアアザミほか、マリアアザミエキス(マリアアザミ種子エキス)・マリアアザミ サプリメント・マリアアザミ チンキ剤☆通販
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