ミルクシスルの副作用:ミルクシスルは肝臓などへの効能が期待されている健康食品ですがミルクシスルの摂取により、ごくまれに下痢・消化不良・腹部膨張感・満腹感・痛み・食欲不振・子宮出血などの副作用が生じることがあります。
ミルクシスルの副作用・効能についてまとめてあります。
ミルクシスルの副作用 目次:
ミルクシスルとは
ミルクシスルの名の由来
ミルクシスルの栄養
ミルクシスルの効能
・ミルクシスルの肝臓・胆のう・脾臓への効能
・ミルクシスルの消化器系への効能
・ミルクシスルの神経系への効能
・ミルクシスルの生殖器系への効能
・ミルクシスルの泌尿器系への効能
・ミルクシスルの筋肉・皮膚・関節への効能
・ミルクシスルの呼吸器系への効能
・ミルクシスルの癌(がん)への効能
ミルクシスルの臨床試験での効能
ミルクシスルの効能の科学的有効性
ミルクシスルの摂取量
ミルクシスルの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
・ミルクシスルを摂取してはいけない人
・ミルクシスルの副作用
ミルクシスルの相互作用
・ミルクシスルの有害な相互作用
・ミルクシスルの有益な相互作用
ミルクシスルの用途
・治療用ハーブ
・ハーブティー(ミルクシスルティー)
・ミルクシスルエキス(ミルクシスル種子エキス)サプリメント・健康食品
・ミルクシスル チンキ剤
ミルクシスルの学名
ミルクシスルの副作用・効能 参考文献
Yerba Primaミルクシスル・大塚製薬ミルクシスル・ネイチャーズリソース ミルクシスル・エクレクティック ミルクシスルほか、ミルクシスルエキス(ミルクシスル種子エキス)・ミルクシスル サプリメント・ミルクシスル チンキ剤・犬用ミルクシスル&ミルクシスルの副作用・ミルクシスルの効能・ミルクシスルの育て方 解説本☆通販
ミルクシスルとは:
ミルクシスルとはマリアアザミ・オオアザミ・オオヒレアザミ*とも呼ばれるキク科オオアザミ属のハーブで、ミルクシスルに含まれるシリマリン*に脂肪肝・肝硬変などの肝臓の病気への効能が期待されるほか、二日酔い・消化不良などへの効能が期待されている健康食品です。
*ミルクシスル関連ファイトケミカル・ハーブ ブログ:
シリマリンの効能
マリアアザミの効果
オオアザミの効能
オオヒレアザミ
ミルクシスルはドイツでは慢性肝炎・脂肪肝・肝硬変の治療への使用が認められている薬用ハーブです。
ミルクシスルの名の由来:
ミルクシスルの葉には白いまだら模様があり、このまだら模様がミルクのように見えることからミルクシスルと呼ばれるようになったそうです。
ミルクシスルの栄養:
ミルクシスルの種子*に脂肪肝・肝硬変などの肝臓の病気への効能が期待されるファイトケミカルのシリマリンやリノール酸・オレイン酸・ミリスチン酸などの脂肪酸が含まれています。
*ミルクシスル関連健康食品ブログ:
ミルクシスル種子(作成中)
ミルクシスルの効能:
ミルクシスルには次のような効能が期待されています。
(ただし必ずしも効能が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)
ミルクシスルの肝臓・胆のう・脾臓への効能
・ドイツのコミッションEにおいてミルクシスルの標準化製品(シリマリンを70-80%含有するミルクシスル製品)が慢性肝炎・脂肪肝を含む肝硬変の治療への使用が認められている
・胆石症への効能
・黄疸への効能
・ミルクシスル煎剤・ミルクシスル チンキの肝臓・脾臓の病気への効能
・肝臓障害の動物実験でミルクシスルが抗肝臓毒作用を示すことが明らかとなっている
・脂肪肝を含む肝硬変への効能
・肝炎への効能
・肝臓の中毒症状への効能
・肝細胞再生への効能
・胆汁分泌促進への効能
・胆のうの不調への効能
・脾臓の病気への効能
・二日酔いへの効能
・慢性炎症性肝臓障害の治療に伴う中毒性肝臓障害への効能
・アルコール(酒)ほかの化学薬品による慢性肝炎への効能
・胆石への効能
・肝細胞保護への効能
※上述の肝臓・胆のう・脾臓の症状にミルクシスルを用いる場合はミルクシスルエキス サプリメント1-2カプセルを1日2-3回または医師の指示に従うこととされています。
ミルクシスルの消化器系への効能
・消化不良への効能
・食欲不振への効能
・消化管痙攣への効能
・ドイツのコミッションEにおいてミルクシスル抽出物(ミルクシスルエキス*)が消化不良の治療への使用が認められている
・便秘への効能
*ミルクシスル関連健康食品ブログ:
ミルクシスルエキス(作成中)
ミルクシスルの神経系への効能
ミルクシスルの生殖器系への効能
・子宮に関する不調への効能
・月経不順への効能
・母乳の出をよくする効能
ミルクシスルの泌尿器系への効能
・利尿への効能
ミルクシスルの筋肉・皮膚・関節への効能
・乾癬への効能
ミルクシスルの呼吸器系への効能
・胸膜炎への効能
ミルクシスルの癌(がん)への効能
・前立腺がん への効能
ミルクシスルの臨床試験での効能:
・アルコール性肝臓障害の治療の補助になるという点で、いくつかの研究でのミルクシスルの効能が示唆されている
・脂肪肝を含むアルコール性肝硬変の症状改善へのミルクシスルのシリマリンの効能が、いくつかの臨床的報告で示されている
・ドイツのコミッションEにおいてミルクシスルの標準化製品が慢性肝炎・脂肪肝を含む肝硬変の治療への使用が認められている
・ドイツのコミッションEにおいてミルクシスル抽出物(ミルクシスルエキス)が消化不良の治療への使用が認められている
ミルクシスルの効能の科学的有効性:
効能の有効性レベルB(一つの信頼できる調査において有効性を確認)
・肝臓の病気への効能
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価
効能の有効性レベル3(効能の可能性が科学的に示唆)
・他のハーブとの併用による胃のむかつき(消化不良)への効能
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
ミルクシスルの摂取量:
ミルクシスルを上述の症状に用いる場合の推奨摂取量は以下のとおりです。
・シリマリンを70-80%含有するミルクシスルエキス250mgを1日2回摂取
・挽いたミルクシスル種子10-15gを医師の指示に従い摂取
ミルクシスルの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:
ミルクシスルの摂取量上限(過剰摂取基準)は以下のとおりです。
・シリマリンを70-80%含有するミルクシスルエキス250mgを1日2回まで
・挽いたミルクシスル種子を15gまで
またミルクシスルには次のような安全性や過剰摂取による副作用についての指摘があります。
ミルクシスルを摂取してはいけない人
次に該当する人はミルクシスルを摂取してはいけないとされています。
・妊娠中・授乳中の女性
・ブタクサ・マリーゴールド・デイジーなどのキク科植物にアレルギーのある人
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・乳がん
・卵巣がん
・ホルモン過敏性疾患の女性
・胆石
・胆のう疾患
・胆道疾患
ミルクシスルの副作用
ミルクシスルは肝臓などへの効能が期待されている健康食品ですがミルクシスルの摂取により、ごくまれに次のような副作用が生じることがあります。
・悪心
・下痢
・消化不良
・腹部膨張感
・満腹感
・痛み
・食欲不振
・子宮出血
ミルクシスルの相互作用:
ミルクシスルの有害な相互作用
ミルクシスルには次の薬・サプリメント・ハーブ・食品との間に有害な相互作用があることが知られています。
・肝臓で代謝(分解)されやすいシトクロムP450 2C9に分類される薬
ミルクシスルは肝臓で代謝(分解)されやすいシトクロムP450 2C9に分類される薬の代謝を抑制し、薬の副作用を強める恐れがあります。
シトクロムP450 2C9に分類される薬にはアミトリプチリン・ジアゼパム・ジロートン・セレコシシブ・ジクロフェナク・フルバスタチン・グリピジド・イブプロフェン・イルベサルタン・ロサルタン・フェニトイン・ピロキシカム・タモキシフェン・トルブタミド・トルセミド・ワルファリンなどがあります。
・肝臓で代謝(分解)されやすいグルクロン酸抱合を受ける薬
ミルクシスルは肝臓で代謝(分解)されやすいグルクロン酸抱合を受ける薬の代謝を促進して、薬の治療効果を弱めてしまう恐れがあります。
グルクロン酸抱合を受ける薬にはアセトアミノフェン・アトルバスタチン・ジアゼパム・ジゴキシン・エンタカポン・エストロゲン・イリノテカン・ラモトリジン・ロラゼパム・ロバスタチン・メプロバメート・モルヒネ・オキサゼパムなどがあります。
エストロゲン
ミルクシスルに含まれるシリマリンはエストロゲンの代謝を促進して、エストロゲンの治療効果を弱めてしまう恐れがあります。
アルコール
アルコールはミルクシスルに含まれるシリマリンの肝臓保護効果を無効にしてしまう恐れがあります。
ミルクシスルの有益な相互作用
ミルクシスルには次の薬・サプリメント・ハーブ・食品との間に有益な相互作用があることが知られています。
コリン
ミルクシスルをコリンと併用するとミルクシスルに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効能が高まる可能性があります。
この場合ミルクシスルエキス250mgを1日2回摂取します。
グルタチオン
ミルクシスルをグルタチオンと併用するとミルクシスルに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効能が高まる可能性があります。
この場合ミルクシスルエキス250mgを1日2回摂取します。
イノシトール
ミルクシスルをイノシトールと併用するとミルクシスルに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効能が高まる可能性があります。
この場合ミルクシスルエキス250mgを1日2回摂取します。
メチオニン
ミルクシスルをメチオニンと併用するとミルクシスルに含まれるシリマリンの肝臓の病気、特に肝炎・黄疸・脂肪肝・肝硬変への効能が高まる可能性があります。
この場合ミルクシスルエキス250mgを1日2回摂取します。
N-アセチルシステイン
ミルクシスルをN-アセチルシステインと併用するとミルクシスルに含まれるシリマリンの薬物・化学薬品・毒物などで損傷した肝臓の治療への効能が高まる可能性があります。
この場合ミルクシスルエキス250mgを1日2回摂取します。
高コレステロール治療薬ロバスタチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンには高コレステロール治療薬ロバスタチンの副作用で生じる肝障害から肝臓を保護する効能が期待されています。
スタチン系高コレステロール治療薬アトルバスタチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬アトルバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
関節炎治療薬セレコキシン(COX-2阻害薬)
ミルクシスルに含まれるシリマリンには関節炎治療薬セレコキシン(COX-2阻害薬)の副作用の肝臓への刺激から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗がん剤シスプラチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンには抗がん剤シスプラチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
高脂血症(脂質異常症)治療薬クロフィブラート
ミルクシスルに含まれるシリマリンには高脂血症(脂質異常症)治療薬クロフィブラートの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗ウイルス薬ジダノシン
ミルクシスルに含まれるシリマリンには抗ウイルス薬ジダノシンの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
高血圧・狭心症・心臓発作再発予防薬ジルチアゼム
ミルクシスルに含まれるシリマリンには高血圧・狭心症・心臓発作再発予防薬ジルチアゼムの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬フルバスタチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬フルバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗ウイルス薬インジナビル
ミルクシスルに含まれるシリマリンには抗ウイルス薬インジナビルの副作用で生じる肝臓障害から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬ロバスタチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬ロバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬プラバスタチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬プラバスタチンの副作用で生じる肝臓障害・肝毒性から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
関節炎治療薬ロフェコキシン(COX-2阻害薬・非ステロイド性抗炎症薬)
ミルクシスルに含まれるシリマリンには関節炎治療薬ロフェコキシン(COX-2阻害薬・非ステロイド性抗炎症薬)の副作用の肝臓への刺激から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
スタチン系高コレステロール治療薬シンバスタチン
ミルクシスルに含まれるシリマリンにはスタチン系高コレステロール治療薬シンバスタチンの副作用で生じる肝毒性から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキス150mgを1日3-4回摂取することが推奨されています。
抗卵胞ホルモン剤タモキシフェン
ミルクシスルに含まれるシリマリンには抗卵胞ホルモン剤タモキシフェンの副作用の肝臓への刺激から肝臓を保護する効能が期待されています。
この場合ミルクシスルエキスを1日200mg摂取することが推奨されています。
ミルクシスルの用途:
ミルクシスルには次のような用途があります。
治療用ハーブ
ミルクシスルの標準化製品・ミルクシスル抽出物(ミルクシスルエキス)が治療用ハーブとして利用されています。
ハーブティー(ミルクシスルティー)
ミルクシスル種子を乾燥させたものがハーブティー(ミルクシスルティー)として飲まれています。
ミルクシスルエキス(ミルクシスル種子エキス)サプリメント・健康食品
ミルクシスルエキス(ミルクシスル種子エキス)やミルクシスル種子から抽出された有効成分シリマリンがサプリメント*・健康食品として販売されています*。
*ミルクシスル関連サプリメントブログ:
ミルクシスル サプリメント(作成中)
ミルクシスル チンキ剤
ミルクシスル種子の抽出物がチンキ剤として販売されています。
ミルクシスルの学名:
ミルクシスルの学名はSilybum marianumです。
ミルクシスルの副作用・効能 参考文献:
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
ハーブの安全性ガイド/フレグランス・ジャーナル社
Yerba Primaミルクシスル・大塚製薬ミルクシスル・ネイチャーズリソース ミルクシスル・エクレクティック ミルクシスルほか、ミルクシスルエキス(ミルクシスル種子エキス)・ミルクシスル サプリメント・ミルクシスル チンキ剤・犬用ミルクシスル☆通販
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