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果物は冷やすと甘味が増す☆果糖の糖度

果物に含まれる糖質 果糖(フラクトース)には「温度が低くなるほど糖度が増す」性質があります。ですから果物は冷やすと甘く美味しくなります♪

果糖の温度による糖度変化:

果物に含まれている糖質の一種 果糖(フラクトース)には温度が低くなるほど糖度が増す性質があります。これは果糖がα-果糖(α-フラクトース)とβ-果糖(β-フラクトース)という2種類の甘味成分から構成されていて、温度が低いほど糖度の高いβ-果糖の割合が増えるためです。
ちなみに糖度が増してもカロリーは変わりません♪
※β-果糖の糖度はα-果糖の3倍、砂糖の1.8倍もあります☆ また、はちみつ の主成分も果糖ですから果物同様、冷やすとより甘味が増します♪

甘味の持続時間にも影響☆

また温度は糖度ばかりでなく舌で感じる甘味の持続時間にも影響します。これも温度が低いほど甘味を感じる時間が長くなる関係にあるため、よく冷やした方が美味しさが持続します☆
ですから果物は冷蔵庫でよく冷やしてから食べた方が甘く美味しくなります♪

少量の砂糖の効果☆

果糖などの糖質には、複数の甘味成分を混合することで相乗効果のようなものが働き、10%程度余分に糖度が増すという性質もあります。そのため、あまり糖度の高くない果物に例えば砂糖などを加えると、加えた砂糖の量以上に甘味が強くなります♪
※漢方では果物は体を冷やすと考えられています。冷え性の方は、果物を冷やして食べることで症状が悪化する恐れがありますのでご注意ください。

果物の果糖の糖度 参考文献:

砂糖の科学/朝倉書店
新ウェルネス栄養学/大阪大学出版会
果物の健康効果 解説本♪
おいしい果物レシピ本♪

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