枸杞子の効用:枸杞子とはナス科クコ属クコ種の植物 枸杞の実(果実)の部分の漢方の呼び名で、脂肪肝などの肝臓病・高血圧・視力回復・高コレステロール・腰痛・膝の痛み・老化防止などへの効用が期待されている健康食品です。
枸杞子の効用についてまとめてあります。
枸杞子の効用 目次:
枸杞子とは
枸杞の栽培地
枸杞子の栄養
枸杞子のカロリー
枸杞子の効用
・枸杞子の循環器・血管系への効用
・枸杞子の内分泌・代謝系への効用
・枸杞子の消化器系への効用
・枸杞子の神経系への効用
・枸杞子の肝臓への効用
・枸杞子の腎臓への効用
・枸杞子の筋肉・皮膚・関節への効用
・枸杞子の感覚器への効用
・枸杞子のその他の効用
枸杞子の臨床試験での効用
枸杞子の効用の科学的有効性
枸杞子の摂取量
枸杞子の摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
・枸杞を摂取してはいけない人
・枸杞の摂取にあたって注意が必要な人
・枸杞の副作用
枸杞子の相互作用
枸杞子の利用法
・漢方
・生食・ドライフルーツ
・枸杞酒
・枸杞子エキス・クコシエキス
枸杞の花言葉
・薬膳料理の具
・杏仁豆腐
・枸杞子スープ
・枸杞子シロップ
枸杞の学名・和名・英語名
枸杞子の効用・栄養 参考文献
オーガニック 枸杞子(有機枸杞子)・国産枸杞子ほか枸杞子・枸杞茶・枸杞酒・枸杞葉・枸杞エキス&枸杞子の効用・枸杞子の食べ方(枸杞子 料理レシピ)・枸杞の育て方(栽培方法)解説本☆通販
枸杞子とは:
枸杞子とはナス科クコ属クコ種の植物 枸杞(クコ)の実(果実)の部分の漢方の呼び名です。
枸杞子は乾燥させてドライフルーツとして食されたり薬膳粥などの薬膳料理の具に使われたり、リキュールに漬け込んで薬用酒(枸杞酒**)として飲まれています。
また枸杞子は漢方(漢方薬)の原料としても使われています。
(枸杞子は一般的にはクコの実と呼ばれています)
*枸杞子 関連健康食品ブログ:
枸杞の効能
クコの効能
枸杞酒の効用(作成中)
クコの実の効能
枸杞子には滋養強壮(疲労回復)・脂肪肝などの肝臓病・高血圧・視力回復・高コレステロール・腰痛・膝の痛み・老化防止などへの効用が期待されています。
枸杞の栽培地:
枸杞子の取れる枸杞は主に中国・韓国・台湾・日本で栽培されており、日本では枸杞は本州から沖縄にかけての地域で栽培されています。
枸杞子の栄養:
枸杞子にはビタミンB1・ビタミンB2・リノレン酸・アミノ酸・各種ミネラルや食物繊維などの栄養のほか、ベータカロチンなどのカロチノイドやベタイン・ゼアキサンチン・フィサレンなどのファイトケミカルが多く含まれています。
枸杞実のカロリー:
枸杞子のカロリーは100gあたり363キロ カロリーとドライフルーツの中では高カロリーです。
これは枸杞子には炭水化物だけでなくタンパク質も多く含まれているためです。
枸杞子の効用:
枸杞子には次のような効用が期待されています。
(ただし必ずしも効用が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)
枸杞子の循環器・血管系への効用
・枸杞子エキス(枸杞シエキス)の高血圧への効用(血圧を下げる効用)
・枸杞子エキス(枸杞シエキス)の高コレステロールへの効用(コレステロールを下げる効用)
枸杞子の内分泌・代謝系への効用
・糖尿病などの高血糖への効用(血糖値を下げる効用)
枸杞子の消化器系への効用
・下痢への効用
枸杞子の神経系への効用
・無力感への効用
・めまいへの効用
・頭痛への効用
・口渇(口の渇き)への効用
・体力回復への効用
・気力回復への効用
枸杞子の肝臓への効用
・肝臓病への効用
・枸杞子の漢方の肝臓病への効用
・枸杞子に含まれるベタインの脂肪肝への効用
枸杞子の腎臓への効用
・腎臓病への効用
・枸杞子の漢方の腎臓病への効用
枸杞子の筋肉・皮膚・関節への効用
・枸杞子の漢方の腰痛への効用
・枸杞子の漢方の膝の痛みへの効用
枸杞子の感覚器への効用
・枸杞子に含まれるベタインの視力低下への効用(視力回復への効用)
・鼻血への効用
・枸杞の漢方の かすみ目などの視力障害への効用
枸杞のその他の効用
・枸杞子の煎液の疲労回復への効用
枸杞子の臨床試験での効用:
・60歳以上の患者が枸杞子を含む枸杞を1日50gずつ10日間摂取したところリゾチーム・IgG抗体・IgA抗体・リンパ球の若返りの効用が見られた
・60歳以上の患者が枸杞子を含む枸杞を1日50gずつ10日間摂取したところ男性ホルモンのテストステロン値の上昇が見られた
・64-80歳の健康な人が枸杞子を含む枸杞を1日50gずつ10日間摂取したところスーパーオキシドジスムター(SOD)の上昇と過酸化脂質の減少が見られた(抗酸化力が高まった)
・64-80歳の健康な人が枸杞子を含む枸杞を1日50gずつ10日間摂取したところヘモグロビン値の上昇が見られた(赤血球が増えた)
・18-25歳の健康な人が枸杞子を含むクコ50gとベータカロチン5mgを34日間摂取したところ、有意に視力回復・暗所適応能力の向上(暗所での視力回復)・血中ビタミンA濃度の上昇などの効用が見られた
枸杞子の効用の科学的有効性:
参考文献に枸杞子の効用の科学的有効性を示す記述は見当たりませんでした。
枸杞子の摂取量:
参考文献に枸杞子の具体的な摂取量の記述は見当たりませんでした。
枸杞実のの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:
参考文献に枸杞子の摂取量上限(過剰摂取基準)の記述は見当たりませんでした。
なお参考文献には枸杞の安全性・副作用に関する次のような記述がありました。
※枸杞子がこれらの安全性・副作用に該当するのかについては参考文献から判別することはできませんでした。
そのため、もし枸杞子のドライフルーツや枸杞子の使われた料理・お菓子などを食べて下記の症状が表れたときには、枸杞子の摂取を控えた方が賢明と思われます。
枸杞を摂取してはいけない人
・妊娠中・授乳中の女性
・低血圧の人
枸杞の摂取にあたって注意が必要な人
・胃腸虚弱の人
・よく消化不良を起こす人
・下痢気味の人
枸杞の副作用
・乾燥させた枸杞の根皮を摂取すると吐き気・嘔吐の副作用が生じることがあります。
(枸杞子については副作用の記述は見当たりませんでした)
枸杞子の相互作用:
枸杞子には次の薬・サプリメント・ハーブ・食品との間に有害な相互作用があることが知られています。
・高血圧治療薬(降圧薬)
枸杞子には血圧を下げる作用があると考えられています。そのため高血圧の治療などで高血圧治療薬(降圧薬)を服用している人が枸杞子を摂取すると血圧が下がりすぎて低血圧を引き起こす危険性があります。
高血圧治療薬(降圧薬)を服用している人が枸杞子を摂取する場合は必ず医師にご相談ください。
高血圧治療薬にはカプトプリル・エナラプリル・ロサルタン・バルサルタン・ジルチアゼム・アムロジピン・ヒドロクロロチアジド・フロセミドなどがあります。
・糖尿病治療薬(血糖降下薬)
枸杞子には血糖値を上げる作用があると考えられています。
そのため糖尿病治療薬(血糖降下薬)を服用している人が枸杞子を摂取すると糖尿病治療薬(血糖降下薬)の治療効果を弱めてしまう危険性があります。
糖尿病治療薬を服用している人が枸杞子を摂取する場合は必ず医師にご相談ください。
糖尿病治療薬にはグリメピリド・グリブリド・インスリン・ピオグリタゾン・クロロプロパミド・グリピジド・トルビタミドなどがあります。
ワルファリン(クマジン)
枸杞子はワルファリン(クマジン)の吸収量を増加せせるため、ワルファリン(クマジン)を服用している人が枸杞子を摂取するとあざや出血が生じる危険性があります。
ワルファリン(クマジン)を服用している人が枸杞子を摂取する場合は必ず医師にご相談ください。
・肝臓で代謝(分解)されやすいシトクロムP450 2C9に分類される薬
枸杞子は肝臓で代謝(分解)されやすいシトクロムP450 2C9に分類される薬の代謝を抑制し、薬の副作用を強める恐れがあります。
シトクロムP450 2C9に分類される薬を服用している人が枸杞子を摂取する場合は必ず医師にご相談ください。
シトクロムP450 2C9に分類される薬にはアミトリプチリン・ジアゼパム・ジロートン・セレコシシブ・ジクロフェナク・フルバスタチン・グリピジド・イブプロフェン・イルベサルタン・ロサルタン・フェニトイン・ピロキシカム・タモキシフェン・トルブタミド・トルセミド・ワルファリンなどがあります。
枸杞の利用法:
枸杞には次のような利用法があります。
漢方
枸杞子は漢方の原料として利用されています。
生食・ドライフルーツ
枸杞子は生食やドライフルーツとして食べられています。
枸杞酒
枸杞子をリキュールなどのお酒に漬けたものが薬用酒として飲まれています(枸杞酒)。
枸杞子エキス・クコシエキス
枸杞子の抽出物(枸杞子エキス・クコシエキス*)がサプリメント・健康食品として販売されています。
*枸杞子 関連健康食品ブログ:
クコシエキス(作成中)
薬膳料理の具
枸杞子を乾燥させたドライフルーツは薬膳粥などの薬膳料理の具としても利用されています。
杏仁豆腐
枸杞子は杏仁豆腐のトッピングとしてよく使われています。枸杞子の赤色がアクセントになって杏仁豆腐がとても美味しそうな見た目に変わります。
(杏仁豆腐のトッピングに使われる枸杞子は、シロップ漬けにしたものが使われることもあるようです)
枸杞子スープ
枸杞子は中華スープの具としてもよく使われています(枸杞子スープ)。
枸杞子シロップ
グラニュー糖を水で溶かしたものに枸杞子を漬けて赤く色付けしたものが、シロップとして杏仁豆腐などのお菓子や料理などに使われています(枸杞子シロップ)。
枸杞の花言葉:
枸杞子の取れる枸杞の花言葉は「お互いに忘れる(過去を水に流す)」「誠実」などです。
枸杞の学名・和名・英語名:
枸杞子の取れる枸杞の学名・和名・英語名は次のとおりです。
枸杞の学名:Lycium chinense(クコ属クコ種の意)
枸杞の和名:枸杞(クコ)
枸杞の英語名:Chinese desert-thorn
枸杞子の効用・栄養 参考文献:
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
オーガニック枸杞子(有機 枸杞子)・国産 枸杞子ほか枸杞子・枸杞茶・枸杞葉・枸杞子クッキー・枸杞酒・枸杞エキス☆通販
枸杞子の効用・枸杞子の食べ方(枸杞子 料理レシピ)
枸杞の育て方(栽培方法)解説本