燕麦の栄養:燕麦とはイネ科カラスムギ属の植物で、食物繊維などの栄養を豊富に含むためシリアルの材料に欠かせない健康食品です。
燕麦の栄養・効能についてまとめてあります。
燕麦の栄養 目次:
燕麦とは
燕麦の栄養
燕麦の効能
・燕麦の循環器系への効能
・燕麦の消化器系への効能
・燕麦の神経系への効能
・燕麦の内分泌系への効能
・燕麦の泌尿器系への効能
・燕麦の胆のうへの効能
・燕麦の皮膚への効能
・燕麦の呼吸器系への効能
・燕麦の感染症への効能
・燕麦の癌(がん)への効能
・燕麦のその他の効能
燕麦・燕麦ふすまの臨床試験での効能
燕麦・燕麦ふすまの効能の科学的有効性
燕麦・燕麦ふすまの摂取量
燕麦・燕麦ふすまの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性
燕麦・燕麦ふすまの相互作用
燕麦の用途
燕麦の栄養・効能 参考文献
雪印乳業クェーカー(クエーカー)ほか、燕麦シリアル・グラノーラ(オートミール)・燕麦 健康食品・燕麦の栄養・効能・栽培方法・レシピ解説本☆通販
燕麦とは:
燕麦とはイネ科カラスムギ属の植物でオーツ麦・オート麦・えん麦・マカラス麦・カラス麦とも呼ばれます。
燕麦は食物繊維などの栄養を豊富に含むためシリアルの材料に欠かせないほか、コレステロール値を下げるなどの様々な効能が期待されている健康食品です。
燕麦の栄養:
燕麦にはビタミンB類・ミネラル・食物繊維、特にビタミンB1・パントテン酸・カリウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛・銅や食物繊維、ファイトケミカルのサポニン・アルカロイド・ステロール・フラボノイドなどの栄養が多く含まれています。
燕麦の効能:
燕麦には次のような効能が期待されています。
(ただし必ずしも効能が科学的に確かめられているものばかりとは限りません)
燕麦の循環器系への効能
・心臓血管系の不調への効能
・心臓の強壮薬としての効能
・高コレステロール血症への効能
燕麦の消化器系への効能
燕麦の神経系への効能
・うつ病・神経衰弱への効能
・鎮静薬としての効能
・ノイローゼ(神経症・不安障害)や抑うつへの効能
燕麦の内分泌系への効能
・2型糖尿病への効能
・尿酸値を下げる効能
燕麦の泌尿器系への効能
・腎臓の不調への効能
・利尿薬としての効能
燕麦の胆のうへの効能
・胆のうの不調への効能
燕麦の皮膚への効能
・リウマチへの効能
・燕麦の茎の外用での皮膚炎、特に脂漏性皮膚炎の「かゆみ」への効能
・湿疹への効能
・漆かぶれへの効能
・口唇ヘルペスへの効能
・日焼けへの効能
・水痘への効能
燕麦の呼吸器系への効能
・喉や肺の不調への効能
燕麦の感染症への効能
・水疱瘡への効能
燕麦の癌(がん)への効能
・癌への効能
燕麦のその他の効能
・肉体疲労への効能
・病後の衰弱への効能
・ニコチン中毒への効能
燕麦・燕麦ふすまの臨床試験での効能:
・高脂血症患者にオートミール(燕麦のシリアル)や燕麦ふすまを6週間摂取させたところ、総コレステロール値・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が有意に低下した
・軽症の高脂血症患者に燕麦ふすま入りクッキーを8週間摂取させたところ、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が有意に低下し、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値に変化は見られなかった
・2型糖尿病患者に燕麦ふすまを24週間摂取させたところ、食後血糖値・インスリン濃度が有意に低下した
・2型糖尿病患者に燕麦ふすまを12週間摂取させたところ、血糖値・インスリン濃度・血中コレステロール値・トリグリセリド(中性脂肪)値が有意に低下した
燕麦・燕麦ふすまの効能の科学的有効性:
効能の有効性レベルA(複数の信頼できる調査において有効性を確認)
・高コレステロールへの効能
効能の有効性レベルB(一つの信頼できる調査において有効性を確認)
・高血糖への効能
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価
効能の有効性レベル3(効能の可能性が科学的に示唆)
・糖尿病の人の血糖値を下げる効能
・胃癌の予防への効能
※健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院による評価
燕麦・燕麦ふすまの摂取量:
参考文献に燕麦・燕麦ふすまの具体的な摂取量の基準は見当たりませんでした。
燕麦・燕麦ふすまの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用・安全性:
参考文献に燕麦・燕麦ふすまの具体的な摂取量上限(過剰摂取基準)の記述は見当たりませんでしたが過剰摂取すると次のような副作用を生じる恐れがあります。
・腹部膨張感
・排便回数の過度の増加
また次に該当する人は燕麦・燕麦ふすまを摂取してはならないとされています。
・胃・腸などの消化管に障害のある人
また次に該当する人は燕麦・燕麦ふすまの摂取に当たって注意が必要とされています。
・嚥下障害のある人
また、まれに燕麦に含まれるグルテンに対してアレルギーを起こす人がいるそうです。
(ただし燕麦に含まれるグルテンは少量のため、一般的に小麦ほど酷いアレルギー症状にはならないようです)
燕麦・燕麦ふすまの相互作用:
燕麦には次のような相互作用があることが知られています。
・薬
燕麦および・燕麦ふすまに豊富に含まれる食物繊維が薬の吸収率を低下させ、薬の治療効果を弱めることがあります。
燕麦の用途:
燕麦にはビタミン・ミネラル・食物繊維・ファイトケミカルなどの栄養が豊富に含まれているためシリアルやグラノーラの材料(オートミール*)や、パン(燕麦パン)の材料として使われるほか、皮膚炎への効能を期待して石けん・入浴剤の原料として使われるなど、燕麦の用途は多岐にわたっています。
また燕麦の外皮(オーツブラン)がサプリメント*・健康食品の原料として使われています。
*関連サプリメント・健康食品ブログ:
オートミールの栄養
オーツ麦サプリメントの効能(作成中)
燕麦の栄養・効能 参考文献:
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
ハーブの安全性ガイド/フレグランス・ジャーナル社
雪印乳業クェーカー(クエーカー)ほか、燕麦シリアル・グラノーラ(オートミール)・燕麦 健康食品☆通販
燕麦の栄養・効能・栽培方法・レシピ解説本