要約:種抜きデーツには、稀に長さ1cm以上の大きな種が残されていることがあり、私は以前にそれを勢いよく噛んでしまい歯がぐらつき、完治するまでの1年間は前歯が使えなく大変不便な思いをしました。皆様もくれぐれもお気をつけください。
ドライフルーツの中でもデーツは黒糖のようなコクが楽しめるため家に常備してあります。
ただ商品のパッケージにも記載されているように、種抜きデーツには稀に種が残っていることがあり、2年ほど前にこの種が原因で大変な被害に遭いました。
今回は注意喚起の意味からも、当時のことを記事にいたします。
補足) デーツはナツメヤシとも呼ばれます。
目次:
種抜きデーツの中に残っていた種を噛み、歯がぐらついてしまった
残された種の被害に遭ってしまった時は、証拠として必ず種の保存を
デーツから完璧に種を抜くのは困難なのではないか
種抜きデーツの中に残っていた種を噛み、歯がぐらつく
こちらが最近購入した種抜きデーツの中に残っていた種です。大きさを示すためにクリップと一緒に撮影しました。
ご覧のように長さが1cm以上もある大きな種です。
2年前にもこれと同じくらいの大きさの種が紛れ込んでいたことがあり、しかし当時はこんなに大きな種が残っていることがあるとは思いもしませんでしたので、けっこう勢いよく噛んでしまいました。
すると上顎の前歯に激痛が走り、慌てて種を吐き出しましたが時すでに遅し、歯茎にティッシュを当てると出血していました。
幸い歯が抜けたり折れたりすることはありませんでしたが、それでも根元が損傷したらしく歯がぐらつき、その後半年以上も痛くて前歯で食べ物を噛むことができず、大変不便な思いをしました。
このような怪我をして初めて実感しましたが、奥歯では食べ物を噛み砕くことはできても引きちぎることはほとんどできません。
このためそれほど硬くない食べ物でも、かなり小さくしてからでないと食べることができませんでした。
なおこのような作業が必要だったのは、引きちぎれないこと以外にも、食べ物が少しでも痛めた前歯に当たると激痛が走るため、それを避けるためでもありました。
またこのような状況から、歯のぐらつきが完治するまでの1年間は食事の時間をまったく楽しめなくなってしまいました。
種抜きデーツの中にこれほど大きな種が残っていたのは今回が2度目ですので、確率としては非常に低いものでしょう。
しかしその事実をもって安心と思い込んでしまうと、私のような被害に遭わないとも限りませんので、個人的には種が残っていることを想定しながら慎重に召し上がることをお勧め致します。
残された種の被害に遭ってしまった時は、証拠として必ず種の保存を
なお当時はすっかり気が動転してしまったのか、その種を捨ててしまいました。
このため翌日販売店に連絡しても何の補償も受けられず、責任者が菓子折を持って後日お詫びに来ることで済まされてしまいました。
ですので運悪く同様の被害に遭われた場合は、証拠として必ず種抜きデーツの中に残っていた種を保存しておくことを強くお勧めいたします。
もっともそれでもパッケージで注意喚起してあることを理由に責任逃れされてしまうかもしれませんが、心ある業者さんでしたら何らかの補償をしてもらえる可能性はあるのではないかと思います。
デーツから完璧に種を抜くのは困難なのではないか
最後に今回大きな種が残っていた種抜きデーツは、2年前に購入した商品とは別メーカーの商品だったことから、これは業者の作業ミスというよりも、むしろデーツから完璧に種を抜くこと自体が大変困難であることを示しているのではないかと推測しています。