サイゼリアで食事をしていて気づいたことがあります。それは「肥満・肥満傾向の方の食事メニュー」についてです。
これらの方の食事には、ほぼ例外なく次のような共通点が見られます。
1. 好きなものを、食べたいだけ食べる。
2. 野菜をほとんど摂らない。
3. 早食い(=咀嚼回数が少ない)。
4. 味の濃い食事を好む。
次に、よく目にする食事例をあげます。
1. イタリアンハンバーグ+ごはん大盛り+ペペロンチーノ(計1782キロ カロリー)
2. ミラノ風ドリア+ペペロンチーノWサイズ(計1938キロ カロリー)
3. ペペロンチーノWサイズ+イタリアンハンバーグ(計1945キロ カロリー)
いずれも1000キロ カロリーを軽くオーバーし、2000キロ カロリーに迫る勢いです(@_@;)
続いて、このような食事を毎日続けた場合の体重の変化を予測してみます。
仮に、朝食抜き、ランチの摂取カロリー1000キロ カロリー(肉料理のランチの平均的なカロリー)、夕食の摂取カロリー1800キロカロリー、ドリンク・間食からの摂取カロリーを600キロ カロリーとすると*、一日の合計摂取カロリーは3400キロ カロリーとなります。
*炭酸飲料には100ccあたり45キロ カロリー前後、スターバックスの抹茶フラペチーノやキャラメルマキアートには、トールサイズで300キロ カロリー以上のカロリーがあります。
平均的な男性の一日の消費カロリーは2100キロ カロリーですから、毎日1300キロ カロリーの余剰カロリーが発生している計算になります(@_@;)
この余剰分のカロリーは、すべて脂肪として体内に蓄積されていきます。脂肪は1gあたり9キロ カロリーのエネルギーを蓄えることができますので、単純計算で毎日144g、1ヶ月で4.3kg脂肪(=体重)が増えることになります(@o@;)
サイゼリアのお客さまの食事内容を拝見する限り、健康的な体格の方が、食事の量が足りなければ「ベジタブルセット(野菜サラダとスープのセット)」などを注文されるのに対して、肥満・肥満傾向の方は物足りなさを、さらに炭水化物を追加して補っているようです。
先日、NHK教育テレビの土曜フォーラム「どう防ぐ 子供の肥満」で、「粗食のすすめ」の著者 幕内秀夫氏が嘆いておられたように*、「肥満とは無縁の方がむしろ健康に気を使い、肝心の肥満の方が何ら気を使わない」という二極分化が進んでいるような気がしてなりません。
*「講演会をしても、いらっしゃるのは健康な方ばかりで、本当に必要な方が来ない」旨のことをおっしゃっていました。
幕内秀夫氏主宰:学校給食と子どもの健康を考える会
粗食のすすめ他、幕内秀夫の本
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