最近、筋肉痛には運動の強度ばかりでなく、動作(筋肉の動き)が大きく関係していることを知りました*
筋肉痛は筋肉の微細な損傷が原因*で起こりますが、この筋肉の損傷はどんな運動でも起こり得るわけではなく、主として筋肉が伸ばされながら負荷がかかる状態(伸張性筋活動)で起こる現象のようです。
*情報番組等で「筋肉痛の原因は乳酸」と報じられることがありますが、これは誤りのようです。乳酸は「運動時の疲労の原因の一つ」ではあっても、運動後かなり時間をおいて起こる筋肉痛とは直接関係はありません。
「筋肉を伸ばす」運動で真っ先に思い浮かぶのは『ストレッチ』です。
ストレッチといえば一般的に、「運動の前後に行うもので、激しい動作を伴わず安全」なイメージがありますが、「筋肉の動き」に着目すると、むしろ正しく行わなければ筋肉痛を引き起こす可能性が高いエクササイズといえます。
ストレッチは「反動をつけずにゆっくりと筋肉を伸ばし、痛みのない範囲で止めて数十秒間その状態を保つ」ように行います。
ここで「痛みのない範囲」がポイントです。結果を急ぐあまり、つい痛みが出るまで筋肉を伸ばしてしまいがちですが、それでは前述の理由から、かえって筋肉痛を招いてしまいます。
4、5年前にストレッチを始めた時の私がそうでした。無理なストレッチが原因で筋肉を損傷し、よく治療のために整体に行っていた覚えがあります。
当時、筋肉痛に関する知識があれば、もっと慎重にストレッチしたでしょうし、あんなに辛い思いをすることもなかったはずです…
ストレッチの際に、最初に小さな負荷をかけて筋肉をならしてから、徐々に負荷をかけて伸ばしていくと筋肉痛のリスクを減らすことができるようです。
ここでも、それぞれの段階で「痛みのない範囲で数十秒間保持」は鉄則です☆
まだデータがありません。