減らすべきは炭水化物よりも飽和脂肪酸と考えるカウンセラー・写真家のダイエット・カロリーブログ

運動時の水分補給に適したスポーツドリンク@消化管への負担

運動と消化は両立しない:

運動時には、筋肉(骨格筋)での血液の需要が大幅に増える(高強度の運動では数十倍)ため、消化管(胃・小腸など)への血流は極力減らされます。そのため運動時には消化能力が大きく低下してしまいます。
したがって運動時の水分補給には、できるだけ消化管に負担をかけない(=消化の必要のない)タイプのスポーツドリンクを選ぶ必要があります。
以下、栄養素別に見ていきます。

糖質:

糖質は単糖類・二糖類・多糖類に大別されます。

単糖類

ブドウ糖(グルコース)・果糖(フルクトース)・ガラクトースがこれにあたります。いずれもこのままの形で体内に吸収されるため、消化管に負担をかけません。
運動時に摂取するスポーツドリンクの甘味料として理想的な糖質です☆
注)ブドウ糖入りのドリンクを運動時ではなく運動直前に飲むと血糖値が急上昇してインスリンが分泌され、結果として低血糖に陥る可能性があります。
運動直前の水分補給には果糖タイプのスポーツドリンクが適しています。

二糖類

単糖類が2個つながった糖質で、砂糖(ショ糖・スクロース)・麦芽糖(マルトース)・乳糖(ラクトース)があります。
小腸で単糖類に分解される必要がありますので、運動時の摂取という点では単糖類に劣ります。

多糖類

ごはんやパンに含まれる糖質です。もっとも消化に時間がかかります。通常、スポーツドリンクの甘味料として使われることはありません。

タンパク質:

タンパク質は消化酵素の働きでアミノペプチドに分解され、最終的にアミノ酸の形で体内に吸収されます。
したがって運動時の摂取にはアミノ酸がベストで、アミノペプチドがこれに続きます。タンパク質の形では消化管への負担が大き過ぎます。
以上、運動時の水分補給には単糖類およびアミノ酸配合のスポーツドリンクが消化管に負担をかけないといえます。
注)今回のスポーツドリンクの考察は運動中の摂取についてのものです。「運動直前」や「運動直後」の摂取に適したものではありませんのでご注意下さい。
関連ページ:お勧めはヴァームウォーター☆スポーツドリンク



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