ここ数年、スターバックスやタリーズなどのカフェで、豆乳を使ったメニューがどんどん増えています。これは昨今のヘルシー志向に加えて、製法の発達により「豆乳が格段に飲みやすくなっている」ことも影響していると思います。
ただ一つ気になるのは「豆乳を使っているから低カロリー♪」と盛んに豆乳の低カロリーが強調されていることですが、これには落とし穴があります。
食品成分表によると100g当たりのカロリーは
牛乳:65キロ カロリー
豆乳:46キロ カロリー
と、確かに豆乳は牛乳に比べて2/3ほどのカロリーしかありません。しかしこの数値は無調製豆乳のものです。実際にカフェのメニューで使われている豆乳は、例えばスターバックスやタリーズでは紀文のオーガニック調整豆乳です(2006年12月現在)。
調製豆乳には、飲みやすくするために砂糖などの糖分が加えられているため無調製豆乳比べると高カロリーになります。上述の紀文のオーガニック調製豆乳ですと57キロ カロリーあります。これでは牛乳とのカロリーの差はわずか8キロ カロリーしかありません。
したがって実際に豆乳を使うことによって抑えられる摂取カロリーは、例えばトールサイズのカフェラテで15キロ カロリー程度と思われます。
しかし、たとえ調製豆乳でも豆乳を使ったメニューには摂取カロリー以外にも様々なメリットがあります☆
一般的に豆乳に含まれる植物性脂肪は、牛乳に含まれる動物性脂肪に比べて体内に吸収されづらいと言われています。
豆乳にはレシチンという脂肪が豊富に含まれています。レシチンは細胞壁の主成分であり、中性脂肪などと違い体に欠かせない脂肪です。
豆乳には微量ですがオリゴ糖も含まれています。オリゴ糖には腸内環境を整え、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があることが知られています。
大豆から作られる豆乳には、美肌の元大豆イソフラボンも豊富に含まれています♪
以上のように、豆乳は健康に良い成分を豊富に含むヘルシーな食品です♪ これらの効果に比べれば、カロリーのことは二次的なものに過ぎません。
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