スロートレーニング(スロトレ)・ピラティスの筋力・筋肉トレーニング効果では主にスロートレーニング(スロトレ)やピラティスの筋力・筋肉トレーニング効果について考察しましたが、これらのトレーニング方法には脂肪燃焼を促進させる、いわゆる脂肪燃焼ダイエット効果も期待できるものと思われます。
前回の日記で、スロートレーニング(スロトレ)やピラティスで行われる筋力・筋肉トレーニングは常に最大筋力の50%以下で行われるため長時間の有酸素運動が可能と述べましたが、この最大筋力の50%という値は脂肪の燃焼量が最大になる値でもあり、それ以上の負荷を与えても糖質の燃焼量が急激に増えるだけで脂肪燃焼量はむしろ減っていきます。
したがってスロートレーニングやピラティスは時間当たりのカロリー消費では通常の筋力・筋肉トレーニングに敵いませんが、脂肪燃焼効果だけをとれば筋力・筋肉トレーニングよりも高い効果が得られます。
また時間当たりのカロリー消費では筋力・筋肉トレーニングに敵わないスロートレーニングやピラティスも、運動負荷が常に最大筋力の50%であることが長時間の有酸素運動を可能とすることから、トータルのカロリー消費効果では筋力・筋肉トレーニングを上回ることが期待できます☆
さらに近年、ピラティスをはじめとしたスロートレーニングには筋肉の成長に必要な成長ホルモンの分泌量が通常の筋力・筋肉トレーニングを上回るという、これまでの運動生理学の常識を覆すような効果が発見されたため、筋肉量に比例すると考えられる基礎代謝量(=カロリー消費)を増加させる効果がこれまで考えられてきたよりも高いと考えられます。
したがってピラティスをはじめとしたスロートレーニングは、運動時においては脂肪燃焼効果が最大限に得られ、かつ長時間の有酸素運動によりカロリー消費効果も高いと考えられ、さらに安静時においても成長ホルモン分泌促進作用による筋肉量増加を通じて基礎代謝量(=カロリー消費)のアップが期待できるトレーニング方法だと思われます。
またNHK『ためしてガッテン』のスロートレーニング特集では「スロートレーニングのダイエット効果については現在研究中」とのことでしたが、私個人はスロートレーニング(およびスロートレーニングと同様の効果が期待できるピラティス)のダイエット効果が実証されるのは時間の問題のような気がしています。
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