オオバコのダイエット効果:オオバコは種子に含まれる食物繊維による便秘解消やダイエットなどの様々な効果が期待されている健康食品ですが、科学的に有効性が確かめられているのは高血圧・便秘・高コレステロールなどへの効果で、ダイエット効果については現段階では未知数のようです。
ダイエット効果ほか、オオバコの効果についてまとめてあります。
オオバコとは
・オオバコの漢方成分
オオバコの栄養
オオバコの効果
・オオバコの循環器系への効果
・オオバコの消化器系への効果
・オオバコの神経系への効果
・オオバコの内分泌・代謝系への効果
・オオバコの生殖器系への効果
・オオバコの泌尿器系への効果
・オオバコの皮膚への効果
・オオバコの感覚器への効果
・オオバコの呼吸器系への効果
・オオバコの感覚器系への効果
・オオバコのダイエットへの効果
・オオバコの感染症への効能v
・オオバコの癌(がん)への効果
・オオバコのその他の効果
オオバコの臨床試験での効果
オオバコの効果の科学的有効性
オオバコの摂取量
オオバコの摂取量上限(過剰摂取基準)・副作用
オオバコの相互作用
オオバコの特定保健用食品(特保)表示
オオバコの利用法
オオバコの花言葉
オオバコの学名
オオバコのダイエットその他の効果 参考文献
オオバコ ダイエット食品・オオバコ茶・オオバコ サプリメント・オオバコ種子・オオバコ種皮入り健康食品&オオバコ ダイエット・オオバコの効果・栽培方法(育て方)・オオバコ料理レシピ・オオバコ茶の作り方・オオバコの花言葉 解説本☆通販
オオバコとはオオバコ科オオバコ属オオバコ種のハーブで、種子に含まれる食物繊維による便秘解消やダイエットなどの様々な効果が期待されているハーブです(オオバコは漢字では大葉子と書きます)。
オオバコには日本産のオオバコのほか、ヨーロッパからインドにかけて生息するオオバコ(サイリウム*)などがあります。
*オオバコ関連ハーブ ブログ:
サイリウム種皮
オオバコの全草や種子を乾燥させた成分が漢方(漢方薬)の成分として利用されており、それぞれ車前草・車前子*と呼ばれています。
*オオバコ関連 漢方成分ブログ:
車前草
車前子
オオバコにはビタミンA・ビタミンC・ビタミンK・カルシウムなどのビタミン・ミネラルと食物繊維が多く含まれています。
オオバコには次のような効果が期待されています。
(ただし必ずしも効果が科学的に確かめられたものばかりではありません)
・軽度から中度の高コレステロール血症への効果
・動脈硬化への効果
・心臓病への効果
・高血圧への効果
・オオバコ種子のアルコール抽出物が動物実験において血圧を低下させた
・止血への効果
・オオバコの粘質物の製剤の血清コレステロール・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値・LDLコレステロール/HDLコレステロール比・トリグリセリド(中性脂肪)値への効果によるダイエット効果
・過敏性腸症候群(IBS)に対するリパーゼ阻害薬の副作用(胃腸障害)の予防への効果
・MPFFとの併用による潰瘍性大腸炎の再発予防への効果
・胃カタル・十二指腸カタルへの効果
・オオバコ外皮の便秘への効果
・慢性の便秘・裂肛・痔への効果
・下剤の補助治療としての効果
・オオバコ種子を煎じたものの便秘への効果
・オオバコ種子の下痢への効果
・オオバコ種子を炒ったのち研いだ粉末の胃潰瘍・急性胃腸炎・慢性胃腸炎への効果
・オオバコに含まれる配糖体プランタジンの胃の消化液分泌促進への効果
・オオバコ種子のアルコール抽出物の副交感神経興奮作用(リラックスの効果)
・頭痛への効果
・2型糖尿病(遺伝性ではなく生活習慣病に属する糖尿病)への効果
・婦人病への効果
・利尿作用
・浮腫への効果
・膀胱炎・血尿への効果
・尿酸や塩化ナトリウムの排泄促進への効果
・オオバコに含まれるオークビンの腎臓からの尿酸分泌促進への効果
・オオバコの葉の利尿薬としての効果
・尿道炎・腎臓障害への効果
・生のオオバコの葉の潰したものの虫刺されへの効果
・オオバコ種子の油膏の皮膚炎への効果
・結膜炎への効果
・オオバコに含まれるプランタジンの鎮咳の効果、特に子供の咳への効果
・オオバコの濃縮煎剤の慢性気管支炎への効果
・痰を取り除く効果
・オオバコの全草の肺炎への効果
・肋膜炎への効果
・蓄膿症(副鼻腔炎)への効果
・体重のコントロール(ダイエット)への効果
・淋病への効果
・オオバコの全草および種子の癌への効果
・消炎の効果
・オオバコ種子のめまいへの効果
・発熱への効果
・オオバコ種子を高血圧の人に摂取させたところ、約50%の人に血圧低下の効果が見られた
・オオバコの濃縮煎剤を慢性気管支炎の人に摂取させたところ、80%の治癒率が見られた
・ヨーロッパからインドに生息するオオバコ(サイリウム)の種皮を4g含む食品を毎日、一週間摂取させたところ、排便量・排便回数が有意に増加した
・オオバコ種皮あるいはオオバコ種子を1日に10~12g、7週間以上摂取させたところ、総コレステロール値が3~14%、LDLコレステロール値が5~10%低下した
・オオバコ種皮あるいはオオバコ種子を1日に10~12g、6ヵ月以上摂取させたところ、LDL/HDLコレステロール比が有意に低下した
・オオバコ種皮の摂取により便秘や下痢の解消、腹痛の軽減、体調回復などの効果が見られた
・2型糖尿病および高コレステロール血症の人がオオバコを摂取したところ、食後血糖値・総コレステロール値・LDLコレステロール値が低下した
・オオバコ種子10gを1日2回摂取した際の潰瘍性大腸炎の再発予防の効果は、メサラミン(クローン病などの潰瘍性大腸炎の治療薬)500mgを1日3回服用した効果に匹敵した
※なお、これらの臨床試験での効果は主にサイリウム*と呼ばれるヨーロッパからインドにかけて生息しているオオバコによるもので、日本に生息しているオオバコの臨床試験での効果の検証については十分ではありません。
*関連ハーブ ブログ:サイリウム種皮
・整腸作用(便秘・下痢への効果)
・コレステロール値を下げる効果
・血糖値を下げる効果
※機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品までによる評価
オオバコの摂取量の基準は1回2.5~10gを1日2~3回までとされています。
またオオバコの摂取に当たっては少なくても250cc以上の水分とともに摂取することとされています。
※ただし次に該当する人はオオバコを摂取してはならないとされています。
・妊娠中の女性(オオバコ葉の経口摂取は子宮収縮を誘発する可能性があるため)
・型の判別が難しい糖尿病の人
・腸に障害のある人
また次に該当する人は医師に相談の上オオバコを摂取することとされています。
・喘息の人
オオバコの摂取量上限(過剰摂取基準)は1日20gで、それ以上のオオバコを過剰摂取しますと次のような副作用を生じることがあります。
・腎障害
オオバコは次の薬・ハーブ・サプリメントとの相互作用があるので摂取に当たっては注意が必要です。
・ワルファリン
オオバコに多量に含まれるビタミンKがワルファリンの血液凝固抑制作用を弱める恐れがあります。
そのためワルファリン服用中の人がオオバコの摂取を望まれる場合には、あらかじめ医師に相談の上摂取することが望まれます。
・緩下作用のあるハーブ
アロエ*・梅擬(ウメモドキ)・カスカラサグラダ・フラングラ・ダイオウ・センナなどのハーブには強力な緩下作用があるため、これらのハーブとオオバコを併用すると下痢や消化管痙攣を引き起こすことがあります。
*オオバコ関連健康食品ブログ:アロエの効能
またオオバコには薬・ハーブ・サプリメントの消化管の通過時間を短くする作用があるため、オオバコを薬・ハーブ・サプリメントと同時摂取すると薬・ハーブ・サプリメントの効果を弱める恐れがあります。
そのためオオバコと薬・ハーブ・サプリメントを併用する場合は摂取間隔を最低でも1時間(オオバコを常用している場合は3時間)ずらす必要があります。
ヨーロッパからインドにかけて生息しているオオバコ(サイリウム*)の種皮を関与成分とした特定保健用食品(特保)に「お腹の調子を整える」旨の表示が許可されています。
また同じくヨーロッパからインドにかけて生息しているオオバコ(サイリウム)の種皮由来の食物繊維を関与成分とした特定保健用食品に「コレステロールが高めの方に適する」旨の表示が許可されています。
*オオバコ関連ハーブ ブログ:サイリウム種皮
オオバコは特定保健用食品やサプリメント*・健康食品の成分としての利用やハーブとしての利用の他、漢方の成分・お茶の成分(オオバコ茶)としても利用されています。
またオオバコの成分(オオバコ種子やオオバコ種皮)を配合したダイエット食品も数多く販売されています。
*オオバコ関連サプリメント ブログ:
オオバコ サプリメントの効能(作成中)
オオバコの花言葉は「白人の足跡」「足跡を残す」などです。オオバコの足跡という花言葉はドイツの神話が由来のようです。
オオバコの学名はPlantago asiaticaです(オオバコ属オオバコ種の意)。
機能性食品素材便覧-特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで/薬事日報社
健康食品のすべて-ナチュラルメディシン・データベース日本対応版/同文書院
ハーブの安全性ガイド/フレグランス・ジャーナル社
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