サイゼリアのサラダでは、サラダ用に2種類のドレッシングが使われています。
サウザンアイランドドレッシング(サイゼリア名「サイゼリアドレッシング」)とフレンチドレッシング(サイゼリア名「オリーブオイルドレッシング」)です。
今回は、味の好みはさておき、両ドレッシングの健康への影響について検証してみました。
ドレッシングの主成分は脂肪です(水を除く)。まずはその脂肪に注目してみます。
一般に飽和脂肪酸は動脈硬化を促進し、不飽和脂肪酸は動脈硬化を予防すると考えられています。
わずかですが、フレンチドレッシングの方が不飽和脂肪酸を多く含み、飽和脂肪酸が少ないドレッシングです。
コレステロールは細胞膜の成分になるなど生命の維持に欠かせないものですが、食事から摂取しなくても体内で合成できる(肝臓に障害のある方を除く)物質です。
また摂り過ぎると飽和脂肪酸同様、動脈硬化を引き起こしやすくなると言われています。
両ドレッシングの100gあたりコレステロール含有量はサウザンアイランドドレッシング56mg、フレンチドレッシング1mg。
明らかにサウザンアイランドドレッシングの方がコレステロールを多く含みますが、これはサウザンアイランドドレッシングに卵黄が使われているためです。
※卵には「コレステロールが多い」反面、栄養価も高い食品ですが、現状ではコレステロールの摂り過ぎによる健康への悪影響の方が大きいと考えられます。
関連ページ:卵は本当に完全栄養食品?
次に摂取カロリーについて比較してみます。
サウザンアイランドドレッシングのカロリーは100gあたり416キロ カロリー、一方フレンチドレッシングのカロリーは100gあたり406キロ カロリー。この差はサウザンアイランドドレッシングの方が炭水化物を多く含み、その分、水分量が少ないためです。
実際のサラダへの使用量に換算すると推定で4キロ カロリー程度で、摂取カロリーに関してはほとんど差がありません。
最後はお酢の量についての比較です。
お酢は昔から疲労回復・食欲増進などの効果が知られている健康食品で、最近では黒酢がちょっとしたブームになっています。
フレンチドレッシングには、お酢がサウザンアイランドドレッシングの2倍以上含まれています★
以上、簡単な比較ではありますが、フレンチドレッシング(サイゼリアでは「オリーブオイルドレッシング」)の方が、「お酢の量が多い」「コレステロールが少ない」点で健康に良いと考えられます。
オリーブドレッシング バルサミコ
●オリーブオイルとバルサミコ酢をベースに、バジル、オレガノ、タラゴン、パセリの4種のハーブをブレンドした香り豊かなドレッシングです。
●バルサミコ酢はイタリアモデナ地方でぶどう液を煮詰めて酢酸発酵させ4~5年以上熟成された酢で、ぶどうの持つ糖分を残しているので、甘酸っぱく大変芳醇な香りを持っています。
オリーブドレッシング 梅しそ
オリーブオイルに、丁寧に漬け込まれた梅干としそ葉を加えた、甘酸っぱい風味豊かなドレッシングです。さわやかな風味で食がすすみます♪
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