夢の補償機能：
夢の働きや意味については、心理学者により様々な考え方がありますが、私が一番しっくり来るのは、ユングが述べている「夢の補償機能」と呼ばれるものです。
普段の私たち（意識）は、それぞれに独自の価値観（基準）を持っており、その価値観に照らして物事から無意識に快・不快を感じ取り、あるいは善悪の判断を下します。
もちろん、これは日常生活を送る上で大切な機能ですが、あまりに度が過ぎると「意識にとって都合の悪いこと」を意識外に追いやり、結果として物事を「ありのままに」見ることを困難にしてしまいます。
どうも夢には、この「意識の偏った一面的な見方」を補償し、心のバランスを取る機能があるように思えます。
夢分析のメリット：
手前味噌ですが、私はこれまで「夢」に何度となく助けられ、危機を乗り切ることができました（詳しくは自分史をご参照下さい）。
また夢分析をすることで、次のような心の変化も体験しました。
・ストレスを感じることが少なくなった。
・仮に腹が立つことがあっても、長くは続かなくなった。
・何気ないことにも、「喜び」を感じることができるようになった。
・創造力が豊かになった。
結果として、以前に比べると「人生が有意義で楽しく、かつ楽になった」気がします。
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