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夢では覚醒時ほど五感が統合されておらず、また刺激夢の理論だけでは説明がつかない

数日前に次のような内容の夢を見ました。

夢の内容

自宅のリビングのような場所に一人で座っている。
テーブルの上のコーヒーを飲もうとカップを持ち上げる。そのカップの持ち手の感触がとてもリアルに感じられる。

夢の内容には五感のどれかが欠け落ちていることが多い

こちらは明け方セールスの電話に起こされて、まだ眠いので布団の中でウトウトしていた時に見た夢です。
個人差もあるかもしれませんが、私は悪夢でもない限り、夢の中で感覚をリアルに感じることがないため、今回のような夢は非常に例外的です。

これは今ちょうど読み進めている『睡眠と夢』の「夢を見ている間に二つに分離する脳」の章にも書かれていますが、夢を見ている時の脳では覚醒時ほどには五感(知覚情報)が統合されていないため、特定の知覚領域の情報が欠け落ちるのではないかと考えられます。

刺激夢の理論だけでは夢の内容を説明できない

また夢から醒めた時の私は両手でそれぞれ耳栓を掴んでいましたので、カップの持ち手から伝わってくるリアルな感触は、この現実の感触の影響を受けたものと考えられます。

このような現実の刺激と夢の内容との関連は19世紀に盛んに研究され、フロイトの『夢判断』の最初の章でも詳しく紹介されています。
しかしフロイトもそう結論づけていますが、この刺激夢の理論だけでは夢の内容を説明できませんでした。外界からの刺激だけでは説明のつかない内容があまりに多かったためです。

刺激夢の理論を退け誕生した『夢判断』

そこでフロイトは刺激夢の理論に替えて、心それも普段は意識するのできない彼が無意識と名づけた心の領域が深く関与しているとする理論や、夢見手を刺激による覚醒から守るための歪曲などの理論を編み出し、これらを収めた『夢判断』が彼を一躍思想界のスターへと押し上げることになりました。

次回は今回見た夢の内容から着想を得た、私なりの夢の仮説を記事にする予定です。

参考文献

ミッシェル・ジュヴェ著『睡眠と夢』、紀伊國屋書店、1997年
ジークムント・フロイト著、大平健翻訳『新訳 夢判断 (新潮モダン・クラシックス)』、新潮社、2019年




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