- 2006年2月9日
- 2018年8月21日
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夢の選択の意味@クライエント中心療法的な夢分析2
夢分析する夢を選ぶ…その過程では、クライエントの中に様々な心の働きが生じています。「その夢を分析してみようと思われたのには、何か理由があるのですか?」とお尋ねすることでも、夢分析を進めることができます。
夢分析する夢を選ぶ…その過程では、クライエントの中に様々な心の働きが生じています。「その夢を分析してみようと思われたのには、何か理由があるのですか?」とお尋ねすることでも、夢分析を進めることができます。
ジェンドリン著「夢とフォーカシング」の16の質問。質問1「夢から、何が心に浮かんできますか?」と尋ね、クライエントの答えを起点としたプロセスに従って行けば、クライエントを最大限に尊重した(クライエント中心療法的な)夢分析を行うことができます。
ジェンドリン著「夢とフォーカシング」の16の質問。質問1の後に、「夢のどんなところに興味を惹かれますか?」と尋ねることで、クライエントの答えにより、残りの質問へと自然に導かれて行きます。結果、カウンセラーは「次にどの質問をしたら良いのか?」と試行錯誤する必要がなくなります。
技法を駆使した夢分析では、夢の意味が明かになることで初めて「気づき」が生まれるのに対して、傾聴による夢分析では、夢の意味の理解度に関係なく「気づき」が生まれます。
夢の働きや意味については、心理学者により様々な考え方がありますが、私が一番しっくり来るのは、ユングが述べている「夢の補償機能」と呼ばれるものです。