カウンセリングのトレーニングのため、クライエント役で行った夢分析の記録です。
夢が、私の中の苦手意識の一部を受け入れさせてくれました☆
夢の内容:
苦手な人の下で働くことに…
苦手な人(以前の取引先の方)の下で、経理の仕事をすることになる。与えられた仕事は古い伝票から新しい伝票への転記。どうやら前の担当者が経理不正を働いて、その後処理らしい。
今どき、手書き伝票で処理なんだ…
経理の席だけ他と離れており、「端なので落ち着く」と感じる。
いつもと様子が違う苦手な人…?
慣れない仕事なので、中々はかどらない(T_T)
何か言われるのでは? と思ったが、苦手な人は余裕の表情★
あれ?、いつもと様子が違うぞ……???
苦手な方が上司に呼ばれます。例の不正の件でお叱りを受けるようだ。
「じゃあ、お昼休みとってください。」
(バチン!)
いきなり電気を消される(T_T)
神経質な会社
外に食事に行く。社員の人が紙コップ片手に出口で列を作っている。「うがい」をしてから食事をとる規則になっているらしい。神経質な会社だな…
夢分析:
心理的抵抗(エッジ)に直面
まずは目を閉じて夢を再体験しました(これはメダルト・ボスの『現存在分析』と呼ばれる夢分析技法です)。
しばらくすると、夢の中の上司が「現実のその方のイメージに変化」してしまいました。これは上司が苦手な方であるために心理的抵抗が働き、夢の中での上司像を受け入れることが出来ないために起こった変化です(プロセス指向心理学では『エッジ』と呼ばれます)。
心理的抵抗(エッジ)と向き合う
今回はトレーニングなので、心理的抵抗(エッジ)と向き合うことにしました。
イメージの中で(夢の中のではなく)今体験している上司像の立場になってみます(『ゲシュタルト療法』の「2つの椅子」と呼ばれる夢分析技法です)。
泣きそうな私(私自身も変化してしまっています)を見て楽しんでいるようです。
再び私の立場に戻って、今度は上司像と対話を試みました。
「泣きそうな私を見るのが楽しそうですね。」
図星だったのか、苦虫を噛み潰したような表情をしています。そして、こちらに身を乗り出してきました。
「実は俺もなんだ…」
(?……)
どうやら表面的には楽しんでいるように見えても、心の奥底では上司も苦しんでいるのでした。
夢分析を振り返って:
投影の引き戻し
今回の夢に出てきた上司役の方とは、今後お会いすることはないと思います。その意味で、この夢分析に直接的なメリットはありません。
しかし世の中には、似たような性格の人が少なからず存在します。今後そのような方とお会いしても今回の夢分析のおかげで、これまでと同じような拒否反応は恐らく起きないでしょう。
夢が私の中の苦手意識の一部を受け入れさせてくれたのですから(これを「投影の引き戻し」と言います)☆