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夢孵化@究極の夢分析

夢孵化の体験:

もう10年以上前の話ですが、私は公認会計士を目指していたことがあります。理由は漠然としていました。強いて挙げれば「社会的ステイタス」でしょうか。
ところが、試験のレベルは想像以上で、1年目から自分の能力を遥かに超えていることを実感しました。それでも周りの期待もあって(もちろん、最終的な責任はあくまで自分にあります)、ずるずると5年も引きずってしまいました。
終わり頃には、受験ノイローゼで勉強がまったく手につかず、心理学の本ばかり読む日々…
心理学のワークショップにもちょくちょく参加するようになっていたある時、朝日カルチャーセンターの講座で講師の江夏亮氏に相談したところ「夢孵化」というものを勧められました。

言われた通りにやってみたところ、夢から実にあっさりと答えが返って来たことにビックリしました。それは以下のような夢でした。

夢の内容:

晴れてめでたく合格し、会計事務所で働いています。ある日、会社の買収話が持ち上がります。そこで私は偶然、買収先の宜しくない実態を知ってしまいます。これは大変なことになる! 慌てて仲間にそのことを知らせます。しかしそのことを買収推進派に気付かれ、追われる羽目になります。
気持ち悪くなるほど走っているところで目が覚めました。

夢孵化の分析:

少し説明が必要ですね。受験講義での話。講師は現役の公認会計士で業界のウラ事情を話すのが好きな方でした(これが実に面白い)。ある時、こんな話をされました。

新米の会計士が経理上の不正を見つけても、(会計事務所の)大先生が出てきて「まあまあ○○君…」と丸め込まれるので事実上、不正が公になることはほとんどない。
これが日本の会計監査の実情、とのこと…

なんともやる気をそがれるような話です。この話と夢が瞬時に結びつきました。(まあ、あり得ないことですが)仮に合格したとしても、これと同じような葛藤が待ち受けているのです。
「世の中そんなもの」と割り切れる方には大した問題ではないのかも知れませんが、私はダメです。即座に諦めがつきました。
ただ親に話す時は、かなりの勇気が要りました(「やれば出来る子」だと、かなり期待されていましたので)。

「夢孵化=人生の羅針盤」

これ以降、私は「人生の節目節目で」夢孵化を行ってきました。夢は、私を導く「人生の羅針盤」のような存在なのです。

「夢孵化」関連ページ:

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