「子供の頃に繰り返し見た夢」の夢分析:
今回の夢分析で、ひとまず分析家の方に夢分析していただくのは一区切り。
最後なので、「子供の頃に繰り返し見た夢」を分析していただくことにした。
夢の内容:
画面が一面、火のように真っ赤に燃えている。
山の方から畦道を通って葬式の列が近づいて来る。
夢分析:
この夢を見るのは決まって、かなりの熱がある時だったので「あっ、熱があるんだ」と一種、バロメーターの役割を果たしていた。
目が覚めると、体が痺れる何とも嫌な感覚を味わった。
夢の再体験
目を閉じて、再び夢を再体験してみる。
アクティブ イマジネーションに移行
葬式の列が目の前まで近づいて来る。全員、体が墨のように真っ黒で、おまけにカマキリ並に激ヤセしている。どう見ても人間には見えない。
「どうしますか? 葬式の人と対話してみますか? それとも、どこへ行くのか見届けますか?」
そのままボクの右横をすり抜けて行ってしまったので、後ろからついて行くことにする。
(イメージが自然と流れ出し、アクティブ イマジネーションに移行している。)
どんどん進んで行くと、急に視界が開けて海が見える! すると列が、それに呼応するかのように右に方向を変え、今度は険しい山道を登って行く。
すっかり辺りが暗くなって来た。このまま、山の中で野宿するらしい。
列がサッと散って行く。辺りを警戒しているようだ。敵がいるのか? それとも野獣でも出没するのか?
ボクの周りにも円陣を組んで警備してくれている。いつの間にか、人々の姿がネイティブアメリカンに変わっている。
何か自分が主役で、大名か王様にでもなった気分☆ とはいえ身分に差があるわけではなく、「対等だけれど役割が違う」感じ。
どうやら、ここでも前回のナラティブセラピー同様、異人歓待の風習が息づいているらしい。
ビジョンクエストの様相
ネイティブアメリカンの人々が焚き火を始める。何やら雰囲気がビジョンクエストのようになって来た。
すると、いきなり土の中から巨大なカエル(真っ黒で30センチ以上ある!)が現れて、ノロノロと焚き火に近づいて行き、自ら火の中に身を投じる! 焼身自殺だ! その行いが、なぜかとても「不器用」に見えた。
不器用に自殺…
不器用なカエルは「これまでの古い自分」で、「これからの自分」のために死んで行った気がして来る……それほどまでして、変わらなければならなかったのか…それは何のためなのか?
「何か思い当たることはありますか?」
「う~ん、強いて挙げれば『デザインのスキル』とか『営業』とか…」
と答えつつも、いまいち実感が湧かない。
分析家から「自ら死ななければならないほど切羽詰まっている」と言われても同じだ。
再び、アクティブ イマジネーション
またイメージが流れ出す。炭になったカエルに近づき、手に取ると涙が出て来る。炭の上に落ちた涙が光り輝く。炭から黒い蜘蛛が次々と生まれ旅立って行く。
「古い私が死んでも、たくさんの新しい私が次々と生まれて来る。しかし、そのためには自ら涙を流す必要がある。」
(意識に変化がもたらされる)
新しいことを、ちょっとずつ試してみようと思った。
夢分析を振り返る:
今回の夢分析は、前回のナラティブセラピーといろいろ共通点(異人歓待の風習、ワーク後の「自信」など)がありました。
ただ異なる点は、たくさんの新しい私の部分です。今回の夢分析では「たくさんの小さな巨人」が生まれている点で、よりパワフルです。
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