2006/10/17の夢日記その1:
家の前で男性が、恐怖に包まれた表情で、手から何かを拭い去るような動作を強迫的に繰り返す…
(目が覚める)
隣の住人が布団を叩いていた。
プチ夢分析:
刺激夢
目が覚めてすぐに「布団を叩く音」でこのような夢を見たことが判りました。このような夢を刺激夢と言いますが、一般的な刺激夢とは一風変わっています。
例えばフロイトの『夢判断』に「目覚まし時計の音」を例にした刺激夢がいくつも紹介されていますが、どの夢も「音」が夢の中で歪曲されて使われています。
ところが私が今朝見た夢では、刺激材料の音ではなく、その音を発生させている動作の方が歪曲して現れています。
こういう形の刺激夢もあるんですね☆
強迫性障害
ところで夢の中の男性は、執拗に強迫行為を繰り返していますが、このことだけでは具体的な病名は判りません。
もし強迫行為が、何か心的外傷となるような出来事の影響であれば強迫性障害(従来の強迫神経症)と診断されるでしょうが、元々の性格から引き起こされたもの(人格障害)でしたら強迫性人格障害と診断されます。
ちなみに私は「自己愛性人格」「シゾイド(分裂病質)人格」に次いで強迫性人格の傾向の強い人間です。
強迫パーソナリティ/L. サルズマン著
強迫性人格および強迫性人格障害について、精神分析的な立場で考察されています。表紙がけっこう不気味…