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クライエントこそ専門家@クライエント中心療法的な夢分析3

クライエントは、問題の解決方法を知っているだけではなく、解決方法を見つけるまでのカウンセリングの道筋までをも(暗に)知っている☆

夢分析が、真にクライエント中心療法的であるために:

私は夢分析が「クライエント中心療法」的に行われることに、ずっとこだわってきました。しかし最近、「クライエント中心療法」的であることを、実はクライエントに押し付けていたのでは? と思えてきました。
これまで「夢の意味を教えてください」とおっしゃる方はお断りしていましたが、今では「スタートはそれでも全然かまわない」との考えに変わってきました。

夢解釈の工夫:

とはいえ、私には「クライエントの夢の意味が分からない」ことには変わりませんので、結局は「もし私がクライエントと同じ夢を見たとして、そこから個人的に連想すること」をお伝えすることになります。
ただ、クライエントを特定の方向に故意に誘導することにならないように、連想に際しては「肯定的・否定的」と思われる連想それぞれを挙げるように工夫しました。
実際にこの方法で夢分析を試してみたところ、ほとんどのクライエントが、私の連想から個人的な連想を膨らませて行かれました。

クライエントこそ専門家★

よく「クライエントの生活の専門家は、カウンセラーではなくクライエント」と言われますが、これは「クライエントは、問題の解決方法を知っているだけではなく、解決方法を見つけるまでの道筋までをも(暗に)知っている」ことを意味しているのかもしれません。
これまで夢分析をお断りしてしまったクライエントの方々、ごめんなさい(平謝り)
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解決のための面接技法―ソリューション・フォーカスト・アプローチの手引き
ピーター ディヤング, インスー・キム バーグ著
ソリューション・フォーカスト・アプローチ(解決指向ブリーフセラピー)には、クライエントが(問題の答えではなく)問題の解決方法を見つけることを援助する豊富な質問が用意されています★

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