夢占い：山の夢の意味
山の夢の夢占いのページです。山の夢の心理学的な意味についてまとめてあります。
夢占い 山の夢の意味 目次：
夢占い 山の夢の心理学的意味
・山の夢の一般的な意味
・見上げるほど高い山の夢の意味
・山の頂点にいる夢の意味
・山の中で迷ってしまう夢の意味
・山を下る夢の意味
・山を眺める夢の意味
夢診断・夢分析のご案内
夢占い 山の夢 参考文献
夢占い 山の夢の心理学的意味：
山の夢の一般的な意味
山の夢の意味は非常に多岐にわたり、例えば次のような意味があると考えられています。
霊性・神と出会う場所・聖地・聖なるもの・英知・超越性
しかしこれらの意味の多くは宗教や神話に基づいたものであり、現代の特に無宗教の日本人にどれほどの意味があるのかは疑問です。
また若い頃の私もそうでしたが、自己愛的な性格で誇大感が強いような人は、山にこのような意味があると知ると、山の夢を見ただけで自分が神の領域に到達した、あるいはそれに近づきつつあるように思えるなどして、自分が特別な人間になったと錯覚し異様な高揚感を感じことがありますが、もちろん現実の努力なしに山の夢を見ただけで夢見手に何か劇的な変化が起きることはまずありません。
（ユング派の河合隼雄さんも著書に「夢は道を示してくれるだけで、その道に従って努力するのはあくまで夢見手の仕事」旨のことを書いています）
ですから今回の夢占いではユング派の夢事典などに掲載されている、これら以外の現代人にも比較的役立つような意味を中心にまとめました。
見上げるほど高い山の夢の意味
夢に出てきた山が見上げるほど高い場合の意味は、それを見る夢見手の反応によって変わって来ます。
もしその山に対して恐れのようなものを感じるなら、その山の夢は夢見手が直面する困難な課題を過大評価している可能性があります。
（その場合、山に比べてちっぽけな存在の夢見手は、自分の能力の過小評価を意味しています）
対して、もしその山に対して高揚感のようなものを感じるなら、その山の夢は自分が理想視している存在を過大評価、あるいはその山と自分を同一視することによる誇大感を表している可能性があります。
山の頂点にいる夢の意味
この場合も前述の高い山の後者の意味に一部通じるものですが、野心や成功の頂点にあることを示しています。
ということは今が頂点なのですから、用心した方が良いということです。
山の中で迷ってしまう夢の意味
山の中で迷ってしまいどこにも行きつけないような夢は、夢見手が達成不可能な目標に向かって無駄な努力を続けているか、あるいは目標を見失っている可能性があります。
山を下る夢の意味
ユング派の夢事典には「人生の後半」と書かれていますが、ここではユングが「個性化」と名付けた、それまでの山の頂点を目指すようなある意味エゴイスティックな人生を卒業して、仏教の悟りの境地にも似た道を進み出すことを意味しています。
ただし繰り返しますが、山を下る夢を見たとしても、それで自動的に個性化が達成されるわけではなく、苦労しながらその道を歩み続けるのは、あくまで夢見手自身です。
山を眺める夢の意味
夢の中で山を眺める夢は、何か重大な決意を示しているかもしれません。
夢診断・夢分析のご案内：
以上、山の夢の心理学的・象徴学的な意味を考察してみました。
山の夢の「より個人的な意味」をお知りになりたい方は夢診断・夢分析をご利用ください。
※夢には本来、夢占いのような一般的な意味よりも夢見手にとっての個人的な意味の方が色濃く反映されています。 そのため夢占いは解釈をそのまま鵜呑みにするのではなく、そこから個人的な意味を連想するための道具として利用された方が、より役に立つと思われます。
夢占い 山の夢 参考文献：
夢事典／白揚社
夢の事典／彩流社
夢バイブル／産調出版
世界シンボル大事典／大修館書店
イメージ・シンボル事典／大修館書店
世界シンボル事典／八坂書房