2018年12月28日(金)の夢日記
初夢には少し早いですが、一昨日とても印象深い夢を見ました。
夢の内容
架空の会社で事務的な仕事をしている。
私はなかなか仕事を覚えられず、毎日ミスばかりしている。
やがて若い女性が入社し、私の向かいの席に配属される。
彼女は私と違い、とても優秀なため、肩身の狭い思いをする。
ある日の昼休みに会社を抜け出し、自転車に乗ってレコードを買いに行く。
帰りの道中、私のすぐ後ろを先ほどの新入社員の女性が付いて来ているのに気づく。
どうやら彼女は、音楽の趣味が私に近いらしい。
汗をかいて来たので、会社の少し手前のビルの地下駐車場で着替えることにする。
するも彼女もそのまま付いて来て、私より先に服を脱ぎ出す。
ところが驚いたことに、後ろ姿は女性なのに、こちらを向くと男性の体をしていた、つまり彼女は両性具有の体を持っていたのである。
さらに彼女の話では、その体は他人によって作られたもの、つまり人造人間だったのである。
夢分析
美しい容姿と悲劇的な境遇とのギャップ
このサイトには広告を掲載しておりペナルティを受ける可能性があるため、細かい描写は避けましたが、夢に登場した女性はカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』に登場する子ども達のように、社会的な要請を叶えるためという名目の元、もっぱら他人の都合(欲望)で作り出された存在のようでした。
しかしそのような悲劇的な境遇にも関わらず、彼女の後ろ姿はあまりに美しかったため、そのギャップが余計に辛く感じられました。
現在の科学技術では、新種の生物を比較的容易に作り出すことができてしまう…
さらにこの日の夜、録画しておいた「又吉直樹のヘウレーカ! スペシャル “生命”にきまりはありますか?」という番組を見ていて、驚くべき事実を知りました。
それは人工的にプログラムされたDNAを生物に移植させても異常をきたさないことが、確認できているというものでした。
このため現在では、一から生物を作り上げることは困難でも、上述の方法を用いることで比較的容易に新種の生物を生み出すことが技術的には可能となっているそうです。
私の中では、このヘウレーカの情報と先の夢の内容とがリンクし、それゆえ生命倫理に関するシンクロニシティのように感じられました。
補足)ちなみに人間のような「心」を有する存在を作り上げる技術は、現在でも実現する目処が立っていないようです。