ユング命でスタート:
ボクはブログを始めた当初からHNを「カフェの住人(ユング命)」と、カッコ書きで『ユング命』と付けてきました。それだけユング心理学に心酔していたわけですが、(非力ながら)夢分析・心理カウンセリングの仕事を始めてからは少し様相が違ってきました。
ジェンドリンへ傾倒:
夢カウンセラーの養成コースを卒業して、独学でカウンセリングの勉強をしているうちに、ユージン・ジェンドリンの『フォーカシング指向心理療法』という考え方に惹かれていきました。
フォーカシング指向心理療法とは、あらゆる心理療法(したがって、ユング心理学もフォーカシングも含まれます)を「クライエント中心療法」の観点から、簡単に試せるように小さく分解して用いて、なおかつ気が進まなければクライエントがその提案を楽に断ることができるように、言い回しに工夫を凝らしていくような心理療法です。
フォーカシング指向心理療法の考え方は、「工夫こそ我が人生」のボクの性格にピッタリでした♪
また実際に夢分析・心理カウンセリングに用いたところ、効果は絶大でした★
自分の夢を分析していた頃は、元型的に夢を解釈して一人悦に入っていてもそれで良かったのですが、セルフヘルプの援助にせよ治療にせよ、プロとしてお金をいただく以上は「結果」を出さなければなりませんし、その結果が「喜び」にもつながります。
関連ページ:クライエント中心療法的な夢分析
ユング命→ジェンドリン命:
ジェンドリンの「フォーカシング指向心理療法」は
1. ボクの性格(工夫こそ我が命)に合っている。
2. 治療上、極めて有効。
3. 他の心理療法と対立しない。
4. ボクの信条である「クライエント中心」の精神に適っている。
などの理由から、今では夢分析・心理カウンセリングの中心的な位置を占めています。
したがって、このブログのHNも次のように変えることと相成りました。
カフェの住人(ユング→ジェンドリン命)←長っw
※ユング心理学は、夢分析・心理カウンセリングの役に立たないわけではありません。事実、ボクは今でも部分的に利用しています。
批判しているのは「何でも元型的に解釈する」当時のボクの態度についてです。(意外に思われるかもしれませんが)ユング自身は治療に際して、そのような過ちは決して犯さない人でした☆
関連ページ:ユングの夢分析の実際