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自己愛性人格障害的な誇大妄想の心理@夢分析

9/20の夢日記:

デザイン事務所に中途入社する。しかしデザイン力がないので見てるだけ。
黄色を基調とした対称的なデザイン。
女性のチーフデザイナーと話をすることになる。

夢分析:

デザイナーの頃の思い出

夢の内容はデザイナーとして働いていた頃の、ある派遣社員の方との出来事を思い出させます。
その方は以前に雑誌『anan』のデザイナーをしていたことがあり、現在ananでデザイナーを募集していると教えてくれました。私はその話に心動かされ、大して深く考えもせずに作品を見せananの編集長に紹介してもらえるように頼みました。しかしすでに後任のデザイナーが決まってしまったとのことで、この話は立ち消えになりました。
当時はその方から聞いた理由どおり、自分のデザイン力には何ら問題はないが運悪く先に別のデザイナーが採用されてしまったためにダメになったと思っていました。
しかしこの夢の内容から生じた空想は「本当は体よく断られただけではないか」というものでした。
おそらく後者の考えの方が事実に近いような気がします。なぜなら私は社内で比較してもデザイン力が高いとは思えませんでしたし、またIT・水道関連のデザインの経験しかない私にはデザインのジャンルがあまりにも違い過ぎます。

自己愛性人格障害的な誇大妄想の心理

このような心理は一見、自己愛性人格障害の方に多く見られる誇大妄想の心理に近いように思えます。
しかし冷静に当時の心理状態を振り返ってみますと不思議に思えることがあります。それは不安の自覚です。
当時の私は話を聞いたときに自分のデザイン力に対して不安を感じました。しかし(変な話ですが)その不安を感じているにもかかわらず、それが雑誌デザインの仕事に対する不安には結びつきませんでした。
あたかも私の中では「雑誌デザインの仕事に対する自分のデザイン力への不安」と「その雑誌デザインの仕事をすることへの不安」とはまったく関連のない不安であるかのようでした。
今回の夢分析による自身の自己愛性人格障害傾向の自己分析から、自己愛性人格障害の誇大妄想の心理についての新たな洞察が得られました。
関連ブログ:躁病・躁うつ病・自己愛性人格障害の抑うつを解消するための誇大妄想の心理-自由連想法による自己分析・治療239回
自己愛性人格障害 治療・診断ガイド本

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