カップルのチーズ談義@夢日記の夢の夢分析。
夢分析:
たった一行の短い夢ですが一応、自由連想法を使って夢分析してみました。
カップルのチーズ談義からの連想
男性が女性に対して得意げにチーズの知識をひけらかしている
どうだ俺ってすごいだろう?格好良いだろう?とでも言いたげな表情
でもそれが付け焼刃の知識に過ぎないことに薄々彼女は気づき、それゆえ軽蔑している
と同時に、一生懸命に説明する彼に対して自尊心の高まりのようなものも感じている…
夢分析からの洞察:
自由連想法に表れた社会的な内容
このまま自由連想法を続けることもできましたが、何だか途中で馬鹿馬鹿しくなってきました。なぜなら、この自由連想法による夢分析が茶番というか作り物のように思えてきたからです。
たとえば自由連想法の一行目は男性向けのデートのガイド本のような内容ですし、二行目以降はそれに対する心理学的な解釈で、これもまた心理学の本に出てきそうな、取ってつけたような内容ばかりです。
ですからこれらの連想は、無意識を含めた個人の心の内面を如実に映し出すというよりも、むしろ社会や文化などから取り入れられた社会的な内容のように思えます。
もちろんこの夢分析からは、私自身の夢の中の彼への嫉妬心(羨望)や軽蔑心のようなものを感じ取ることも可能です。
しかしそれ以上に、この夢分析の内容に何ら感情的なものを感じることができず他人事のように思えてなりません。まるで架空の小説でも書いているような気分です。
おそらく夢分析がこのようなプロセスになったのには、今読んでいるナラティブセラピーの本、およびその理論の背景となっている社会構成主義と呼ばれる社会心理学の思想が影響していると考えられます。
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