人間関係の心理カウンセリングの難しさ@夢分析 目次:
夢分析
・心理カウンセリングのスタイルの変化
・人間関係の心理カウンセリングの難しさ…
・心理カウンセリングの範囲と責任の拡大
精神分析理論のリビドーの象徴☆夢日記の夢の夢分析。
夢分析:
心理カウンセリングのスタイルの変化
今でも夢の内容から連想されたような精神分析の本を読むことが多いことに変わりはありませんが、その精神分析の理論もフロイトの時代から比べますと、現実の人間関係(ex.間主観性心理学)や社会的な影響(ex.社会構成主義)を考慮するように大きく変化して来ています。
その影響もあってか私自身の心理カウンセリングのスタイルも、クライエントさんの心の中の現実だけでなく実際の人間関係やクライエントさんの置かれている社会的環境をも考慮する、というよりも考慮せざるを得なくなってきているのが実情です。
ただそのように心理カウンセリングで考慮する領域が広がりますと、当然ながら心理カウンセラーが関与する領域や責任の範囲も拡大しがちになります。
人間関係の心理カウンセリングの難しさ…
これまでの心理カウンセリングの多くは、クライエントさんの話の内容を本当のところは何も分からない部外者としてそのまま事実(心的事実)として受け止めることで対処可能でした。
しかし最近の相談内容の多くには(クライエントさんの話を聞く限りでは)むしろ人間関係の相手方に明らかに心理的な問題があるように思えるケースも見られるようになって来ました。
この場合もし本当に相手の方により多くの心理的な問題があると致しますと、いくらクライエントさんの心理カウンセリングを行ってもその効果は限定的なものにならざるを得ません。
せいぜいできることはクライエントさんにリラクゼーション法やアサーション・トレーニング(自己主張訓練)を行ってもらい、少しでも精神的なストレスを緩和することでしょうか。
むしろこのような場合は相手の方の心理カウンセリングを行えば良いのかもしれませんが、それも簡単なことではありませんし、そもそも本当に必要なことなのかの判断も簡単にはできそうにありません。
心理カウンセリングの範囲と責任の拡大
いずれに致しましてもこの先、個人開業での心理カウンセリングの範疇を超えた相談が増えてくることが予想されますので、もっか家族療法や産業カウンセリング(メンタルヘルス対策)の勉強を進めている次第です。
ただ心理カウンセリングの範囲と同時に責任も増えることが予想され、そうなりますと個人開業の心理カウンセラーが果たしてどこまで責任を負えるものなのか、あるいは負って良いものなのかという問題も生じます。
そのため周囲の環境調整が必要となるようなクライエントさんの心理カウンセリングについて、近々スーパーバイザーに相談しようと考えています。
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