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心理カウンセリングが原因でPTSD様のフラッシュバックの悪夢?-夢分析

心理カウンセリングの悪夢…夢日記の夢分析。

心理カウンセリングが原因でPTSD様のフラッシュバックの悪夢?-夢分析 目次:

夢分析
困難な心理カウンセリングの悪夢
PTSD様のフラッシュバックによる悪夢
PTSD様のフラッシュバックに内在する自己治癒力?

夢分析:

困難な心理カウンセリングの悪夢

心理カウンセラーには守秘義務がありますので詳しいことは書けませんが、この夢を見た当時はこれ以上心理カウンセリングを続けるのが困難と感じ、私の方から心理カウンセリングの中止をお願いした直後のことでした。
また、これでやっと精神的苦痛から解放されると思っていた矢先でしたので、その心理カウンセリングのことを引きずるような悪夢を見たことで、自分が予想以上に精神的ダメージを受けていたことを自覚せずには置けませんでした。

PTSD様のフラッシュバックによる悪夢

そして精神的ダメージを受けていたことが実感されるうちに、先の悪夢がPTSD(心的外傷後ストレス障害)様のフラッシュバックによる悪夢のように思えてきました。
(悪夢の形を取った)フラッシュバックによる外傷の再体験、それは私にとって初めての体験でした…

PTSD様のフラッシュバックに内在する自己治癒力?

しかし悪夢の内容を詳細に検討してみますと、それは外傷的な体験そのものの再現ではないことに気づきました。
精神分析家オーウェン・レニックの著書『実践的精神分析入門』によれば、PTSDのフラッシュバックは一見辛い外傷体験の再体験のようでいて、細部をよく調べてみると細かな点で実際の外傷体験とは違っている部分が「必ず」あり、その違っている部分がPTSD治療のヒントであり、またクライエントさんの自己治癒力の表れとされています。
私のケースを考察してみますと、先の悪夢を見た後の数日間は不眠症に悩まされましたが、その間に夢の内容はどんどん外傷体験から離れたものへと変化していき、やがて不眠症も解消しました。
特に治療的なアプローチを取らなくても自然とPTSD様のフラッシュバックが消滅したことは、外傷のレベルが非常に軽微だったことを示していると思われます。
しかしそれに加えて悪夢の内容がどんどん実際の外傷体験とはかけ離れたものへと変化していくに従い抑うつ状態からも脱していったことは、フラッシュバックの内容が実際の外傷体験と細かな部分で異なる点を自己治癒力の表れとするレニックの主張が的を得ているように思えました。
セラピストと患者のための実践的精神分析入門/オーウェン・レニック
著者のオーウェン・レニックは「時間と費用のかかりすぎる精神分析はもはや社会のニーズに合わない」として、まずはクライエントさんのニーズ(目標)を明確化し、その目標達成を治療の目的とすることを提唱しています。その姿勢が「実践的」精神分析というタイトルのゆえんです。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)症状・原因・診断・治療ガイド本

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