2019年4月28日(日)の夢日記。
夢の内容
年長の優しそうな男性と、廃墟となった病院のような所を探索している。
その男性とディスカッションしながら、自己愛に対する理解を深めていく。
プールのような場所に辿り着く。
夢分析
自己愛の語源となった『指輪物語』のナルキッソス
残念ながらディスカッションや自己愛に対する理解の内容は忘れてしまいました。
しかしテーマが自己愛であることから、夢に登場したプールから『変身物語』に登場するナルキッソスが、湖に映る自分の姿に恋い焦がれるシーンが連想されました。
ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』
また夢に登場した男性からは、過度に理想化*されている雰囲気が感じられましたし、舞台である病院の廃墟からも、ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』に登場するベッド上で繰り広げられる幻想的なシーンに通じる、耽美的な雰囲気が感じられました。
*誰かを過度に理想化するのは自己愛的な人の特徴の1つで、その対象にされた人は理想化自己対象と呼ばれます。
参考ページ:「理想化-価値下げ」の防衛機制が自己愛的な症状を生み出す~自己愛講座8
そして布団の中で、これらの事柄に思いを巡らせているうちに、自己愛に対する新たな洞察が次々と浮かんで来ました。
ですので私にとっては、とても意義深い夢となりました。
今回得た自己愛に対する新たな洞察は、カウンセリングのサイトに自己愛講座として追々掲載していく予定です。
参考文献
コクトー著『恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫)』、光文社、2007年
オウィディウス著『変身物語 (岩波文庫)』、岩波書店、1981年