たとえ同じような内容の夢を見たとしても、夢見手によって記録される夢は異なっています。
記録された夢(=夢日記)には、夢見手の興味・関心が色濃く反映されていて、夢の個性を形作っているのです。
あまりに違う夢日記:
以前に、夢分析仲間とタリーズで、お互いに夢分析をした時のことです。相方が、夢日記をまとめてプリントアウトしたものを見せてくれました。
ざっと目を通してみて驚きました。普段、自分が見る夢とは明らかに違っていたからです。
何が違っていたかと言うと、夢の内容というよりも、むしろ注目点(=興味・関心)が私の夢とはまったく異なっていました。
相方の夢日記には、「服や小物のブランド名」が頻繁に記されていました。対して私の夢日記では、せいぜい「服の色」が出てくる程度です。
相方の夢からは、「相方らしさ」とまでは行かないまでも、「自分なら絶対に見ない」夢であることだけはハッキリ分かりました。
夢の個性=夢見手の興味・関心
このことは、たとえ同じような内容の夢を見たとしても、夢見手によって記録される夢は異なってくることを示しています。
記録された夢(=夢日記)には、夢見手の興味・関心が色濃く反映されていて、夢の個性を形作っているのです。
夢に夢見手の個性が反映されている以上、夢辞典や元型論のみで夢分析しても、夢見手にとっての意味は明らかにならない気がします。
大切なのは「夢見手の興味・関心」に従って夢分析を進めて行くことだと改めて感じました。
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夢とフォーカシング―からだによる夢解釈/ジェンドリン著
夢と夢見手の日常生活を結びつける16の質問。