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夢解釈の仕方に反省を促す夢

今朝、直ぐに書きとめなかったので内容は忘れてしまったのですが、その夢を簡単に夢分析した際に「最近ずっと時間に追われる日々を過ごしていたので、それが夢に現れたのに違いない」との解釈をしました。

ところがしばらくしてから自分のこの夢解釈に疑問を感じ始めました。
ここ最近、写真の個展をこなしながら合間にカウンセリングの仕事をし、さらに私自身が初めて企画した次の写真展の準備も同時に進めていたため、気が滅入るほど忙しかったのは確かです。
しかし個展もすでに終了し、また次の写真展の準備についても、自分ではコントロールしようがないことにまで焦りを感じていることに前日気づき、その悩みを手放すことができていたため問題の大半は解決済みでした。

ですから「時間に追われる日々を過ごしていたことが夢に現れた」との夢解釈は当たっていたとしても少し前の状態に対してですし、ましてやすでに解決済みのことですから、このような解釈を得たところで特に得るものもないように思えます。

これまでの夢分析の仕事の仕方に反省を促す機会に

このように考えていた時、日々の夢分析の仕事でも、お客様に対して同じような夢解釈を伝えていたことが多いことに気づきました。
これは多くのお客様のニーズが「夢の意味を知りたい」というものであることから、それに応じた結果でもあるのですが、たとえ意味が分かったところで、それだけでは知的好奇心は満たされたとしても、その方の日常や人生に益するものはほとんど期待できず、これでは十分なサービスを提供できているとは思えません。

私は江夏亮さんという方に夢分析の仕方を教わり、その経験が夢分析やカウンセリングの仕事をするきっかけとなりましたが、その江夏さんが著書の『プロカウンセラーが書いた 自分でできる夢分析 ハイヤーセルフからのメッセージ』の中で「夢はもう一人のあなたからの大切なビデオレター」旨のことを書かれています。
これは夢には警告的な内容を含めて夢見手の人生に肯定的な変化を促す意味が隠されていることを意味した言葉です。

この江夏さんの夢に対する見解からも、過去に起きたことと結びつけるに過ぎない私の夢解釈の仕方は不十分と言わざるを得ないと思います。
今回の夢およびその後の自分の夢解釈は、夢分析の仕事の仕方に反省を促すものとなりました。

夢解釈の仕方 参考文献

江夏亮著『プロカウンセラーが書いた 自分でできる夢分析 ハイヤーセルフからのメッセージ』(Kindle版)

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