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しゃべり場@香取くん「自分の決断で生きる」

6/24の「しゃべり場-自分の決断で生きる」香取くんという男子が出ていました。
香取くんは小学校にも行かず、現在は(形の上では)フリーターのためか、周りから「甘えてるだけ」「逃げてるだけ」「軽蔑する」などと相当叩かれていた様子。
でもボクには正直、言われてるほどいい加減な人には見えませんでした。それに、むしろ色々と考えさせられることすらあったのです。

自分に責任を持つ話し方:

香取くんは終止「自分は○○」という話し方をしていました。これは自分で話したことに責任を持つ態度です。なかなか出来ることではありません。なぜなら、批判の矛先が自分以外に向きようがないからです。
これと対極の話し方が一般論(受け売り)です。「○○さんが言っていた」「人は」「常識的」「世間一般」「普通」「通常」などの単語がちりばめられる話し方です。こちらは話の主体が自分ではないため、(たとえ明言しなくとも)「私が言ったわけではない」との意識がどこかで働いています。
その意味で楽な話し方ですから、例えば著名人や知人への批判などは延々と続いたりするのでしょう。
また「一般論」の内容は「外部環境から刷り込まれた(取り入れた)」ものであるため、「○○であるべき」といった強制的な言い回しになることが多いのもこの話し方の特徴です。
この場合、強制しているのは内なる批判者(超自我、心の中に形成された両親像)です。「内なる批判者」の働きがあまりに強くなると強迫観念に取り憑かれてしまい、こうなると専門家の援助が必要となります。
一方、自分に責任を持つ話し方では「強制的な言い回し」にはなりません。むしろ「○○したい、して欲しい」という欲求の形を取ります。
香取くんは「自分の決断で生きる」が信条の人ですが、それが話し方にも反映されています。自己一致しているのです。
ボクが夢分析を学んだ江夏心の健康相談室でも、「私は○○」のルールが徹底されていました。

分からないことは調べればいい:

香取くんは漢字を書くのが、あまり得意ではないそうです(読みはOK)。ですから分からない漢字はその場で調べるそうです。
分からないことは調べればいい…そう、すべてを暗記する必要はないのです☆
もし今後、自主学習の波が広がって行ったとしたら、暗記主体の学校教育の意義は……学歴(卒業の証)以外に何があるのでしょう?

苦悩の末の光明:

香取くんは4年生の時からの数年間、自分の存在意義について相当悩んだようです。そしてある日、窓から見える夕焼けがあまりにキレイで「あー自分は、この夕焼けを見るために生きてるんだ」と悟ったそうです。
理屈で考えると訳が分からない話ですが、それも無理からぬこと。これは人智を超えた存在の働きなのですから。

真摯に受け止める姿勢:

最後に香取くんは、アメフトの小川くんから受けた指摘「努力が足りない」を真摯に受け止めて帰って行かれました。

話し方ひとつ:

今思えば、香取くんの最初の言い回しが適切でなかった気がします。印象に残っているのは、
「学校に行きたくなかった理由は、何となく」
「人に指図されるのは嫌い」
この時点でネガティブな印象が形成されてしまったのではないでしょうか。ボクもこの時点ではそうでしたから。
ボクは香取くんの生き方を尊重します。「人は人」という意味ではなく、 “共感” を持って。
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