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うしろ向きに馬に乗る/アーノルド&エイミー・ミンデル著 47~49ページを読む。

プロセスワークとユング心理学の関係:

ユング心理学は、すべての元型は深層において混ざり合っていると言います。それは、イメージの中に入って行くと、イメージが自然に流れ出すということを意味しています。ユング心理学では、そのような「流れ」や「混ざり合っている側面」を集合的無意識と呼びます。それはプロセスワークでプロセスと呼ばれているものです。
プロセスと取り組んで行くと、ユング心理学が自己(セルフ)と呼んだものが、流れの過程で “自ずと” 明らかになって行きます。(P.47)

この文章を踏まえて、プロセスワークをユング心理学の言葉で記述すると、以下のようになります。
「現れた集合的無意識と取り組むと、自己(セルフ)が流れの過程で自ずと明らかになる。」
ここでの「集合的無意識・自己(セルフ)」は、必ずしも「イメージ」の形をとるとは限りません。なぜなら、イメージ以外にも様々なチャンネルがあるからです。
とはいえ、「集合的無意識・自己(セルフ)=イメージ」で凝り固まっている私の頭では、具体的にイメージできません。

集合的無意識・自己(セルフ)の体験的理解:

もとい、言葉(思考)以外のチャンネルは頭で理解するものではありません、体で体験するものでした。あぶない、あぶない…

おとぎ話のプロセスワーク:

ユング心理学によって、これまで実に多くのおとぎ話が分析されてきましたが、(当然ながら)分析の対象はナラティブ(物語)のみに限定されてきました。
しかし、おとぎ話には「感情」「人間関係」「動作」など、他のチャンネルも含まれています。これらのチャンネルにも取り組んで行けば、おとぎ話の世界がもっと豊かになって行くのではないでしょうか?
将来的にはグループワークの形ででも、おとぎ話のプロセスワークを試してみたいです☆

ナラティブのプロセスワーク:

ナラティブセラピーで現れて来たナラティブ(物語)にも当然、他の様々なチャンネルの要素が含まれています。これらのチャンネルに取り組まない手はありません!
さっそく、これまで明らかになった自分のナラティブで試してみたいと思います♪

「チャンネルに従う」補足:

基本的な考え方は、イメージ -これは誰にとっても主要なチャンネルですが- だけに囚われないようにするということです。なぜなら、命のエネルギーは、イメージだけではなく動作をも創り出しているからです。(P.48)

転倒の動作

先日行った一連の転倒事故の夢分析において、私はもっぱら自由連想法を用いたわけですが、「転倒」はむしろ動作のチャンネルです。
そこで後日、布団の上であぐらの状態から転倒してみたのですが、反射的に「受け身」をとってしまい上手く行きませんでした。
しかし、今この記事を書いていて気づきました。あぐらです。子供の頃の(ある意味)転倒事故の時にとっていた姿勢です!
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ユング心理学入門/河合隼雄著
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うしろ向きに馬に乗る―「プロセスワーク」の理論と実践
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