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ユング、死の間際のエピソード@ユング心理学講義

魂にメスはいらない-ユング心理学講義/河合隼雄+谷川俊太郎 第2講 夢の中でもうひとりの自分に気づく(P.85-139)を読む。

…ある出版社がユングに、死ぬまでに一般の人にも分かりやすい解説書を書いてくれと頼みに来るんですが、ユングは「できません」と言う。
しかしそれからしばらく経って、ユングはいつもだったら書斎の中で来た人と話し合うのに、街頭でしゃべっていて、しかも聴いている大衆がみんな自分の言っていることをちゃんと理解している、というような夢を見るんです。
それで考え直して弟子たちとともに『人間と象徴』という解説書を書いて一週間ほどで死ぬんです。(P.112)

こんなエピソードがあったとは知らなかった。こりゃ気楽には読めませぬ。
ユングは内面の無意識に対して、ホントに誠実だったんですねぇ。

(日中、夢の如く幻影を見るために)ユングは自分で塔を建て、その中に誰も入れない部屋を造って、そこに籠ってやっていますよ。(P.125)

徹底してますね(感心)。ボクはいつもカフェとかで夢分析をやってしまう(たぶん、寝ているように見えるのでは?)。邪道です。

こっちが自分の気持ちに非常に忠実に言う限り、まず悪くなることはないですね。(P.136)

これが日常でも(特にビジネスの場で!)通用すると楽なんですけどねぇ(タメ息)。所詮、無駄な足掻きなんでしょうか?(脱力…でもめげない)
人間と象徴 上巻―無意識の世界
ユングの文字通り最後の仕事。心して読め!(そーゆーキャラじゃないだろ、お前さんは)
魂にメスはいらない―ユング心理学講義

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