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統合失調症・精神科医への偏見@夢分析

9/2の夢日記:

統合失調症の患者さんが、病院の精神科病棟で身動きできないように拘束されている。
その患者さんに対して精神科医が直接触れないようにと手袋をして治療に当たっている。

夢分析:

統合失調症への偏見

この夢を見た当時、私はまだのクライエントさんの心理カウンセリング夢分析の経験がありませんでした。
そのため私の統合失調症の方へのイメージといえば、主に精神分析的アプローチによる統合失調症治療の本の中で紹介されている患者さん像で、しかも取り上げられる患者さんは急性期と呼ばれる、統合失調症の中でも妄想・幻聴などの症状が極めて重い方々ばかりでした。
夢の「病院の精神科病棟で身動きできないように拘束されている」の部分は、私自身の統合失調症の方に対する恐怖に満ちた偏見を示しているように思えます。
しかしその後に夢分析でお会いした統合失調症のクライエントさんは、(急性期を乗り越え回復に向かわれている方でしたからかもしれませんが)十分にコミュニケーションや内省が可能な方で、私の中の統合失調症のイメージは一変しました。

精神科および精神科医への対抗心や羨望からの偏見

また、この夢の「患者さんに対して精神科医が直接触れないようにと手袋をして治療に当たっている」の部分は統合失調症の患者さんだけでなく、病院の精神科および精神科医の方へも偏見があることを示しているように思えます。
こちらもやはり本やメディアからの影響でしょうか、俗に「3分診療」と言われますように、病院の精神科や心療内科の精神科医の方には「ろくに患者さんの話も聞かないで薬を処方して終わり」というイメージがあります。
しかし実際には時間の許す限り、じっくりと患者さんの話に耳を傾けられる精神科医の方もいらっしゃるはずです。
このような精神科医の方への偏見の裏には、心理カウンセラーとして(精神科医の方は必ずしもこのようにお考えではないでしょうが)同じように心の病の仕事に携わる者としての対抗心や、(これは私個人の問題ですが)何も資格を持たない者*からみた羨ましさからの妬みがあると思います。
*この夢を見た時点では、まだ産業カウンセラーの資格を取得していませんでした。

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