2006/10/08の夢日記:
家にファッションアドバイザーと名乗る男が来ている。今日これから大事な面接(打ち合わせ?)があるので、友人が呼んでくれたらしい。
ところがこのファッションアドバイザー、いくら専門家とはいえ毒舌が過ぎる。
見せる服を次々とケチョンケチョンに貶される…
それでも何とか褒めてもらおうと、必死に服を見せ続ける…
プチ夢分析・夢診断:
貶されても貶されても、褒めてもらおうと必死に取りすがる…
今ちょうど人格障害と共に発達心理学の研究をしていますが、そのことが夢に影響を与えているのかもしれません。
「褒めてもらおうと必死に取りすがる」のは、大人であれば「自己愛性人格における自尊心維持のための病的なパターン」と写りますが、もしこれが幼児であれば、おそらく「親の愛情を得る」ための必死の行動なのでしょう。
シンクロニシティ
翌日サイゼリアで「この夢と似た光景」を目にしました。
男の子が一生懸命、お母さんに話し掛けています。
「ねぇ、ママ。聞いてる? ボクの話、聞いてる?」
お母さんは「いつものことだ」と言わんばかりに(顔色一つ変えず)無視して友達と話し続けます。
「ねぇ、ママ。聞いてる? ボクの話、ちゃんと聞いてる?」
何度も何度も、そう繰り返します…
男の子にはどうして、お母さんが返事をしてくれないのか判らない様子です…
アリス・ミラーは「才能ある子のドラマ」の中で、このような行為は自己愛性人格障害の原因になりかねないことを指摘しています。
しかし他人の私には、この親子の事情は判りません。ひょっとして私自身の自己愛性人格の一面を投影して、過剰反応しているだけなのかもしれません。
とはいえ見ていて、とても居たたまれない光景でした…
しかし、くどいようですが本当のところは何も判りません。
才能ある子のドラマ―真の自己を求めて/アリス・ミラー著
自己愛性人格障害に関する古典的名著★
インナーチャイルド思想の原点となった本でもあります。