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個人の心理を重視するあまり、社会学的な分野の研究を疎かにして来た@夢日記

2016年9月27日(火)の夢日記。

夢の内容

社会の動きを説明するシステム論の本を読んでいる。
紙の白さがとても印象的だ。
向こう側に石丸幹二に似た人が見える。

夢の素材

石丸幹二

石丸幹二さんはよく硬派の情報番組の進行役をされていますので、その点で夢の内容と接点があるように思えます。
また最近、石丸さんがナビゲート役のダリの番組をFBで紹介したばかりでした。

夢分析

個人の心理を重視するあまり、社会学的な分野の研究を疎かにして来た

詳しい内容は忘れてしまいましたが、夢に登場したシステム論とは、家族療法のシステムズ・アプローチのようなものではなく、実証研究に基づいた社会学的なアプローチのようなものでした。
この夢の内容から自分の臨床のスタイルを振り返ってみると、自己心理学を中心に性格などの個人の心理を強調するあまり、集団心理や社会的な事象が個人に与える影響を軽視しがちになってしまっていることに気づきました。

ただ、これには明確な理由があります。
私のような臨床心理士の資格を持たず、かつ個人のお客様を対象とした臨床を行っている者では、お客様の人間関係の問題に対して、仮に組織的な問題の影響の方が大きいように思えても、その組織に対して改善を働き掛ける権限はありません。

所有資格の産業カウンセラーの本来の職務にはそのような仕事も含まれてはいますが、それはあくまで理念上の話で、実際は臨床心理士よりも遥かに知名度も社会的な信頼度も劣る産業カウンセラーがそのような権限を行使できるのは、一般的にその組織と予め仕事上の接点がある場合などに限られます。
ですから分相応の仕事として、対応可能なお客様個人の心理的な側面を重視して来ました。

しかしたとえ権限が及ばない領域だとしても、その領域の特性を知ることはお客様の相談内容の理解に役立つはずで、その視点を欠いていたために、これまで社会学的な分野の研究を疎かにしてしまっていました。
今後は、まずは家にある、社会学を理解するための基本となる考え方を解説した本を読んでみようと思っています。

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