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ある方(夢見手)からのトラックバック。以前に私がトラックバックした記事「生還@死の夢」に対するものです。
さっそく拝見すると、どうやらご自身で夢分析なさった様子。
まず始めに、プロセスが複数の記事に跨がっているため整理します。
夢見手の夢の記事
 ↓
その夢からの私の連想
 ↓
夢見手自身による夢分析

夢見手(クライエント)に起こったプロセス:

夢見手はある大変大きな決断をし、そのことが一月後に迫っていた頃に気になる夢を見る。
そして漠然と夢の意味を考えていたところへ、私の記事がトラックバックされた。その中の “たった一つの” キーワード「象徴的な死」から、夢見手の連想に火がつく。
夢見手は、“誰に頼ることなく” 連想を膨らませて行き、とうとう核心にたどり着く!

夢見手(クライエント)中心療法の大切さ:

夢見手の分析プロセスは、これまで私が幾度となく見てきた「対面での」夢分析のプロセスそのものです。
それを驚くべきことに夢見手は、ほぼ独力で行っています。私の記事が引き金になったとはいえ、それとてアドバイスと呼べる代物ではなく、単に私の “個人的連想” を綴ったものに過ぎません。
「自己治癒力」という言葉がありますが私にとっては、そんな在り来たりの言葉で語れないほどの(畏敬の念とさえ言える)衝撃を受けました。
私は常々、夢見手(クライエント)中心であることにこだわってきましたが、それが単なる理念ではなく「現実のプロセス」として起こったのを見たのは、おそらくこれが初めてです。
もし私が心理学者であったならば論文に取り上げたであろう、ヒデキならずとも感激! の出来事なのです。
今回の夢見手に起こったプロセスは、改めて「クライエント中心療法」の大切さを教えてくれました。

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